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各駅停車の旅【4日目:青森~盛岡】7日間乗り放題11,330円で青森まで行ってみた!

湯川カオル子旅・グルメ・温泉流浪人

各駅停車の旅は、折り返しとなる4日目になりました。ここまでの総乗車距離は739Km。この日は青森駅から盛岡駅まで戻ります。とは言え、JR東日本の「北海道&東日本パス」を利用しているので、どんなに乗っても11,330円こっきりです。
※JR「北海道&東日本パス」の詳し内容は「1日目」をご覧ください

≪LOVE!ご当地パンとご当地牛乳≫

青森から盛岡までは、ふたつの第三セクター青い森鉄道とIGRいわて銀河鉄道を乗り継ぎます。第三セクターの乗車賃はJRにくらべて割高で、通常203.9kmの移動で5,590円になりますが、「北海道&東日本パス」だとこの区間だけでも、利用価値大です。

青森駅12時ちょうど発の青い森鉄道に乗って八戸へ向かいます。隣には秋田へ向かう特急つがるが停まっていました。

昨日に続き北海道・北東北の縄文遺跡群ヘッドマーク。こちらは遊び心満点!

お昼用に買った“ご当地パン”。青森市に本社を置く工藤パンといえば、イギリストーストが有名ですが、今回は太宰治の代表作のひとつ「人間失格カステラサンド」を購入。ミルク風味のクリームをサンドしたカステラです。このほか「走れメロス黒糖カステラサンド」もあります。

お昼のパンは、ちょうどいいサイズで売っていた青森県産の萩原牛乳と一緒にいただきました。さっぱりとした飲みやすい味。
こうしたご当地牛乳も、地域の味の代表です。

≪車窓に映る田園風景に癒される≫

電車の窓で切り取られた田園風景。こんな景色もローカル電車旅の楽しみです。

3日目に紹介した乙供駅と野辺地駅の間にある千曳(ちびき)駅。駅の近くにある千曳神社に由来する駅名で、霊力を持つ石を千人で曳いて穴に埋め、その上に神社を建てたと伝わります。「ちびき」という陸奥(みちのく)を思わす言葉の響きが好きです。

≪カッコいい広告発見!in 銀河鉄道≫

3時31分八戸着。13時35分発のIGRいわて銀河鉄道盛岡行きに乗り換えます。
途中3日目でも紹介した青森県最後の駅、目時(めとき)駅を通過。土地の名前はアイヌ語の沼や泉を意味する「メントケ」が語源とされています。土地の歴史に触れた気持ちです。

IGRいわて銀河鉄道の車内では、地元、岩手県二戸市にある酒造メーカー、南部美人のカッコいい広告が目を惹きました。
ローカル線では広告のない車両も多いので、こういう広告が見れるのはうれしいですね。そのうえ美味しいお酒です!

≪この日の目的地盛岡に到着≫

15時21分に盛岡駅に到着。今日の旅はここまで!
銀河鉄道の改札口前で見つけたご当地ロッカーを撮影。岩手県の名物や名所、方言をつかった川柳などが描かれます。観光ガイドとして十分役立っていました。

駅ビルで売っていたご当地牛乳は、くずまき高原牧場の瓶牛乳。この日2本目のご当地牛乳です。

≪朝食で地元の味を楽しめるホテル in 盛岡≫

この日は駅から徒歩12分ほどの、ドーミーイン盛岡に宿泊。飲食店が建ち並ぶ盛岡の繁華街大通り商店街も近い好立地。

旅先で、様々な地元の味を楽しみたい。そんな人にオススメが、近ごろ注目されるビジネスホテルの朝食バイキング。
ドーミーイン盛岡では、盛岡冷麺を筆頭に、海鮮瓶詰、郷土料理のひっつみ汁、大谷翔平選手が世界一と絶賛する岩泉ヨーグルトなど、岩手グルメが充実。特に盛岡冷麺は、麺のコシの強さと淡い味つけが癖になる本格的な美味しさでした。

4日目(青森→盛岡)
所要時間:3時間21分(乗り換え1回)
移動距離:203.9m(積算距離:943.1km)
正規運賃の場合:5,590円
※この旅行記で紹介したダイヤは、曜日や時間帯、ダイヤ改正等で変わることがありますので、ご注意ください。

旅・グルメ・温泉流浪人

温泉にハマって全国を旅するようになって、2017年からは旅ライターをしています。ホテルなど宿泊施設の紹介や観光ガイド。グルメ記事では、アフタヌーンティーやカフェスイーツ、ホテルグルメもレポートします。特に草津温泉には今まで200泊以上。ガイドブックには載っていないレアな情報や、草津旅を満喫する方法もお知らせします。

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