OGK KABUTOの新型ヘルメットシューマ(SHUMA)を使ってみた!重さもチェック!
バイクに乗っていれば、必ず被らなければならないヘルメット。
バイク事故の死亡原因一位が頭部破損であることからもヘルメットは重要なギアです。
もちろん安全性もさることながら長時間ライディングするなら快適性も重要です。
ここ数年で各ヘルメットメーカーから新型モデルが続々リリースされており、インプレなどで使わせて頂く機会が多いのですが進化が凄い。
今回も気になるヘルメットが日本三大ヘルメットメーカーの一つOGK Kabutoからリリースされます。
製品名はシューマ。発売時期は5月下旬なので間もなくです。
今回はありがたいことに、発売前直前にシューマをお借りすることができたので、実際に使ってみたいと思います。
シューマのスペックをチェック
シューマのベンチレーション
SHUMAのプレスリリースやOGK Kabutoホームページを見てみると、重視しているのがウルトラクールシステムというベンチレーション。
実は少し不安です。
毛量が多いからか、それともニブイからか、過去の他ヘルメットのインプレなどでも頭部ベンチレーションの有効性を感じたことがありません。
内装も風が通り抜けるように設計しているとのこと。これはついにベンチレーション効果を体感できる日が来たのかもしれません!
シューマはシールドにも温度抑制効果を追加
シールドは紫外線99%、赤外線76%をカットするCF-1W UICシールドを採用。
色味は完全なクリアですが、ヘルメット内部への熱伝導を低減するのだとか。
これは暑い時期には良さそうです!
シューマの内装はクールマックス+DEO FACTOR
最近洋服などにも採用されることが増えているクールマックス。
吸湿速乾性に優れた素材なので、汗をかいてもべたつくことがありません。
形状安定性にも優れているので、洗濯した際にもシワになりにくいはず。
表地には細菌の増殖を抑制するDEOFACTOR社の制菌加工を施されています。
制菌とは雑菌を増やすことなく、菌数を減少させることなんだとか。
結果的に消臭、防臭効果もあるんですって!汗っかきの人にはありがたい機能です。
現代のライダーに最適化されたシューマの装備
最近ではツーリングライダーの必須装備となってきているインカム。
シューマはインカムの取り付けスペースを考慮した設計になっています。
特にヘルメット内側に入るスピーカーは出っ張ると耳に当たって長時間のライディングでは痛いという人もいます。
あらかじめスピーカーが納まるスペースがくぼんでいるのが素晴らしい!
更にスピーカーを設置した際に本体に繋がる配線ルートも用意されています。
シューマの重さは他のヘルメットと比べると?
ヘルメットの快適性を決める際に大事なのが重さです。
手で持ってしまえばわからない100g程度の違いが首や肩への負担を大きく変えます。
僕が普段使っている軽量・コンパクトが売りのSHOEI Z-7と比べると約90gの差。
90gは数値上の差としては小さくはありませんが、最近人気のシェード付きモデルと比べれば軽量です。
実際に走ってみた
防体は小さいとはいえませんが、エッジの効いたデザインなので見ためコンパクトです。
軽量を売りにしているSHOEIのZシリーズやOGK Kabutoのエアロブレードシリーズに比べれば重いですが、被ってみると短時間であれば大きな違いは感じません。
一番の驚きは、頭頂部のベンチレーション効果の有効性を感じたことがなかったのに、シューマに関しては「すげぇ」って思えたこと。
頭の中心ぐらいを風が抜けてスース―するのを感じます。これは夏場はいいかも!
口元のベンチレーションはガンガン吹き込んでくる感じではなく、緩やかに風が入ってくる感じです。
取りまわしの際に息が切れることがありましたが、シールドが曇ることがありませんでした。
シューマのシールドには後から曇り止め効果のあるピンロックを追加することができますが、大型のブレスガードがついていることで曇りにくいようです。
顎下につけるウインドシャッターはヘルメット脱着時に多少煩わしさがあるのですが、口元にマイクを設置した際に風切り音をかなりカットしてくれました。
最近はモトブログをやっている方も多いと思うので、走行中にしゃべりながら撮影する人には最適な装備と言えます。
軽い、安い、涼しい!
SHUMAは他のOGK Kabutoのフルフェイスヘルメットに比べて安価に設定されています。
単色は2万8600円(税込)。
税込で3万円以下はお値打ち価格だと思います。
更に軽いヘルメットがほしければAEROBRADE、サンシェードなどがほしければKAMUIなどの選択肢がありますが、SHUMAはOGK Kabutoの高いヘルメットクオリティを体感するには十分な性能でした。
これからヘルメットを買おうと思っている方は、選択肢に一つに入れてみてはいかがでしょうか?