「宮崎うどん」といえば、「コシがない麺の柔らかさ」と「いりこ出汁ベースのシンプルで優しいスープ」を思い浮かべる人が多いと思います。今日は麺の柔らかさで有名なうどん店をあげるとしたら、真っ先にあげられるであろうお店を紹介します。

連日多くのお客さんが訪れるうどん・そば店「なごみうどん」。

「なごみうどん」は、宮崎市北川内町にあります。近くには、北川内公民館、花や野菜、総菜などの共同直売所「百姓の店 北川内店」があります。

駐車場は広々としていますが、人気店なので土日祝日、お昼の時間帯には空きが無い場合が結構あります。取材に行った日は、お昼の時間帯を過ぎていたので、比較的空いていましたが、「この時間でも結構人が多いなぁ。やはり人気のお店なんだな。」と確信しました。

「なごみうどん」の店内入口は、正面出入口と駐車場から近い出入口の二つがあります。どちらの出入り口にも、手入れされた彩り豊かな花が植えられたプランターが並んであります。季節ごとに装飾されているディスプレイ、お店のさりげないおもてなしを感じ、温かい気持ちになります。

「なごみうどん」の店内。テーブル席、窓際カウンター席、お座敷席があります。

いつもは家族連れで賑わうことも多いですが、時間をずらして取材に行ったこともあり、サラリーマンの方やおひとりで利用している方の割合が多かったです。

お店の壁にはいろんなスポーツ団の勧誘ポスター、観葉植物が飾られてあって、アットホームな印象を受けました。受付近くの壁には、有名人のサイン色紙も飾られてありました。

お座敷席には、お子様用イスも手が届くところに置かれてありました。

「なごみうどん」はセルフサービス。まずは並んで注文と会計、食べ終わったら返却口に。

お客さんが多い時には、受付に行列ができるほどの「なごみうどん」。受付近くにはお冷、グラス、とりわけ用の器、れんげ、箸休めにピッタリのたくわんがあり、一度に準備を済ませることができるので助かりますよね。

「なごみうどん」人気メニューは「いそべうどん・そば」。

食べログやGoogleの口コミでは、最初はサクサクした磯辺揚げの食感、次第にいりこ出汁スープを吸収した後のふにゃふにゃ食感とのふた通りを楽しめるそうです。売り切れになることも多い人気メニューです。

取材時に食べたのは「ごぼう天うどん」。

「ごぼう天うどん」は、切りゴボウで仕上げてあります。天ぷら生地はうどん麺にも負けず劣らずのふにゃふにゃ。

宮崎で一番「柔らかい麺」と呼び声高い「なごみうどん」。宮崎うどんの特徴が顕著に出てます。

天ぷら生地にスープがしみ込んでいて、お腹が満たされていきます。食べ終わった後に印象に残ったのは、いりこ出汁スープの味わいの良さ。柔らかい麺はいりこ出汁のスープがよく染みて、優しい香りと共にスルスルと食べ進めることができました。

続いて、「肉そば、たぬきトッピング」。

そばは細麺、うどん麺同様、やわやわです。

程よく煮込まれたお肉との相性も良いです。

「なごみうどん」のそば麺の柔らかさが伝わるといいんですけど、細麺ということもあり、柔らかくてぶちぶちと切れそうになります。

「なごみうどん」の店名の由来は、「誰でも『和んで（なごんで）』過ごして欲しい」という想いを込めてつけられました。

店内の装飾だったり、スタッフの方の対応だったり、何気ないことのようにみえますが、そういった想いが伝わってくるからなんだろうなと感じました。

なごみうどん

住所：〒880-0941 宮崎県宮崎市北川内町中岡4968-1

営業時間：6時～19時

定休日：なし　※三箇日のみ休みとなるそうです。

駐車場：有

問合せ先：0985-59-0753