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片づけられないモノを見ればわかる。「お金が貯まらない家」にある”3つのアイテム”

あき/家計管理アドバイザー家計管理アドバイザー
片づけられない家のイメージ画像

「片づけが苦手な人は、お金も貯まらない」と言われますが、お金が貯められない人は、どのようなモノを家にため込んでしまうのでしょう。

ここでは、家計管理アドバイザーから見た「お金が貯まらない家にあるモノの特徴」を紹介します。年末の大掃除もかねて「家を片づけたい」と意気込んでいる人は、あてはまるところがないか確認してみてくださいね。

1:今は使っていない「便利だった家電」

コーヒーメーカーや、ミキサーなど、お金が貯まらない家には、今は使っていないものの「以前は便利だった家電」がいくつもあることが多いのです。なかには、高いお金を出して購入した家電もちらほら。購入する時には「これがあったら便利」「素敵な生活が送れそう」など、今よりワンランク上の生活にあこがれたのでしょう。

しかし、いざ購入してみると、「機能が多すぎて使いこなせない」「時間がある時に使おうと思ったものの、いつも時間がない」などの理由から、いつの間にかお蔵入りに。

しかも、高いお金を出して買ったと思うと「いつか使うかも」と、もったいなくて捨てられないのです。

このようなモノがたくさんある人は、「憧れの生活」のためにお金を使うものの、現実的には、今のライフスタイルに合わず「実践できない」のです。

せっかく購入したものでも、使わないなら無駄遣いになってしまいます。

潔く捨てることで、「高いお金を出したのにもったいなかったな」と思えば、次回からの戒めにもなりますよ。

2:いつのものか分からない「明細」

お金が貯められない人が意外と捨てられないのが、「明細」や「領収書」などです。

お金が貯められない人は、いつもどこかでお金のことが気になり、「いつかしっかりしなければ」と考えている人が多いものです。しかし、現状では、日々の忙しさなどを理由に何もできていない。

この罪悪感を紛らわせるために、「そのうち帳簿につけてしっかり管理しよう」などと、「明細」や「領収書」などを捨てずにとっておくのです。なかには、10年前の水道料金の明細などを、見返すこともないのにいつまでも取っておく人もいます。

もちろん、保管しなければならない大切な「明細」や「領収書」は、しっかり保管しておかなければなりません。

しかし、とっておいてもいつまでも見返さない、捨ててしまっても問題がない「明細」や「領収書」は、不要です。


「いつかお金の管理に使うかも」と考えるのではなく、いったん1ヵ月以内程度のもの以外は捨て、今月の分だけでも今すぐ家計管理を始めましょう。

月末になっても始められないのであれば、また来月分から始めれば充分ですよ。

3:とりあえずとってある「袋」や「包装紙」類

最近は、エコバックなどの普及により、以前よりお店でもらう「袋」類は少なくなりました。

それにも関わらず、お店でもらった「袋」や「包装紙」などを保管しておき、いつまでも減らせない人が多く見られます。

「少しでも無駄にしないように」など、もったいないという気持ちがある点は素晴らしいことです。しかし、ほどんど使う機会がないにもかかわらず、いつまでもしまいっぱなしになっており、さらに年々増えているなら、それは過剰な在庫です。

「1年程度で消費する」と思われる分だけ保管し、あとは捨ててしまっても問題ないでしょう。

このような人は、実は「小さな出費」には気をつけるものの、意外と「大きな出費」には鈍感という人が見られます。

レジ袋代として数円を支払うことは渋るのに、ATMの手数料は気にしないなど、アンバランスな支出感覚になっていないかも確認しましょう。

「お金が貯まらない家」にしないために

お金が貯まらない人は、「いつかやろう」と思ったまま、やるべきことを先延ばしにする人が多く見られます。

片づけも同じで、「今は使わないけれど、いつか使うかも」など、「いつか」のために捨てられないモノが多いほど、また「すぐに使わなくなるもの」にお金を使いすぎてしまうのです。

所有するモノは、使うモノだけ。それほどモノを捨てなくても、いつもスッキリと片づいている家ほど、無駄遣いが少ないものです。お金が貯まらないことに悩んでいるなら、「いつまでも片づけられないモノ」を見直してみてくださいね。

家計管理アドバイザー

家計簿・家計管理アドバイザー。東京都在住。子供3人の5人家族の主婦。家計簿歴20年以上。主婦業、家計簿、家計管理、ポイ活などが専門。テレビ出演や雑誌などへの掲載多数。著書に「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」「ズボラ家計簿」練習帖(講談社)など。

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