先週、大阪市阿倍野区の「阿倍野歩道橋」の昔と今の写真を比較したものを掲載しましたが「懐かしい」とツイートいただくなどいろんなお声をいただきました。今回も仲良しの報道記者さんが、昔撮影した阿倍野区の写真を提供してくださいました。

記者さんが提供してくださった上の写真には、おそらくは飲み屋街でしょうか。アーケードもありますね。しかし、よくみると「近」と書かれた光る看板がありました。あっ、これは当時の近鉄百貨店阿倍野本店の看板ですね。シャッターが閉まっていますが、撮影したのは2008年3月だそうです。記者さんの話では、右側の飲み屋街の間には、ワッペンを販売している店があった記憶があるそうです。

そして、その記者さんに連れられ「今の場所はこの辺やなあ」と教わったのは、上の写真の地点。あべのキューズモールの北側の道路。キューズモールの吉野家さんなどが並ぶあたりが、１枚目の写真の右側の飲み屋街にあたるそうです。これは知らなければ比べようがないほど変わっていますね。あと、たしかに「近鉄西通り」というのも分かりました。

記者さんからもう１枚提供いただきました。これは1枚目の写真でいうと向かって右側（南側）を撮ったもの。撮影したのは１枚目と同じく2008年3月だそうです。よくみると赤い看板があり、記者さんは「これは路地裏にあった（中華料理屋の）珉珉やで」とおっしゃってました。これは私も記憶があって、アポロビルの裏手から迷路のような路地裏を通って入って行った記憶があります。よくみると、あべのベルタや高層マンションも確認できますね。記者さんの話では、この写真の中央の空き地は「アポロの映画館の別館やったと思う」とのことです。

それが現在では、このような形に。キューズモールで南側のあべのベルタは見えません。あべのは15年ほどで、こんなに変わったんですね。

写真は先ほどの地点から、さらに西へ行ったアポロビルの裏手です。記者さんの話では、このあたりまでアーケードがあって、アポロビルの裏側には、おばちゃんがやってる人気の焼肉店、坂道沿いの写真右側手前には味のある銭湯があったとか。その銭湯は、現在は近くの高層マンションの１階に移転されており、その時使っていたのれんを飾っておられるそうです。

しかし、写真に記録することはとても大切ですね。今回そのことを学んだ気がします。

記者さんはこの辺りで育ったこともあり、再開発工事が始まった時に、仕事帰りに当時のデジタルカメラのスマートメディア（ずいぶん懐かしいですね）に何枚か撮影したそうです。何年も経ち、こうして見比べることができるのは、おもしろいですね。

また、懐かしい写真のご提供がありましたら、このシリーズは続きますw

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