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夏場の電気代が減る!電気代が安い人がやっている”4つのこと”とは?

あき/家計管理アドバイザー家計管理アドバイザー

記録的な猛暑が続き、電気代が気になるという人も多いのではないでしょうか。

ここでは、いつも電気代が高い人と、安い人の差から、夏場の電気代をできるだけ安くするための具体的な方法を紹介しています。

夏場の電気代を少しでも安くしたい人は、まだ実践していない方法がないか確認してみてくださいね。

1 アンペア数を確認している

電気代を節約するための「基本のキ」ともいえるのが、契約しているアンペア数の確認です。

電気代がいつも安い人というのは、自分が契約しているアンペア数をよく知っています。

適切なアンペア数で契約できているか定期的に確認し、高いと感じれば下げるといった行動も当たり前のように行っている人が多いものです。

一方、電気代がいつも高い人というのは、電気代のアンペア数を「引っ越しをした時から一度も変更した覚えがない」または「すぐにブレーカーが落ちるので上げる一方になっている」という人が圧倒的に多いのです。

確かに、ブレーカーがすぐに落ちてしまうのは不便ですから、時にはアンペア数を上げることも必要です。

しかし、実は一度に使う家電が多いだけで、家電の利用の重なりを解消すれば、意外と1つ下のアンペア数でも充分に足りるという人も多いのです。

電気代がいつも安い人ほど、安易にアンペア数を上げる選択をするのではなく、今のアンペア数でもブレーカーが落ちないようにするにはどうしたらよいかを考えるなど、電気代を上げない工夫をする方を選択する傾向がありますので、電気代が気になる人は、参考にしてみてください。

もちろん、電力会社によっては、契約アンペア数よりも電力量料金の単価を気にした方が良い場合、利用する時間帯を気にした方が良い場合もありますので、今一度ご自分が契約している内容を確認することが節電のための第一歩になりますよ。

2 冷房の効率を高める行動をしている

電気代がいつも安い人というのは、カーテンやドアを閉める、部屋のなかでは寒さを感じない程度の薄着で過ごす、家族がリビングに集まる習慣がありエアコンをつける部屋をリビングだけで済ませるなど、冷房の効率を上げるための工夫が当たり前になっている人が多いものです。

そのため、夏場のエアコンの温度をやや高めの設定にしても涼しさを感じることができ、エアコンの電気代を抑えることができるのですね。

一方、電気代がいつも高い人というのは、寒さを感じるほどの温度設定にしていたり、家族がそれぞれの部屋でエアコンを強めに長時間つけていたりと、エアコンの節電に対する行動をあまり意識していないという人が多いものです。

もちろん、「暑さを我慢してエアコンの利用を控える」という節電は健康のためにも行わない方がよいものですが、つけているエアコンの冷房効率について意識したことがないという人は、まずはやや高めの温度設定でも涼しさを感じられる工夫を取り入れると、電気代を安くすることができますよ。

3 早寝早起きを意識している

電気代がいつも安い人というのは、夜は早めに就寝し、照明がなくても活動できる朝の時間を大切にしている傾向があります。

朝の時間をうまく使って活動することで、意図せずダラダラと夜更かしをしてしまうことも減りますし、電気代の節約だけでなく、睡眠不足で日中の活動に支障がでるということも少なくなります。

もちろん、人によっては、昼間は就寝し、夜に活動しなければならないという人もいると思います。しかし、そのような場合でも、電気代がいつも安い人は、夜間の電気代の契約内容などを確認し、電気代が少しでも安くなるように工夫していることが多いものです。

電気代のために夜間に外出する必要はありませんが、家で過ごす時間が長い人ほど電気代が高くなる傾向がありますから、電気代が気になる人は家での過ごし方などを見直してみるとよいでしょう。

4 利用明細をよく確認している

電気代がいつも安い人というのは、電気の利用明細をよく確認しているという人が多いものです。

そのため、昨年より電気代が上がっている、下がっている、電気の利用量がいつもより多くなっている、少なくなっているなどの変化を敏感に感じ取ることができます。家電の量を増やすと電気代が上がるため、家電の量も一定数から変えない人が多く、そのため電気の利用量につても、昨年同月と比べ増加するということが少ない傾向にあります。

もちろん、近年の電気代の値上がりによって、使用量は変わらなくても電気代が大幅に高くなってしまっている人も多いものですが、日頃から使用量が増えていないことを確認している人なら「家電を買い替えない限り、これ以上使用量を減らすのは難しい」などと判断でき、必要のない節電行動は行わないなどの判断も行うことができているはずです。

一方、日頃から利用明細などを確認する習慣がない人は、昨年より電気代が上がっているという金額だけにとらわれてしまい、節電のための行動をどこまで頑張る必要があるのか判断できないという人が多いものです。やみくもな節電行動は実を結ばない可能性もありますから、自分にとって必要な節電行動を今一度確認すると良いでしょう。

まとめ

夏場はエアコンなどの利用が増えるため、エアコンの必要ない時期に比べ、どうしても電気代は高くなりがちです。

しかし、その中でも、比較的夏場の電気代を安くできている人もいますから、夏場の電気代が気になる人は、健康に留意した上で、できることから参考にしてみてくださいね。

文/家計簿・家計管理アドバイザー あき
著書に「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖(講談社の実用BOOK)」「スマホでできる あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他 

家計管理アドバイザー

家計簿・家計管理アドバイザー。東京都在住。子供3人の5人家族の主婦。家計簿歴20年以上。主婦業、家計簿、家計管理、ポイ活などが専門。テレビ出演や雑誌などへの掲載多数。著書に「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」「ズボラ家計簿」練習帖(講談社)など。

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