千葉市の地域情報発信ライターちはなです。

車でお店の前を通るたび気になっていた和菓子屋さん、千葉市若葉区にある『菓司庵 いずみ野』に行ってきました。

事前にどんなお店か調べてみたところ、四街道市大日にある『IZUMINO』の姉妹店であることがわかりました。
四街道の『IZUMINO』へは行ったことがあるのですが、『菓司庵 いずみ野』の店構えが『IZUMINO』と大分違うので、どんな商品が並んでいるのか期待に胸を膨らませての訪問です。

『菓司庵 いずみ野』は、千葉市若葉区野呂町の国道126号沿いにあります。
昔からある和菓子屋さんといった雰囲気の店構えをしています。

中に入ってみると、外観通り歴史を感じる造りをしています。
ですが並んでいる商品は、昔ながらの和菓子は少数で、モダンな和菓子がメインでした。

店員さんにお伺いしたところ、『菓司庵 いずみ野』は代替わりして、現在息子さんが『IZUMINO』千葉店・四街道店として営んでいるそうです。
そして四街道店の工房で作ったお菓子を、ここ千葉店で販売しているそうですよ。

お母さんのおいなりさん

１つだけ千葉店で作っている商品があります。それは「おいなりさん」です。
この「おいなりさん」は、店主のお母様が毎日手作りしている人気商品なのだそう。

昔ながらの和菓子として並んでいたのは、季節の和菓子として「柏餅」。

その他、北海道産特選小豆を使用した自家製こしあんを、わらび餅で包んできな粉をまぶした「わらび餅」。

喜界島の黒糖を使用した「黒糖饅頭」、「カステラ」がありました。

千葉店の１番人気は

冷蔵品のコーナーには、モダンな和菓子やくず餅、プリンなどが並んでいます。

森のくず餅

千葉店の１番人気は「森のくず餅」で、遠方から買いに来るかたもいるそうです。
洋菓子のパッケージのような、オシャレでかわいらしいデザインの包装紙ですね。

とろりんシリーズ

「MOTHER EARTH」「SUMI HANERU」「TORORIN BOCCHI」の３種類からなるとろりん。
宇治抹茶クリーム・ベイクドチーズクリーム・ピーナッツクリームがお餅や水まんじゅうで包み込まれた、とろりん加減が魅力の商品です。

優しいタッチの絵が描かれたかわいらしい包み紙も素敵ですね。

３種類が１粒ずつ味わえる「とろりん３色」もあります。

プリン

プリンは「森のプリン」と「ねこたまプリン」「ほうじ茶プリン」の３種類。
「森のプリン」は、白木牧場のジャージー牛の濃厚ミルクをたっぷり使用して作った昔ながらのプリンです。
「ねこたまプリン」は、「森のプリン」の上にホワイトチョコのかわいい猫ちゃんが乗っています。

手土産に最適

手土産やちょっとしたギフトに重宝しそうな日持ちするお菓子も多数並んでいます。

郷土料理から考案

「IMOCCHI」は、千葉市若葉区の郷土料理「いももち」をベースとした和菓子で、地元の名産品を味わうきっかけになってほしいと千葉市の依頼で開発された商品です。

北海道産特選大納言小豆で練り上げた粒あんが、千葉のサトイモと国産米粉を使用したもちもちの生地で包まれています。

新商品

新商品として、クルミと小豆が詰まったサクサクのタルト「胡桃の木」がありました。
タルトは洋菓子ですが、小豆を使用しているところが和菓子屋さんらしいですね。

暑くなるこれからにピッタリ

昔ながらの製法で手作りしたモチモチの「くずきり」。
一般的な食べ方でいただくのも良いのですが、ＳＮＳでは無糖炭酸に注ぐいただき方が紹介されており、試してみたいと思っていました。
黒糖・青りんご・梅の３種類ありますが、黒糖は炭酸ではなくミルクを注ぐことをオススメしていましたよ。（四街道店のインスタグラムより）

千葉らしい「ぼっち」

千葉の落花生とホワイトチョコのクランチを、お米の最中でサンドしたお菓子です。

落花生の形をしており、１つ１つ顔が描かれた包装はとてもかわいいですね。１個から購入できます。

お母さんのおいなりさん最高

気になった商品を幾つか購入してみました。

おいなりさん

ふっくら柔らかで瑞々しい、優しさを感じるおいなりさんです。
とても美味しくいただきました。

ねこたまプリン

かわいい猫ちゃんと、首輪と鈴を連想させるラッピングにキュンとします。
シンプルな材料で作られていますが、ジャージー牛を使用しているからか、濃厚な味わいでしっかりした食感のプリンでした。

とろりん３色

どれも濃厚なクリームが入っており満足度が高いです。
特に気に入ったのは「MOTHER EARTH」。他の２つはお餅で包まれていますが、こちらだけ水まんじゅうで包まれています。
濃厚でほろ苦い抹茶クリームは忘れられない美味しさでした。

歴史を感じる建物で売られている現代風の和菓子が並ぶ『菓司庵 いずみ野』は、伝統を守りながらも進化し続ける素敵なお店でした。
みなさんも足を運んでみてはいかがでしょうか。