二輪ジャーナリストが買って良かったバイク用品5選
2023年も色々な製品を紹介してきましたが、その中でも特に僕が気にいった物、使い勝手が良かったものなどを紹介します。
1:スマートモニター AIO-5 LITE
TANAXとAKEEYOが販売を行うチギー社のドライブレコーダー付きスマートモニターがAIO-5 LITEです。
画面にはアップルカープレイやドラレコの画面を表示させることが可能で、特にリアカメラの画角が広いので死角がなくなり、ミラーを見る必要がなくなります。
当初携帯ナビを使っている時にブルートゥース接続する分、バッテリーの消費が多くなるように感じていましたが、特に天気の良い日などにスマホホルダーに装着してナビアプリを使っていると、画面の明るさがマックスになるのでスマートモニターを使っている時よりバッテリー消耗が激しい事に気が付きました。
また先日はTANAXでAKEETOとチギー社社長を交えた意見交換会にも参加してきましたが、社長はBMWのGSでチベットツーリングに行くガチライダーで、気温差の激しいシチュエーションでの使用や悪路での走行など、厳しい環境でテストしているので信頼性も抜群。タナックスが取り扱いを決めるのも納得のクオリティです。
ファームウェアアップデートも頻繁に行われており、発売当初からサクサク動く軽さも魅力ですが、最新のファームウェアは更に軽快になっています。
少々価格が高いのがネックですが、発売開始時はクラウドファンディングで支援を募集していて、終わるころには1億円以上の支援を集めたことからも注目度が高い事が見受けられます。
ちなみに現在のアマゾンの実勢価格は8万円ぐらいです。
2:電動エアポンプ CIEL IO-8
バイクの空気圧はガソリンスタンドでガソリンを入れる時に調整していましたが、混雑しているときなど「やりたいけどできない」ことが何度か続いたのと、夏にタイヤの空気圧が不足したことによる、タイヤのバーストが増加してJAFの出動が増えているというニュースを見て電動エアポンプを検討していました。
Amazonではいくつかのメーカーが販売していますが、バイク用品メーカーが絡むものだとキジマとシエル製品のみ。比べるとバッテリー容量がシエル製の方が倍で、価格もシエルの方が安かったのでシエル製を推しています。
ただシエルのIO8はホースの脱着ができないのに対して、キジマ製はホースが外れるので携帯性に優れています。
いずれにしろ燃費の低下やハンドリングの悪化などを防ぐためには空気圧を適正にしていくことが必要なので、電動エアポンプはイチオシのギアです。
先日もクロスカブ納車の際に下取りのアドレスで自走で行きましたが、途中でハンドリングの悪化に気が付きチェックしたところエアバルブが劣化して走行中に少しずつエアーが漏れていたようです。
途中でエアポンプでエアーを追加したので、特に問題なくお店までたどり着けましたが、なかったらJAFを呼ぶところでした。転ばぬ先の杖としてもお勧めです。
こちらのアマゾンの実勢価格は5700円前後です
3:専用インカム
基本的にインカムを装着するとヘルメットが重くなるし、風切り音が大きくなるので装着していなかったのですが、仕事で必要に迫られて検討することになりました。
僕はSHOEIのZ-8をメインヘルメットに使っていますが、Z-8は専用インカムがあったのでチョイスしました。価格がビーコムと同じぐらいですが、ソロツーリングメインの人は専用インカムの方が圧倒的にお勧めです。
理由は風切り音とヘルメットの重量バランスです。
Z-8の専用インカム、セナのSRL-EXTは説明書などを見るとかなり取り付け方が細かく指定されていて、取り付けしている時は「面倒だな」と感じてしまうのですが、装着して走ってみると、インカムを装着すると発生する風切り音がありません。
重量バランスもバッテリーと操作ユニットを左右に割り振っているからか悪くなっている感じがしません。マスツーが多い人はビーコムの方が接続しやすいし、よく行く仲間と中華インカムで揃えるというのもありだと思いますが、ソロツーメインなら断然お勧めです。
僕は音楽の音質とかにはそこまで拘る方ではありませんが、ハーマンカードンという有名オーディオメーカーがスピーカーをプロデュースしており安価なインカムと比べると音質も良いように思います。
僕はショーエイギャラリーで買いましたが、通販での実勢価格は4万2000円前後です。アマゾンでの取り扱いはありません。
4:パープルセーバーモト
高速道路などで故障などでやむを得ず停車しなければならない場合には三角表示板を設置する義務があります。
三角表示板を設置しないで停止していると6000円の罰金と1点減点となってしまいます。ただバイクで三角表示板を持ち歩こうとすると、リアボックス付きやシート下ラゲッジスペースがあるスクーターじゃないと厳しいところがあります。
パープルセーバーモトは三角表示板の代わりになると認められているもので、ミラーなどに引っ掛けて電源を入れて使うことができます。
価格も安いですし、バッグやポケットなどに入れておけるサイズなのでお勧めします。こちらはアマゾンの実勢価格2500円前後です
5:ハクキンカイロ
ベンジンを染み込ませて着火することで繰り返し使うことができるカイロです。フリースの袋に入れて使いますが、60度以上になるのでフリース越しじゃないと火傷してしまうぐらい暖かくなります。
動画で紹介した際にはカイロポケット付きの腰ベルトに入れて使うと便利だと紹介したのですが、マックスフリッツの本店に遊びに行った際に店長が使っていたのがチャムスのネックストラップです。
これで首から下げておくと調度お腹のあたりになってじんわりと暖かくなり、中綿入りのジャケットを着ていると暖かい空気を沢山蓄えてくれるような気がします。
最大24時間使うことができるのですが、燃料を使い切るまで熱いままなので、僕は毎回12時間分の燃料を入れて使っています。
泊りがけで出かける時用に最近チタン製のスキットルも購入しました。実家が伊豆でこの動画をアップしたころは帰省していると思いますが、伊豆高原とかに遊びに行くと寒いので間違いなく使っていると思います。
ハクキンカイロは燃料のベンジンとセットで4500円前後。単品だと3600円ぐらい。少しサイズの小さいミニは2900円ぐらいです。僕は両方持っています。