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スペインのヘルメットは日本製品の常識は通用しない規格外なヘルメットだった

相京雅行下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

LS2はスペインのバルセロナのヘルメットメーカーです。

2月1日に3つの新作ヘルメットリリースを控え、日本の代理店セイデンより事前に2つのヘルメットをお借りしました。

1つはレーシングヘルメットTHUNDER C GP、そしてもう一つがツーリングヘルメットCHALLENGER C GTです。

ここ数年インナーバイザー付きヘルメットが人気を博しています。透明なシールドの内側にスモーク色の出し入れ可能なバイザーが付いたモデルです。

インナーバイザーを出すことで昼間のまぶしさを軽減できるため、ツーリング用ヘルメットに採用するメーカーが増えてきました。

いい事ばかりに思えるインナーバイザーですが、設計上どうしても発生するデメリットが二つ存在します。

1:帽体が大きくなる

インナーバイザーは額部分に収納することになるので、帽体は一回り程度大きくなってしまう

2:重量が重くなる。

インナーバイザー本体や出し入れする機構を実現するためにパーツを増やしているので重量が重くなる

そのうち二点目を解消しているのがCHALLENGER C GTです。

帽体に軽量で強度に優れるカーボンを採用。顎ひものDリングにはスチールではなくアルミを採用するなど軽量化に余念がありません。

さらに言えばカーボンは高級素材で帽体に貼り付けるのに手間がかかるので高額になりがち。しかしこちらの製品は一般的なツーリングヘルメットと価格が大きく変わりません。

これからヘルメットを買いたいと思っている方や新調したいと思っている方は検討してみてはいかがでしょうか?

下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

下町の小さいバイクパーツメーカーで番頭を務めています。面白い事には大抵首を突っ込みます。ワークマンでアンバサダーをやっていたり、オールアバウトでバイクガイドを担当していたりします。

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