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【仙台】世界でココだけ!2万年前の仙台最古の木に触れる。旧石器時代の富沢遺跡「地底の森ミュージアム」

ずんだ地域情報発信ライター(仙台市)

こんにちは、ずんだです。

前からずっと気になってはいたものの、なかなか行く機会が無かった「地底の森ミュージアム」に行ってみました。場所は富沢、地下鉄長町南駅から徒歩約5分ほどのところにあります。

近代的な建物ですね。受付は地下のようです。階段で下りていきます。

「地底の森ミュージアム」は遺跡を保存しているので、地下からスタートのようです。

「地底の森ミュージアム」は旧石器時代を中心としたテーマミュージアム。「富沢遺跡」から発掘された2万年前の旧石器時代の遺跡面を現地で保存、公開し発見された資料から当時の環境と人類の活動を蘇らせる展示をしています。

早速入ってみましょう。

うわー、突然眼下に広がる遺跡跡です。

この画像はよくパンフレットなどで見たことがありましたが、実際に見てみると、とっても迫力があり、驚きました。

2万年前の遺跡を発掘されたときの状態で保存しているので、入り口も地下だったんですね。この樹木も水分を特殊な薬品に変えて保存することで、本来の色に戻して腐らない物質にしているとのこと。

とても2万年前の樹木とは思えない、迫力です。

2万年前からの地層も見ることが出来ます。

遺跡に残る焚き火跡。この富沢の地で「生活」していたことがわかります。

シカが近くに生息していたんですね。当時の自然環境が垣間見えます。

20分ごとに10分間の動画が流れます。
動画では2万年前の様子を再現しています。
当時の富沢は針葉樹を主に湿地林が広がっていて、シカが時々現れていたようですよ。そんなところに、ある日、旧石器人がやってきて、狩りの途中に焚き火をし、火の回りで槍を直したり食事をしたりしながらキャンプを始めます。

時代の流れの沿って石器も展示されています。こちらは2万年前のハンマーに使われた石。このほか、弥生時代の石器など、年代別に展示がされています。

富沢辺りにも生息していたであろう「ニホンジカ」の剥製。人と一緒に生息していたんですね。

2万年前の「炭」の破片が残っているんです。太古に思いを馳せずにはいられませんね。

所々で「富沢博士」が謎解きをしながらわかりやすく解説してくれます。

2万年前にこの富沢に辿り着いた人々が、ここに住み着いて開拓され、現代の姿になっているんですね。

いかがでしたか?
正直なところ、こんなに凄いミュージアムだとは思っていなかったですし、太古のロマンを感じずにはいられませんでした。

みなさんも2万年前の「富沢遺跡」を訪れてみてはいかがでしょうか?
2万年前の氷河期の遺跡を保存しているのは、世界でここだけですよ!

【地底の森ミュージアム(仙台市富沢遺跡保存館)】
所在地:仙台市太白区長町南四丁目3-1
    地下鉄長町南駅より西へ徒歩約5分
T E L :022-245-9153
休館日:月曜日(休日は開館)
    休日の翌日(休日または土・日曜日にあたる日は開館)
    1~11月の第4木曜日(休日は開館)
    年末年始(12月28日~1月4日)
入館料:大人460円 高校生230円 小・中学生110円

地域情報発信ライター(仙台市)

地域ニュース仙台市担当ライター☆食べ歩き、旅行大好き。お店、空間、場所などを巡って新しいものを発見するのが好き?あれこれ調べてみんなにプランを提案するのが楽しい☆住み慣れた地だけど新たな目線で仙台市の情報をお伝え。仙台近郊にお住まいの方はもちろん、仙台を訪れた方へも、「明日の行動」のお役に立てる身近な情報を。お店や企業のみなさまへも貢献できるように発信していきます。是非チェックしてみてくださいね~!

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