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【目黒区】桜の季節だけじゃない! 新緑が美しい目黒川沿いをぶらりお散歩

Chikuwa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

目黒川というと桜の季節ばかりがクローズアップされますが、新緑の季節もおすすめなんです。混雑をさけてのんびり歩くなら中目黒駅周辺ではなく、JR目黒駅や東急田園都市線・池尻大橋駅あたりからお散歩するのがベスト。

目黒川の太鼓橋周辺からの眺め
目黒川の太鼓橋周辺からの眺め

今回は、目黒川の水質改善で一時通行止めになっていた、「ホテル雅叙園東京」前(太鼓橋付近)の目黒川沿い道路をぶらりとお散歩してきました。

また、新たに完成していた「目黒川水質浄化対策施設建屋」もチェックしてきましたよ!

夏になるとプランクトンが大量発生、臭いも気になっていた目黒川

緑色のプランクトンが発生している目黒川(2022年の夏に撮影)
緑色のプランクトンが発生している目黒川(2022年の夏に撮影)

実は目黒川、川を流れている水は「落合水再生センター」で高度に処理した水を供給してもらっています。しかしながら、大雨や潮の満ち引きにより、水質が悪化することも。

特に中目黒から下目黒の区境にかけてヘドロが溜まりやすく、悪臭や白濁化、スカムが発生しやすいのが悩みの種となっていました。これまでヘドロの除去や川の流れをよくする川床を平らにする工事などさまざまな対策を行ってきた目黒区

2022年4月から2024年3月までの2年間の工期で「高濃度酸素溶解水供給施設」を太鼓橋と亀の甲橋の間に建設し、さらなる水質浄化対策を進めています。

仕組みとしては悪臭や川の水の白濁化を引き起こしている硫化水素の発生を抑えるため、目黒川の底層に高濃度酸素溶解水を供給する装置を置くというもの。

まずは太鼓橋から亀の甲橋の間に水質浄化施設の建屋を新築する工事が行われ、2023年3月に完成したというわけです。

「目黒川水質浄化対策施設建屋」完成に伴い、一時開放されている目黒川沿い道路

目黒川沿い通路の一時開放は、2023年3月16日(木)~2023年5月29日(月)までを予定。

2023年は久しぶりに桜まつりが開催されるということで、それに間に合うようこちらの通りを3月16日(木)から一時開放しています。

「ホテル雅叙園東京」側から見た目黒川の桜(2023年3月に撮影)
「ホテル雅叙園東京」側から見た目黒川の桜(2023年3月に撮影)

上の写真は「ホテル雅叙園東京」側から太鼓橋方面を3月24日(金)に撮影したものです。この日は雨模様でしたが、目黒川沿いの美しい桜を一目みようと大勢の方が歩いていました。

夜になるとボンボリにあかりが灯され、「目黒川のお花見」がようやく帰ってきたなと実感。中目黒駅周辺に比べると人通りが少ないので、ゆったりと桜を楽しめたのではないでしょうか。

太鼓橋から亀の甲橋方面へ、散歩がてら「目黒川水質浄化対策施設建屋」方面に向かいます

太鼓橋から亀の甲橋方面へ、ぶらぶらと新緑を楽しみながら「目黒川水質浄化対策施設建屋」を見に行ってみます。

まさに「目に青葉」、木々の間を渡る風が心地よい季節。残り少なくなっていましたがツツジの花も美しく咲いていました。

青空が気持ちよく、都会のど真ん中にいるのに人がほとんど歩いておらずリゾートにでも来たような、ゆったりとした気分になりました。

「目黒川水質浄化対策施設建屋」
「目黒川水質浄化対策施設建屋」

上写真左側に写っているのが「目黒川水質浄化対策施設建屋」です。こちらの建物内にプラントを設置して高濃度酸素溶解水を川底供給する予定になっています。

この後河川から取水するポンプ、放流する管などの設置工事が2024年3月まで行われる予定となっています。

目黒川は桜の時期もいいですが、新緑が美しい季節の散歩もおすすめです。工事が再開されるまでのしばしの開放ですが、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。

【工事通行止め区間】
目黒川の太鼓橋から亀の甲橋の区間、「ホテル雅叙園東京」側の通路
住所:東京都目黒区下目黒~品川区6
※2023年5月29日(月)まで一時開放予定

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

コピーライターからWebライターへ転身。アロマセラピスト・整体師としても時々活動しています。趣味はカンフー(八卦掌・長拳)と古代史。目黒区の魅力やおもしろいところを発信していきます。取り上げて欲しい目黒の穴場や情報もぜひお寄せください!

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