正直な話、ごぼうはキンピラが1番美味しいと思っていました。ごぼうをササガキにして、甘めの味付けにするだけですが、絶品ですよね。そんなごぼう、実は「腸」と「肌」に良い効果があることをご存知でしょうか？（唐突な話題変更…笑）

　今日は、ごぼうを使った、キンピラを超える！最強のかんたん腸活レシピと、知られざるごぼうの腸活＆美肌効果をお伝えします。ぜひ1度試してみてくださいね！

ごぼうが腸活＆美肌に良い理由

　ごぼうは、数ある野菜の中でも「食物繊維」や「イヌリン」「ポリフェノール」と呼ばれる成分を豊富に含んでいます。これら3つは、全て整腸作用があるので、まさに腸活の王様と言っても過言ではないでしょう。

　特に注目したいのは、イヌリンです。可愛らしい名前ですが、すごい効果が期待できるんですよ。

　実際に1つの研究では、次のような効果が期待できると報告されています。（※1）

　また、「ごぼう茶」をご存知でしょうか？もしかしたら、飲んだことがあるかもしれません。ごぼう茶には色々な成分が溶け出しているのですが、ごぼう茶を飲むことで肌の潤いが増加した報告もあります。（※2）　

　実際に筆者も、ごぼうを食べた次の日はよく出るかも！という経験があります。（私のトイレ事情はいらないですね…すみません。）

　気を取り直して、ごぼうを使った最強のかんたん腸活レシピをご紹介します！

＜材料＞ふわふわ腸活ごぼうサラダ

＜作り方＞ふわふわ腸活ごぼうサラダ

1.ごぼうをピーラーでスライスする。（スライサーとかでもOK）

2.ごぼうとお酢とかつおをフライパンに入れたら、弱中火で蓋をして3分ほど加熱する。

ごぼうに火が入ったら、醤油を加えてごちゃごちゃ和え、最後にすりごまも和えたら完成です！

ごぼうを食べる時の注意点！

　腸内環境を整えて、美肌効果（肌の潤いを増す）まであるごぼう。たくさん食べたいところですが、1つだけ注意点があります。

　というのも、上述したイヌリンが関係しています。ごぼうにはイヌリンが多く含まれているからこそ、整腸作用や美肌効果が期待できるのですが、イヌリンは腸内でガスを多く発生させる性質もあります。（これはイヌリンだけの性質ではありません）

　ですので、ごぼうを食べ過ぎると「お腹が張ったり」「腹痛が起きる」可能性も0ではないのです。もちろん、どんな食材も食べ過ぎには注意なのですが、ごぼうは特に気をつけたい食材なんですね。

ごぼうを適度に食べて腸活しよう！

　今回は、ごぼうを和えるだけで作ることができる、かんたん腸活レシピをご紹介しました。保存も冷蔵で5日は可能なので、常備菜にもおすすめですよ。

　ごぼう料理の、レパートリーの1つにいかがでしょうか。ぜひ、一度お試しくださいね！

出典（※1）Alessandra De Giani「Effects of Inulin-Based Prebiotics Alone or in Combination with Probiotics on Human Gut Microbiota and Markers of Immune System: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Study in Healthy Subjects」（2022）
（※2）井上 淳詞「腸内環境と血圧を改善する「ごぼう」の焙煎」(2010)