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自然と食費が減る!「いつも食費が安い人」の”夕食の特徴”5つとは

あき/家計管理アドバイザー家計管理アドバイザー

最近の値上げラッシュの影響もあり、「食費を少しでも減らしたい」という人も増えているのでは?

食費の中でも高くなりがちな「夕食」を少しでも節約できれば、家計も助かりますよね。

今回は、家計管理アドバイザーとして「この人は食費の節約が上手だなと感じる人の夕食の特徴」をご紹介します。

「無理なく食費を安くするヒント」として、よかったら参考にしてみてくださいね。

1 「特売品」を使う

「いつも食費が安い人」の献立を見ると、「激安スーパーで特売だったお肉をメインに使いました」など、必ずと言っていいほど「特売品」が登場します。

なかには、「そんなに安い値段で買えない」などと考えてしまう人もいると思いますが、食費の節約が上手な人は「上手に特売品を使う」ということもできます。

スーパーに行ったら、まず「特売になっている肉や魚」の種類と値段を確認し、「特売品をメインとした献立」を考えて、買い物を済ませる。「忙しくて、特売品をチェックできない」という人は、「近所のスーパーの中でも一番お得な値段で購入できる店舗にいつも通う」。

たったこれだけでも、食費の中でも大きな出費となる「メインとなる食材の費用を抑えることができる」ため、食費の増加を防止する効果が見込めます。

もちろん、特売品だからといって、無駄に買いすぎ、食材のロスを招いてしまっては本末転倒です。節約上手な人ほど、特売品を上手に使いますが、飛びついて散財するようなことはしないのです。

鮮度を落とさないうちに使い切れる量の「特売品」を賢く夕食に取り入れ、無理なく食費の増加を防止していきましょう。

2 「作り置き」をする

「食費の節約が上手な人の夕食」には、「作り置き」が上手に活用されていることも多いものです。

週末などの空いている時間を活用して、一度にまとめて調理を行い、平日は「作り置きしたおかず」を少しずつ食卓に出すなどの工夫をしている人も多く見られます。

食事の支度をする際に、一品だけでも「すでにできている」と、調理のための光熱費や手間を削減できますし、食材を余すことなく使い切ることで、無駄な食費を抑える効果も期待できます。

忙しい人は、「わざわざ作り置きをするための時間を確保する」ことは難しいでしょうが、作るついでに「日持ちしやすいおかずを多めに作っておく」くらいは充分可能なのではないでしょうか。

もちろん、鮮度や味が落ちることなどが気になる人は、「作り置き」には向いていません。手間や食費がかかっても「毎日作りたての料理しか夕食に出したくない」というこだわりがある人は、無理をして取り入れる必要はありません。その他の「やってみたい」と思う食費の節約術に挑戦しましょう。

3 「使い切り」を徹底する

「食費の節約が上手な人」は、「特売の肉を一度に大量に購入し、日を変えながら残さず使い切る」など、「食材を使い切る」ことも上手です。

日頃から一度に使い切れなかった食材を、味付けなどを変えながら残さず使い切る習慣があると、「余っている食材でもう一品作る」という習慣がつくので、自然と食費を減らすことができるのですね。

なかには、「野菜の皮」など、通常なら捨ててしまうようなものまで使って「もう一品を作る」達人もいます。さすがにここまでは、なかなか取り入れにくいと思いますが、「食費を無理なく節約したい」のであれば、「大袋で購入した野菜」などを「腐らせることなく使い切る」などのことは、最低限取り入れたいものです。

実は、このような「使い切り」が上手な人というのは、冷蔵庫の在庫をしっかり把握している人が多いものです。「冷蔵庫に残っているもので一品は作れるから、買い物は足りないものだけにしよう」など、当たり前のように食費の節約の意識が習慣になっている人ほど、食費を安く済ませることができているものです。

4 「ワンプレート料理」を使う

「食費の節約が上手な人の夕食」は、「頑張りすぎていないこと」も大きな特徴のひとつです。

食費を継続的に安くするには、長期的に「基本は自炊」を継続することになりますが、日々食費の節約だけを考えて買い物をするのは、ストレスになりますよね。

そのような「食費の節約に疲れた時の夕食のメニュー」として活躍するのが、カレーや丼ものなどの「ワンプレート料理」です。

華やかな食事を毎日手作りするのは骨が折れるものですが、「たまにはワンプレートでもいいか」など、毎日自炊をし続けることのハードルを下げておくと、「ストレスをためずに食費を安くすること」が可能になります。

なお、「ワンプレート料理」は、「食費の節約」だけでなく、洗い物も少なくなるので、「水道代」の節約につなげられる可能性も高まります。

5 「ふるさと納税」を使う

「食費の節約が上手な人の夕食は、味気ないに違いない」と思い込んでいる人も多いのですが、意外と華やかで豪華なのでビックリすることも。

そのような豪華な食材を夕食に取り入れていると、「食費の節約は大丈夫?」と気になる人もいるかもしれませんが、そのような豪華な食材には「ふるさと納税」を活用してるという節約の達人が多いものです。

「ふるさと納税」は、寄付金のうち2,000円を超える部分については税金の還付や控除が受けられるので、少ない負担で「普段は購入しない豪華な食材」などが入手できます。

「食費を増やすことなく、たまには豪華な食事も楽しみたい」という人は、「ふるさと納税」を上手に取り入れることを検討するのもひとつの方法です。

まとめ

今回は、「食費の節約が上手な人の夕食の特徴」を紹介しました。

1日の食事の中でも、一番食費がかかりやすいのが「夕食」ですから、日々少しずつの節約の差が、年数を重ねるごとに大きな差となって現れます。

「少しでも食費を節約したい」と考えている人は、「大きく食費を節約する」ことより、「毎日少しずつの節約を積み重ねる」ことを意識することから始めてみてはいかがしょうか。

文/家計簿・家計管理アドバイザー あき
著書に「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖(講談社の実用BOOK)」「スマホでできる あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他 

家計管理アドバイザー

家計簿・家計管理アドバイザー。東京都在住。子供3人の5人家族の主婦。家計簿歴20年以上。主婦業、家計簿、家計管理、ポイ活などが専門。テレビ出演や雑誌などへの掲載多数。著書に「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」「ズボラ家計簿」練習帖(講談社)など。

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