【札幌市北区】札駅エリアでロンドン発見!完璧なパブのギネスで喉を潤す!
そろそろ海外に行けるか、まだなのか。わかりません。でも海外行きたいですよね!
皆さんはどこに行きたいですか?
私は、やはり若い時足かけ1年にも満たない時間ですが音楽を習いに行ったパリに、やはり飛んで行きたいです(古いフランス式のホルンを、当時まだ生きていた伝説の名人に習いに行ってました)。
そしてもう一か所、ロンドンも大好きな街です!
ロンドンにも音楽やホルンの貴重な資料がありますし、現在は大好きなワインやコーヒーの集積点でもある。そしてなんと言っても僕にとってはパブ飯が美味しい!
ああ行きたいロンドン!エール、ギネスのようなスタウト、またはサイダー(シードル)を飲みつつ、フィッシュ&チップスやパイが食べたい!
そこで今回は、かねてから札幌駅構内「パセオ」ウエストの1階にある気になっていた「生パスタと500BAR」に入ってみました。お昼はフレンチトーストと生パスタのお店、15時からバーとしても機能しているようです。見た目はバーというより、ロンドンの街角にありそうな、気さくなパブです。
新しいお店に入るのは、いつも期待と不安混じりですよね。私のロンドン愛、パブ愛が満たされるかどうか。。。というのも、結構ブリティッシュパブと名乗ってはいても、私にとって大切なポイントが外れるお店というのも、残念ながら日本の各地にあるからです。
というわけで、なんとなく期待が裏切られるのがイヤで、地元のここには入っていなかったのですが、どうやらついに覚悟を決める日が来たようです。
入ります!
ギネスを頼みます。
お!完全にクリーミーな泡立ち。スタッフの方はきちんと泡が落ち着いた後に再度継ぎ足して、パイントグラスに並々注いでくれます!
ロンドン人にとっては、グラスの中身が1パイント(おおよそ0.58リットル、つまり大瓶よりわずかに少ない)であることはとても大切。ここではきちんとパイント出しをしてくれます。
味の方も雑味がなくスマート。入れ方によってビールの味は変わりますからね。
よし良いお店だ、そう思うと真っ先にフードとして食べたい、「フィッシュ&チップス」をオーダー。
しばらくして、素晴らしくボリューミーなプレートが来ました!ヨーロッパのタラは本来日本のタラよりかなり大型。その文化をリスペクトしてくれているかのようです。
私のロンドンっ子の親友は、大体フィッシュ&チップスで2,000kcalあると言っています。今日ばかりはカロリーは気にせず、頂きます。
おお、意外と軽い。スルスルと食べることができます。フレンチフライもきちんとロンドンらしいカリッとした仕上がりです。
ソースはオーロラソース。これも素晴らしい。オーロラソースはベシャメルソースにトマトとバターを加えたものです。一方最近ではマヨネーズとケチャップのハーフアンドハーフのことも指します。このやり方は日本オリジナルと思われている方も多いようですが、アメリカやヨーロッパでも色々な呼び名で存在しているようです。
そして、ロンドンのパブ飯の調味料の大定番といえば、このモルトビネガー。大麦麦芽を使った日本でいう黒酢に似たようなさっぱり風味のビネガーです。ロンドンの人は、たいていこれをドバドバとかけていました。
イタリアパルマ産プロシュートともピッタリ。快適至極!
秘訣はもちろんスタッフさんの腕に、まずあります。そしてこのギネス専用のサーバーマシーンを使っていることもあるようです。
誤解を恐れずにいえば、コクが濃縮されたコーヒーフラペチーノを飲んでいるような、軽くて焙煎の香りが心地良い飲み物です。
そしてこれはパブ飯というより、パリのブラッスリー飯とも言えるものでしょうが、「ざくざく!ムール貝の白ワイン蒸し」。白ワインの香りで頂くムール貝が、これまたビールにベストマッチ。もちろんワインにも合うでしょうね!
そして器の中に残ったキャベツとスープが圧巻の美味しさでした。
昔を懐かしみ、ムール貝の殻を箸代わりに使う私。ルイ・マルの名作映画「地下鉄のザジ Zazie dans le métro」の中の、有名なシーンを思い出す方も多いのではないでしょうか?
残念ながら、こちらのお店は札幌駅の新幹線工事の関係でなくなる、「パセオ」に入っており今年の9月にはなくなります。
元はといえば、JRの高架化のため札幌駅が北側にずれた時に同時にできたパセオ。後わずかな営業期間の間に、何度か「札幌のロンドン」を味わいに来てみたいと思います。そして昼のパスタも気になります。。。
■生パスタと500BAR■
住所:札幌市北区北6条西2丁目 PASEO WEST 1F
営業時間:11:00〜23:00 ( L.O. Food / 22:00 Drink / 22:30 )
お昼は生パスタのお店、1500からバータイムとなります
公式Instagramは、こちら。