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【宮崎市田野町】宮崎の冬の風物詩、日本農業遺産認定の「大根やぐら」風景は壮観!ライトアップ開催中!

ちゃーまん地域ニュースサイト号外NETライター(宮崎市)
「大根やぐら」には約2万本の大根が干されています。

段々と寒くなってきて、冬らしい季節の到来です。宮崎の冬として、今回取材に選んだのは、宮崎市田野町 田野運動公園の脇の畑に建てられた「大根やぐら」のライトアップ風景です。「大根やぐら」は、宮崎市の田野・清武地域でみることができる、冬ならではの風景でもあり、2021年に宮崎県内で初めて日本農業遺産に認定された「宮崎の冬の風物詩」の代表です。

画像は1基の「大根やぐら」ですが、田野運動公園を目指すまでの道のりで見ることができた「大根やぐら」の数々、かなり見応えがありました。

取材に行った日、NHKの情報番組が「大根やぐら ライトアップ」を紹介するところでした。やはり「宮崎の冬の風物詩」として外せない光景となっているようです。

高さ6メートル、幅40メートルの「大根やぐら ライトアップ」
高さ6メートル、幅40メートルの「大根やぐら ライトアップ」

段々と日が暮れて、ライトアップが映えてくるようになりました。

すっかり日が暮れて周囲がみえなくなるぐらい真っ暗になりました。撮影は生中継だったようで、しばらく見物させていただきました。

真っ暗な中にライトアップされている「大根やぐら」はかなり目を引きます。
真っ暗な中にライトアップされている「大根やぐら」はかなり目を引きます。

全体の様子です。「大根やぐら」がはじまった当初(1960年代頃)は、5~6段の小さなやぐらだったそうです。現在の「大根やぐら」は、大根の生産量の増加や作業効率が上がるように全長の長いものが多いようです。

「大根やぐら」の材料は、主に杉丸太と竹で、専用のバンドで固定して組み上げています。
「大根やぐら」の材料は、主に杉丸太と竹で、専用のバンドで固定して組み上げています。

「大根やぐら」中の様子です。葉っぱを結んで2本1組にした大根を棒に引っかけ、やぐら上の人が干していく重労働な作業です。自然の風の中で干すことで甘味が増した干し大根になります。

ものすごい数の大根の光景は圧巻でした。
ものすごい数の大根の光景は圧巻でした。

今年は細長い大根が多く、一本物のたくあんなどお漬物用の干し大根としては、見た目がキレイな商品として出荷できるメリットがあるそうです。

取材時は干されて2週間ほどの大根です。
取材時は干されて2週間ほどの大根です。

2基の「大根やぐら」のうち、1基はカラフルなライトアップです。時間が経つごとに色が変わっていきます。

レインボー風のライトアップ、キレイに撮ることができました。
レインボー風のライトアップ、キレイに撮ることができました。

カラフルなライトアップの方は、干された大根は半分ぐらいになっていました。

「大根やぐら」の大きさだったり、竹の組み方だったりを見ることができます。
「大根やぐら」の大きさだったり、竹の組み方だったりを見ることができます。

個人的には、日暮れ前に出かけていただき、「大根やぐら ライトアップ」に辿り着くまでの道中でみることができる宮崎市田野・清武地域の「大根やぐら」の光景をセットで堪能して欲しいです。「大根やぐら ライトアップ」のみを目的にすると、意外にあっけなく終わってしまう可能性が高いので、宮崎市田野・清武地域全体の「大根やぐら」の壮観な光景を見に行くスタンスがオススメです。

宮崎市田野町 大根やぐら ライトアップ

期間:2023年12月15日(金)~2024年1月14日(日)

時間:18時~22時
※毎日開催されますが、降雨の時、気温が零度になるような時は、雨が当たると菌が発生し大根が変色するのを防ぐため、やぐらはブルーシートで覆われています。

場所:田野運動公園 多目的運動広場の脇の畑

住所:〒889-1701宮崎県宮崎市田野町甲2484-1(田野運動公園 多目的運動広場の住所となります)
※ライトアップは2024年1月14日(日)で終了となりますが、宮崎市田野・清武地域の「大根やぐら」は2月中旬まで行っています。

地域ニュースサイト号外NETライター(宮崎市)

こんにちは、ちゃーまんです。宮崎生まれ宮崎育ち宮崎市在住、脱サラ農家の嫁です。「宮崎市地域をもっと楽しむ情報を!」モットーに、時間を見つけて取材を行っています。宮崎市は「宮崎牛」「青島」「宮崎神宮」「日南海岸」など、たくさんの魅力が詰まった地域です。グルメ情報中心にイベント情報、大好きな宮崎市の情報を幅広く発信していきます!

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