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港にたたずむホテルの本格イタリアンランチがおいしい【那覇市】

ユミ地域情報発信ライター(那覇市)

先日紹介した「カフェストレータ」と「Sky salon」のあるホテルストレータをご案内していただいた広報の方から、同じ系列の「ホテル アンテルーム 那覇」もご案内いただけることになりました。

ホテルの様子と「ANTEROOM MEALS」 でのイタリアンのランチの様子を併せて紹介します。

「ホテル アンテルーム 那覇」とは

「ホテル アンテルーム  那覇」の外観
「ホテル アンテルーム 那覇」の外観

「ホテル アンテルーム 那覇」のコンセプトは公式サイトに書いてありました。

「アンテルーム」とは「待合室」を意味します。それは、このホテルを訪れる人たちが、次の目的地に向かうための準備や気持ちを快適に整えることができる「待合室」のような空間を目指し、名付けられました。
私たちが考える「待合室」の“合”は、ホテルに集う人たちの交流だけではありません。ホテルアンテルーム那覇という特別な時間・空間のなかで、アートやカルチャーとの出“合”いの演出もできればと考えています。 」

引用:ホテル アンテルーム 那覇

「ホテル アンテルーム 那覇」は”「常に変化するアート&カルチャーの今」を発信するホテル”なので、ちょっと変わったホテルなのです。

「ホテル アンテルーム 那覇」を案内していただきました

「ホテル アンテルーム 那覇」の入口
「ホテル アンテルーム 那覇」の入口

まずは入口がここです。初めて訪れた方の全員が間違えてしまうくらい入口っぽくありません。実は写真の右側に入口であることが書かれています。

わかりにくい入口ですが、「ホテル アンテルーム 那覇」の”非日常”の演出がスタートしているのです。
自動ドアを開けてホテルの中に入ると、至るところにアートがあります。

大和美緒作《RED DOT(BIO) 》
大和美緒作《RED DOT(BIO) 》

1Fのエントランスにあるこの大和美緒作《RED DOT(BIO) 》には圧倒されます。

糸で織りなす布のようにも見えますし、沖縄らしい波のようにも見えます。製作者には作品の意図があるとは思いますが、私には自然と人々が織りなすもの、過去と現在が紡がれ未来へと続く姿が波になっているようにも見えました。

きっとアートは人によって、その時によって感じ方が異なるのでしょう。それさえも”出合いのひとつ”の演出かもしれませんね。

名和晃平作《Direction》
名和晃平作《Direction》

エレベーターホールにあるこちらの絵は名和晃平作《Direction》のタイトルで、上から下へインクが流れ落ちている様を描いています。重力の存在を可視化されています。この絵画が「ホテル アンテルーム 那覇」の外観のデザインとして施されています。

「ホテル アンテルーム 那覇」の外観にご注目ください
「ホテル アンテルーム 那覇」の外観にご注目ください

「ホテル アンテルーム 那覇」のフロントは2Fにあって、カフェの注文カウンターも兼ねています。声のかけやすい雰囲気がとても良いですね。

「ホテル アンテルーム 那覇」のフロント
「ホテル アンテルーム 那覇」のフロント

フロントは大きなガラス張りの窓に面しているので、船が通るとスタッフが手を振ることもあるそうです。

「ホテル アンテルーム 那覇」は泊港を臨むところにあるので、海に関するモチーフが随所にあります。探してみるのも楽しいですね。

特別にお部屋も見せていただきました。

三重 奈央作《還る日》
三重 奈央作《還る日》

三重 奈央作《還る日》の絵が掛けられているお部屋でした。部屋ごとに異なるアートに見守られています。「ホテル アンテルーム 那覇」の中ではコンパクトタイプのお部屋ですが、必要なものが機能的でセンス良くまとまっています。

”非日常”と”機能性”の両方を満たすのは、とても難しいと思われるのでセンスの良さが光りますね。細かいところに気を配ることも”おもてなし”のひとつと考えているのでしょう。

こちらのサインは浮き輪をイメージしていて、ルームナンバーの下にはめると顔のようになります。かわいいですね。

「ANTEROOM MEALS」 でイタリアンのランチを楽しみました

特別に営業時間前に撮影させていただきました
特別に営業時間前に撮影させていただきました

2Fのフロントの奥に「ANTEROOM MEALS」 があります。広報の方と別れて、イタリアンのランチを楽しみました。

「ANTEROOM MEALS」 のランチメニューはこちらです。

「ANTEROOM MEALS」のランチメニュー
「ANTEROOM MEALS」のランチメニュー

ランチは、前菜とデザートとドリンクバーがセットになっています。パスタなどは好きなものをQRコードからスマホで注文する仕組みです。注文の仕方に決まりはないので、全種類注文しても良いですし、同じものを2つ注文してもOKです。

友人やご家族なら、ひとつずつ注文してシェアすると全種類制覇が簡単です。その中から気に入ったものをおかわりするのがオススメです。


メニューは季節ごとに変わり、私がお邪魔した時は「イタリアの冬の郷土料理」でした。サラダやスープを別途追加注文することも出来ます。

「ANTEROOM MEALS」のドリンクバー
「ANTEROOM MEALS」のドリンクバー

ドリンクバーには、ホットコーヒー、紅茶、さんぴん茶、ピーチティなどがあります。その他の飲み物は別料金で注文することが出来ます。

ピーチティとオリーブオイル
ピーチティとオリーブオイル

ピーチティはほんのりとピーチの香りがしますが、甘くないので食事を妨げませんでした。

前菜

前菜
前菜

まずは前菜が運ばれてきました。

上からクリスピートリッパ、生ハムカネーデルリ(生ハムのコロッケ)、マンテカート(白身魚・ポテト・玉ねぎ)、レンズ豆とコテキーノ(自家製ソーセージ)、ポレンタのサラダ(トウモロコシの粉から作られたピュレ状のおかゆのような料理)、まん中がビーツのサラダです。

どれも2,3口で食べられます。イタリアの郷土料理とのことで食べたことのないものが多かったのですが、どれも素朴な感じがして、おいしかったです。これも新しい味との”出合い”ですね。

フォカッチャ

フォカッチャ
フォカッチャ

布製の袋にフォカッチャが入っています。このまま食べてもおいしいのですが、カウンターにオリーブオイルがあるので付けて食べるとさらにおいしさがupしました。

お土産にしたフォカッチャ(1本)
お土産にしたフォカッチャ(1本)

とても気に入ったので一本お土産にしました。

シェフおすすめパスタ(ホワイトミートソース)

ホワイトミートソース
ホワイトミートソース

ショートパスタに豚肉を白ワインで煮込んだソースが絡んでいます。たっぷりのパルメザンチーズがおいしいです。

スパゲティほうれん草とリコッタ

スパゲティ ほうれん草とリコッタ
スパゲティ ほうれん草とリコッタ

たっぷりの新鮮なほうれん草と自家製のパンチェッタの塩味のバランスがとてもいいです。

カッソーラ カザレッチェ

カッソーラ カザレッチェ
カッソーラ カザレッチェ

イタリアの郷土料理の豚肉とキャベツの煮込みをアレンジしてあります。パスタがS字なのでソースがよく絡んでいます。

アンテルーム特製ラザーニャ

アンテルーム特性ラザーニャ
アンテルーム特性ラザーニャ

アンテルームで人気のラザーニャをヴィーガンにアレンジしてあります。大豆ミートなどを使っているとのことで、ちょっぴり軽やかな仕上がりになっていました。ソースとラザーニャのバランスが絶妙です。

ムール貝とアサリのリゾット

ランチのパスタ類はひと皿の量が少なめなので、全種類食べるお客様も少なくありません。私も全種類食べようと思っていましたが、お腹がいっぱいになってきてしまいました。

どうしようかと迷っているとスタッフの方が「少なめにしましょうか?」と言ってくださったので、さらにわがままを言って苦手なムール貝をよけて頂きました。

ムール貝とアサリのリゾット(ムール貝をよけています)
ムール貝とアサリのリゾット(ムール貝をよけています)

アサリとムール貝から出たたっぷりの旨味がご飯に染みています。トマトの酸味が爽やかさをプラスしていました。わがままを聞いていただいて良かったです。

イチゴのティラミス

イチゴのティラミス
イチゴのティラミス

かわいい!
エスプレッソを染み込ませたスポンジとマスカルポーネチーズで作ったティラミスにイチゴをトッピングしてあります。

ホットコーヒー
ホットコーヒー

ホットコーヒーとの相性も抜群でした。

「ANTEROOM MEALS」は宿泊していなくても利用することが出来ます。港を臨むところにあるので、海に抱かれているような感覚になります。大事な方との食事やご褒美ランチにもピッタリですね。

「ANTEROOM MEALS」の基本情報

住所:沖縄県那覇市前島3丁目27番地11
TEL:098-860-5156
営業時間:朝食:7:00~10:30(L/O 10 :00)
     ランチ:11:30~16:00(ランチL/O 15:00)

地図はこちら。

地域情報発信ライター(那覇市)

東京都出身、那覇に移住して14年目です。沖縄の暖かい気候とおいしい食べ物や作り手との距離の近さに魅せられたので、もうどこにも行かないわ~と思ってます。那覇市の魅力をお届けします。

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