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「梅は岡本」関西有数の梅林が神戸の岡本に【撮影スポット紹介】

Akiブロガー / くらしフォトグラファー

この季節のお出かけにおすすめの撮影スポットを、筆者が過去に撮影した写真とともに紹介します。岡本梅林公園(兵庫県神戸市東灘区)です。

岡本梅林公園
〒658-0072 兵庫県神戸市東灘区岡本6丁目6−8
阪急「岡本」駅より徒歩約9分

古くから愛される梅の名所

この地域は「梅は岡本、桜は吉野、みかん紀の国、栗丹波」とうたわれている梅の名所です。1798年の「摂津名所図会」に江戸時代の岡本梅林の様子が描かれており、古来より多くの人が観梅に訪れる場所でした。

かつての大規模な梅林は昭和13年の阪神大水害や、昭和20年の神戸大空襲、その後の宅地化などを経て喪失してしまいますが、現在の姿の「岡本梅林公園」が昭和57年に開園。約200本40種もの梅の木が植樹されており、春先の梅の季節には神戸市内外から多くの人が訪れる人気のスポットです。

「岡本梅林公園」は阪急岡本駅から歩いて10分ほど歩いた小高い場所にある梅林です。梅の花を観賞するのはもちろん、神戸の街並みを望むことができます。駅からのアクセスがよくて入園無料なのでとても気軽に寄れるおすすめの公園です。

カメラを持って訪れる人も多く、写真撮影を楽しめる人気スポットです。家族やペットともに訪れて記念写真を撮る姿もよく見かけます。園内には枝垂れ梅など背の低い木もあるので、ペットや小さいお子さんと一緒に写真を撮りやすいと思います。

様々な種類の梅が植えられていてそれぞれ見ごろの時期が微妙にずれるので、2月上旬から約1か月と長期にわたって梅の花を楽しむことができます。気温が平年並みの場合、梅の花のピークを迎えるのは3月上旬です。例年2月下旬には「摂津岡本梅まつり」が開催されます(2024年は2月25日に開催)。近くの商店街などからお店の出店があり例年大勢の人が訪れます。

「岡本梅林公園」は敷地が特別大きいわけではありませんが、高低差がある構造なのが特徴です。小高くなっているところまで登れば梅林と岡本の街を見下ろすことができます。ぜひ上からの眺めを楽しんでください。

白い梅、濃い赤、淡いピンク、薄い緑など色とりどりな梅の花を楽しむことができます。梅は香りも豊かなので満開の時期に訪れると園内を歩くだけで花の香がただよってきます。

メジロやヒヨドリなどの野鳥も梅に誘われてやってきます。かなり人と近い距離まで来てくれるので野鳥の観察や撮影にもおすすめです。

メジロやヒヨドリ、ジョウビタキなど様々な野鳥も見られる。
メジロやヒヨドリ、ジョウビタキなど様々な野鳥も見られる。

梅の花の季節にはスイセンの花もたくさん咲いています。

スイセンの花
スイセンの花

近隣も風情豊かで写真映えする

神戸市東灘区の岡本といえば、昔ながらのお屋敷があったり、駅のまわりは石畳できれいに整備されていたりして、おしゃれで上品な町です。

そんな岡本には近隣にもうひとつ梅の名所「保久良梅林」があるので、時間に余裕のある方はこちらもあわせてお越しください。

「保久良梅林」も「岡本梅林公園」と同じく昭和後期に整備されました。白梅約150本、紅梅約100本とたくさんの梅の木が集まっています。山の上にあり、見ごろの時期は岡本梅林公園と比べるとやや遅く3月の中旬頃になることが多いです。

紅白の梅の木が並ぶ
紅白の梅の木が並ぶ

保久良梅林のすぐ横には保久良神社があります。ここにたどり着くまでの道のりは勾配の急な坂なので大変なのですが、そのぶん眺望が素晴らしいです。

歩きやすい恰好、体温調節のしやすい服装でお越しください。

参考:東灘区 梅の花:神戸市公式ウェブサイト

関連ブログ:神戸の梅の名所・撮影スポットと梅祭り情報・開花状況まとめ | 神戸ファインダー

関連記事:スマホカメラでもOK!梅の花をきれいに撮る方法(Aki) - エキスパート - Yahoo!ニュース

ブロガー / くらしフォトグラファー

ガジェットの情報を発信するブロガー。得意分野はカメラ関係。明日から使える写真撮影のコツや、あると生活が便利になるアイテムなどを分かりやすく紹介しています。取り上げるアイテムは実際に使って良かったものだけに厳選。 日常の何気ないシーンや家族と過ごす生活の写真を撮る "くらしフォトグラファー"として活動。特別ではない平凡な毎日を撮ることの魅力や価値を発信しています。 神戸ファインダー / ピークデザインのある暮らし / シタタカライフ など複数のウェブサイトを運営。1989年生まれ / 兵庫県神戸市育ち

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