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【丸亀市】”新聞バッグ”を使ってエコを考えよう 通町商店街で1月13日、先着200人にプレゼント

ちぃちぃライター(丸亀市・善通寺市)
新聞紙で作られた”新聞バッグ”

レジ袋の代わりに、新聞バッグを使ってエコを考えてみませんか。丸亀市通町の通町商店街で1月13日に、「eco MACHI MARCHE(エコまちマルシェ) 城下町新聞バッグストリートin丸亀」が開かれます。先着200人に手作りの新聞バッグがプレゼントされるほか、自分で作ることができるワークショップもあります。

高知・四万十から始まった"新聞バッグ"

新聞バッグとは、読み終わった新聞紙とノリだけで作ることができる手作りバッグです。今回のイベントを主催する市民グループ「まるがめ世話やき隊」代表の紀伊孝彦さんは、「新聞紙は丈夫なので、バッグの強度は意外としっかりしています」と教えてくれました。

丸亀市市民交流活動センターマルタスで展示された「新聞バッグ」
丸亀市市民交流活動センターマルタスで展示された「新聞バッグ」

20年ほど前に、高知県四万十町の四万十川流域でレジ袋がゴミになって、木にぶら下がっているのを見た地域の人が心を痛め、「買い物でレジ袋を使わなければ良いのでは」と考え、新聞バッグを考案したそうです。

紀伊さんは、四万十町の「道の駅四万十とおわ」を訪れた時に新聞バッグと出合いました。レジ袋の代わりに新聞バッグが使われているのを見て、「あたたかい気持ちになりました。これはいいな、と思ったので、丸亀でも使ってもらいたいと思いました」と話しました。

新聞のカラーページを使うとアートな雰囲気に(提供)
新聞のカラーページを使うとアートな雰囲気に(提供)

新聞バッグの取り組みは、四万十町から全国各地に広がっています。カラー広告のページや気になる記事が掲載されているページを保管しておき、新聞バッグを作る人もいるそうです。するとアートな雰囲気が出るので、ちょっぴり可愛いオリジナルバッグが出来上がります。

10分ほどで出来上がり

1月13日の「エコまちマルシェ」では、通町商店街入り口(丸亀市役所側)にあるレンタルスペース「遊心夢楽」で、新聞バッグ作りのワークショップが開催されます。10分ほどあれば、新聞バッグが1個完成。参加費は無料で、材料の新聞紙などは準備されているので、気軽に立ち寄ってほしいそうです。

ワークショップは、折り紙の感覚で取り組める(提供)
ワークショップは、折り紙の感覚で取り組める(提供)

また、「まるがめ世話やき隊」のメンバー5人とボランティアの高校生4人が手作りした新聞バッグが、先着200人に無料でプレゼントされます。紀伊さんは「商店街の買い物で、新聞バッグを使ってみてほしい。イベント当日に高校生が配布しているので、商店街に足を運んで探してみてください」と呼びかけていました。

キッチンカー11台が出店

当日は、ピザや丼物、焼き芋などのキッチンカーが11台出店します。キッチンカーが通町商店街のアーケード内に並ぶので、プレゼントされた新聞バッグですぐに買い物を楽しんでもらえる趣向です。丸亀製麺のキッチンカーでは、100食限定でうどんが無料でふるまわれる予定です。

紀伊さんは「レジ袋を1枚使わなかった場合、二酸化炭素が60グラム排出されない計算だと言われています。新聞バッグを使って、カーボンフリー(脱炭素)の問題や地球環境についても考えてみてほしいと思っています」と話していました。

自分だけのオリジナル新聞バッグを使えば、環境にも優しく、買い物も楽しくなりそうですね。

「エコまちマルシェ」が開かれる通町商店街
「エコまちマルシェ」が開かれる通町商店街

基本情報
名称 : エコまちマルシェ 城下町新聞バッグストリートin丸亀
会場 : 丸亀市通町商店街(香川県丸亀市通町)
アクセス : JR丸亀駅から徒歩3分程度(駐車場は、丸亀市営駅前地下駐車場などを利用)
開催日時 : 1月13日午前10時から午後3時
参加費 : 無料(買い物の料金は別途必要)

電話 : 0877-24-8809(丸亀市生活環境課ゼロカーボン推進室)
公式サイト

ライター(丸亀市・善通寺市)

ヘルシーなごはん、そして、雰囲気を含めた「心地よい食体験」が大好きです。時には、知的な発信も手がけたいと思っています。香川県丸亀市・善通寺市での時間を楽しんでいただけたら嬉しいです。

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