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【葛飾区】赤いモミジが彩る柴又帝釈天の庭園!秋の「邃渓園」に紅葉が映えています

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

葛飾区きっての観光地といえば柴又帝釈天。お参りの人々が集まる帝釈堂の奥には、風情ある庭園の「邃渓園(すいけいえん)」がひっそりと広がっています。

現在、庭園のあちこちでカエデの紅葉が進んでおり、池の周囲に秋の彩りを添えています!
(写真はすべて2022年11月16日撮影)

ご存じ、柴又帝釈天の帝釈堂
ご存じ、柴又帝釈天の帝釈堂

堂々たる帝釈堂の右側にある、本堂との間の回廊を通り抜けると、奥に邃渓園の入口があります。

庭園の入場料は大人400円・子ども(小中学生)200円
帝釈堂の壁に刻まれた彫刻を間近に見られる「帝釈堂彫刻ギャラリー」とのセット券になっており、お得です。

邃渓園の入口
邃渓園の入口

桧で作られた木造建築「大客殿」の玄関で靴を脱ぎ、屋内に入ります。
緋毛氈が敷かれた広縁から外を見ると、目の前には悠々とした日本庭園、邃渓園が広がっています。

広縁の手前に飾られた花にも秋の風情が漂う
広縁の手前に飾られた花にも秋の風情が漂う

大客殿から眺める邃渓園
大客殿から眺める邃渓園

屋根の付いた回廊がめぐる庭園は、あちこちで紅葉が彩りを添えています。
とりわけ見事なのは、回廊が池に差し掛かる部分。赤く色付いたイロハモミジが池に姿を映し、なんとも風流な眺めです。

池と紅葉が見えてくる回廊の一角
池と紅葉が見えてくる回廊の一角

赤いイロハモミジが姿を映す池
赤いイロハモミジが姿を映す池

さらに回廊を進むと、大客殿を正面に見る回廊の一角では、深い切れ込みの入った枝垂れモミジが庭園を彩っています。
背後に植えられたススキと相まって、秋の豊かさをしみじみ感じる景色です。

紅葉とススキが大客殿に映える
紅葉とススキが大客殿に映える

池を覗き込むと、水面を漂う散り紅葉の下をコイがゆっくり泳いでいきます。そんな光景にも秋の風情を感じます。

散ったモミジの下を泳ぐコイ
散ったモミジの下を泳ぐコイ

池に架かる平石橋に紅葉が似合う
池に架かる平石橋に紅葉が似合う

秋の邃渓園の風雅な美しさに、回廊をぐるぐると何周も回ってしまいました。
季節ごとに異なる美しさを見せる庭園ですが、晩秋の眺めは格別です!

紅葉が印象的な邃渓園
紅葉が印象的な邃渓園

邃渓園を堪能した後は、共通チケットで楽しめる「帝釈堂彫刻ギャラリー」へ。
「法華経」の説話を刻んだ、精緻な彫刻には何度見ても感動を覚えます。こちらもどうぞお見逃しなく。

帝釈堂彫刻ギャラリー
帝釈堂彫刻ギャラリー

柴又帝釈天へお参りの際には、ぜひ邃渓園に足を運んでくださいね。情趣ある秋の庭園に癒されます。

名称: 邃渓園
住所: 東京都葛飾区柴又7-10-3
電話: 03-3657-2886 題経寺
開園時間: 9:00~17:00(16:30に受付終了)
定休日: 無休 (12月28日~1月3日は庭園のみ閉園)
料金: 帝釈堂彫刻ギャラリーと共通で、大人400円、子ども(小中学生)200円
アクセス: 京成金町線 柴又駅から徒歩約3分
公式HP http://www.taishakuten.or.jp/

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ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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