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中高生を塾に通わせても「楽に貯蓄に成功する人」がやらない“3つの習慣”

あき/家計管理アドバイザー家計管理アドバイザー

「うちは中高生の子どもを塾に通わせているのでお金が貯まりません」というご家庭は多く見られます。しかし、その反面、「うちは中高生の子どもを塾に通わせていてもお金を貯めています」というご家庭も。

今回は、家計管理アドバイザーから見た「中高生を塾に通わせてもお金を貯められる家庭の習慣」をご紹介します。

1:塾の言いなりにならない

塾からの学習アドバイスを取り入れることは、とても大切なことです。しかし、塾側もやはり商売です。あの手この手で、できるだけ高額なプランを提案したいというのが本音でしょう。

「塾に通わせてもお金を貯める家庭」では、このような塾とのプランのすり合わせがとても上手です。わが子にあったプランを、塾の言いなりになるのではなく、一緒に考えます。「いる・いらない」を人任せにしないからこそ、適切な学習計画を立てられるのです。

2:「知らない」「分からない」と言うのをやめる

「子どもの学習のことは分からないから」と、塾や本人に丸投げしてしまうことで、様々なプランが過剰になってしまいやすくなるものです。塾に相談するとしても、「知らない」「分からない」が多いほど、うまく丸め込まれてしまうのです。

一方、「塾に通わせてもお金を貯める家庭」では、お子さんが希望している学校の受験方法や学費など、日頃からお子さんと一緒に情報を収集する習慣がついています。そのため、「知らない」「分からない」にお金を払うことが少ないのです。

3:「安心感」にお金を払わない

塾に通っても全く成績が上がっていないのに、塾を変えたりやめたりすることが不安で、安心感を得るために通い続けているという話もよくあることです。このような安心感のためだけにお金を払うことが習慣になってしまうと、割高な塾費を払っていると分かっていながらもやめられないということにもつながります。

一方、「塾に通わせてもお金を貯める家庭」では、必要ないと思えば、容赦なく切り捨てる思い切りの良さを持っていることが多いものです。本当に必要なものだけにお金を使う習慣ができているため、塾に通いながら貯蓄も両立できるバランスの良い選択ができるのです。

まとめ

貯蓄上手な人のなかには、塾の費用を節約するために、塾に通うのは、中3、高3の時のみ、その他の学年では家庭学習の充実で上位をキープするという人もいるほどです。

どのような塾に通わせるかは、お金の面だけで決定すべきものではありませんが、過剰になりすぎて、お子さんの将来のための貯蓄がおろそかになってしまうようでは本末転倒です。

「塾に通わせているから貯蓄が出来なくても仕方がない」とあきらめる前に、塾に通わせても赤字にならないような仕組み作りを心がけましょう。

家計管理アドバイザー

家計簿・家計管理アドバイザー。東京都在住。子供3人の5人家族の主婦。家計簿歴20年以上。主婦業、家計簿、家計管理、ポイ活などが専門。テレビ出演や雑誌などへの掲載多数。著書に「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」「ズボラ家計簿」練習帖(講談社)など。

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