福島を代表する桃の人気品種「あかつき」が、出荷の最盛期を迎えています。フルーツ王国福島市の中でも特に果物の生産が盛んな飯坂町湯野地区の「ヤマキタ佐藤果樹園」を訪ねました。桃の仕分けと箱詰め作業の様子をお届けします。

果樹栽培に適した飯坂町

福島市飯坂町は、福島盆地の山裾に位置し、果樹に最適な土壌と夏は暑く、寒暖の差が激しい気候がおいしい桃を育てます。
特に飯坂町湯野地区は全国有数の果樹産地で、「ヤマキタ佐藤果樹園」は、市街地より標高が約100メートル高い場所に位置しています。

はつひめからかぐやまで6種類の桃とりんごを栽培しています。果樹畑からの吾妻連峰の眺めが美しく、鳥がさえずり、水のきれいなのどかな場所です。

あかつきの特長

見とれるほど美しい桃色。こちらは、福島県の桃を代表する「あかつき」。国内で生産される約半数は福島県産で、硬めでとても甘くみずみずしく人気の品種です。

福島市内の祭り「信夫三山暁（しのぶさんざんあかつき）参り」にちなみ命名されました。

味見で剥いていただいたあかつき。皮を剥くとつやつやで果汁があふれ出していました。

少し硬めの食感で、とっても甘くてあっという間に完食！

桃の仕分け箱詰め作業

さて、そんなおいしい桃を暑い中、消費者に届けてくれるヤマキタ佐藤果樹園のオーナー佐藤孝仁さんとスタッフが桃の仕分けと箱詰め作業をおこなっていました。

桃の大きさや形・色などの状態を確認しながら、ひとつひとつ丁寧に手作業で箱詰めしていきます。

ちなみに、収穫最盛期の佐藤さんの1日の大まかなスケジュールがこちら。

早朝から日が暮れるまで休みなく大忙しです。さらに今年は、昨年と比べると約5日早いペースで収穫が進んでいるそうで、急ピッチで作業に追われていました。おいしい桃を育てて、届けていただき感謝ですね。

ヤマキタ佐藤果樹園の桃は、福島市内の産直市場「ここら」で購入することができ、こちらのかわいい桃ネコのシールが目印です。

出荷店舗などの状況は、公式Twitterでご確認ください。

ちなみに桃は、お尻の部分から甘い香りがしてきたら食べごろのサインです。
ヤマキタ佐藤果樹園では、あかつきの出荷は、概ね今週いっぱい続く予定で、次は「まどか」が旬を迎えます。まだまだ続く福島市の桃リレーを楽しみましょう！

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