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犬の無駄吠えはどうしたら直る?

ドッグトレーナー/金倉高志

犬のしつけ教室【ドッグキャッチ】

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「散歩に行くと人や犬に吠えて困ります」

「玄関のチャイムが鳴ると吠えます」

「叱っても吠えるのをやめません」

と、愛犬が吠えることで困っている飼い主さんはたくさんいらっしゃいます。

たくさんの方がこれを「無駄吠え」だと言いますが、愛犬は必ず意味を持って吠えているので「無駄吠え」というのは少し自分勝手な言葉ということになりますね。

犬は、吠えます。
犬は、吠えます。

吠える犬について

愛犬が吠えるというのはほとんどの場合でちょっと困ってしまいます。

犬が吠えることは犬にとっての当たり前の行為でありますが、できれば吠えないで生活してくれると助かります。せめて、他人に迷惑をかけない様、吠えないようにトレーニングできれば嬉しいですよね。

そのためにはまず最初に、これまで「無駄吠え」とひとことで片付けてしまっていたことを、しっかり観察して分析することから始めてみて下さい。

「愛犬がどういうときに吠えるのか?」は、ほとんどの飼い主さんが分かっていることだと思いますが、それは「どうして吠えているのか?」原因を分かっていない場合が多いです。

吠える原因・犬の目線でいうと「目的」。これが分ると、吠えた時にどう対応したら吠えが少しでも収まるかが分かってきます。とにかくまずはどうして吠えているのかじっくり観察してみてください。

犬が吠える5つの理由

それぞれの吠えによって、対処やトレーニングの方法が全く違うので、まずは愛犬が吠えている目的・原因についてどれが当てはまるか?考えてみてください。それぞれの吠えに対する対応の仕方についても簡単に記載していきます。

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1.要求や自己主張での吠え。

要求吠え。とよく言われますが、飼い主さんにかまって欲しくて吠えるケースです。飼い主さんの注目を集めるために、こっちを見ながら吠えてくる子は結構多いです。

基本的に、この場合は要求には応えない。ということを徹底するのがセオリーです。要求吠えは、要求に応えれば応えるほど強くなりますので、本当は絶対に応えてはいけません。ただ、飼い主さんはこれはコミュニケーションだから。と「なに?」と返事をしたり、食べ物を要求されてつい与えてしまったりと、とにかく対応してしまうことがものすごく多いです。

ご飯の時間やお散歩の時間を教えてくれる賢い子だとおっしゃる飼い主さんも多いです。

なので「絶対に相手をしてはいけないですよ。」といっても徹底できる飼い主さんが少なく、なかなか直らなかったりどんどんエスカレートしてしまうことが多いです。

ぼくは、相手にしないのが一番だと思うのですが、すでにエスカレートしてしまってどうしても相手をせざるを得ない。という場合、ステップ1としてまず始めてほしいことがあります。

犬が吠えました⇒要求に応えます(おやつをあげる・散歩に行く)

と、すぐに吠えに応えるではなく

犬が吠えました⇒おすわりなどのコマンドに応えさせます⇒おやつをあげます。

のように、犬の要求をかなえる前に飼い主さんからの要求に応えさせてから対応する癖をつけてみてください。

うまくやれば、次第に愛犬が「吠えたら飼い主さんが言うことを聞いてくれる。」という考え方から「座ったら、良いことが起こった。」というように変わってくるかもしれません。

少しずつでも効果が見えたら、コミュニケーションの取り方が変わってくるかと思うので、ぜひ試してみてください。

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寂しい時も吠えちゃう…
寂しい時も吠えちゃう…

2.不安だったり、さみしかったりする時の吠え

飼い主さんが犬から離れた時に、さみしくて吠えてしまう子もたくさんいます。

子犬の内は、くぅ~ん。と、小さい声で鳴いていたのがだんだん声が大きくなってきて、最終的にはわんわん吠えたりと覚えになってしまったりと、こちらもエスカレートしていくことは多いです。

これも、ついてしまった癖を直すのはとっても時間がかかりますがじっくり取り組むと少しずつ改善していきます。

まずは離れてから、鳴いてしまう前に戻って安心させてあげることを繰り返します。

鳴いてしまう前の時間が1秒の子もいれば30秒の子もいると思いますので、とにかく鳴く前に戻る。そしてほめる。

それをじっくり時間を伸ばして、ほめる行動を少しずつシンプルにして、離れていても必ず戻ってくるという安心を少しずつ与えてあげることが大切になります。かなり根気がいるトレーニングになりますが、頑張ってみてください。

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3.警戒や、縄張り意識からくる吠え。

郵便屋さんや来客に吠えたりするのはこの吠えです。お散歩中に、人や犬に吠えてしまうのもほとんどはこの吠えということになります。

細かく言えば警戒の吠えと縄張り意識の吠えはまた別のものになりますが、いずれにしても結構な勢いで一番止まりにくいのがこの吠えですね。

中には、怖がって吠えているケースもあります
中には、怖がって吠えているケースもあります

癖がついてしまうと、やはり直りにくいです。子犬の内でまだこの吠えが始まったばかりという場合は気を付けてあげてください。

吠えた時に、自分の目的が達成されてしまうと犬はさらに吠えるようになります。警戒でも縄張り意識でも、吠えた後、相手を追い払うことができた。などの結果が出てしまうとさらに吠えるようになります。まずは、吠えにくい環境づくりを優先して、吠えなかった時にはごほうびをあげたりすることで、少しずつ良くなる場合もありますので改善できるように頑張ってみてください。

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4.遊びたかったり興奮したりしたときの吠え

この吠えについては、個人的には多少可愛いと思うところもありますが、人に対して遊びに誘って吠える場合は要求吠えになりますのですぐに相手をするのはやめてください。

「投げて~」と吠える場合は要求ぼえです
「投げて~」と吠える場合は要求ぼえです

犬同士で遊びに誘って吠えることも多いです。

それは、程度によりますがあまりにうるさかったり、夜遅かったりする場合は吠えるのをやめさせます。この吠えは、吠えているときに耳も良く聞こえているので割と簡単にやめさせることができます。注目をさせることが出来たらおやつをあげても良いですね。

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5.音に反応する吠え

玄関のチャイムが鳴ったり、物音がした時に吠える子も多いです。

特に、静かな場所でくつろいでいるときに大きな音が鳴ると、反応して吠えてしまうことがよくあります。この場合は、いつも必ずこの音が鳴ると吠えてしまう。という場合でしたら、その音が鳴ると良いことが起こる。というトレーニングを繰り返し行うことで改善されます。

インターフォンが鳴ると良いことが起こると教える。
インターフォンが鳴ると良いことが起こると教える。

一番多い、インターフォンに対する吠えでしたら、家族や友達に協力してもらって、インターフォンを鳴らしておやつをあげることを繰り返し行います。

愛犬は、少しずつ、インターフォンが鳴ると良いことが起こる。と思うようになりますので、インターフォン吠えが改善されます。ただ、こうしてひとことで直し方の説明をしていますが、あっという間に直るというわけではありません。少しずつ、コツコツ練習する必要があるということも覚えておいてください。

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今回は、犬がどうして吠えるのか?について説明させていただきました。

とにかく、最初は愛犬をしっかり観察してください。

吠え方を見ていると、声の高さ・大きさ・速さ・間隔が様々だと分かるかと思います。最初はどうしてか?分からずに悩んでしまうかもしれませんが、とにかくよく観察することで犬がどうして吠えているか?だんだん分かってくると思いますのでぜひ日頃からよく見てあげてください。

人や犬との触れ合いが少なかったり、運動が不十分であったり、外での気晴らしなどが行われていなかったりした場合、吠える行動は悪化することが多いです。

吠えについてのお話をすると、必ず「吠えた時はどうしたらいいですか?」というご質問を頂きます。

吠えの種類によって対応が違いますし、飼い主さんがこれが原因だ。と思っているのと実際は違ったりする場合もあるので、まずは「吠えないように工夫してください」としかお返事が出来ません。

どの場合でもやってはいけないのは、大声で叱ること。

大きな声でうるさい!やめなさい!と叱るとさらにエスカレートする場合が多いです。どうしてもやめさせなければならないときは、冷静に、変わった音を出してみてください。犬にとって不快だと感じる「音」用意しておくと良いかと思います。

「無駄吠えを直すぞ!」と、そればかりにとらわれる前に、まずは日常的にしなければいけないこと、お散歩や運動・信頼関係づくりのためのトレーニングなども頑張ってみてください。吠えの悩みがなくなると、愛犬がさらに可愛くなると思いますのでぜひチャレンジしてみてください。

YouTubeでは、動画でこのことをお話しています。

無駄吠え⁈犬が吠える原因と対処の仕方。

ちょっと長い動画ですが、のんびり見てもらえたら嬉しいです。

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