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モノが増えて片付かない原因は「コップの水」と「便秘」と同じ!

江川佳代整理収納コンサルタント

「モノが増えて、あふれてしまって片付かない」は、よく言われる言葉です。

なぜモノが増えると片付けにくくなるのでしょうか?

「水をください」と言われたときに

あなたはコップにどのくらいの水を入れて差し出しますか?

コップに8割程度だとこぼれないので手渡ししやすい。

しかし、コップにいっぱいに水を入れてしまうと

コップを持ち上げにくくなるし、こぼれますよね。

「コップと水」の関係は「家とモノ」との関係。

コップに8割程度の水なら、持ち上げやすく、飲みやすい。

モノも、家の収納スペースの8割程度にすると維持・管理しやすい。

片付かない原因の一つは「家の収納量に対してモノの量が多すぎる」ということ。

ではなぜ、モノが増えていくのでしょうか?

日常生活の中でモノが増えても

増えた分を一定期間で消費したり、手放したりすれば

片付いた状態を維持することはできる。

リバウンドする原因の一つは

消費しきれない量のモノを家に入れたのに、それを手放せないこと。

身体でいうところの便秘状態です。

人間は毎日のように飲む、食べる。

身体の中に「入れる」という行為ですね。

同時に、排尿、排便は「出す」という行為。

「入れる」と「出す」がスムーズであれば

健康的な身体を維持することができる。

でも、「出ない」とぼうこう炎や便秘になり、

薬や治療が必要になります。

家の中にモノを「入れる」、同様に「出す」。

これが健康的な家、つまり「リバウンドしにくい、片付けしやすい家」。

便秘も放置しておくと、もっと大きな病気になり治療に時間がかかります。

モノも量が増えてくると、改善するためには時間が必要になります。

今日より明日はモノが増える。

今日から1個ずつでもいいので、モノを見直しをすること。

あなたの未来の片付いた家の第一歩として

「入れたら出す」を意識してみてください。

整理収納コンサルタント

「整理収納」を通し、快適な仕事や生活をおくるための提案をしています「収める」だけの収納ではなく、家族構成など個々のライフスタイルにあった、整理収納法や働き方改革につながるオフィスの環境改善の研修、セミナー、コンサルティング、収納サービスを実施。企業・学校・PTA・自立就労支援団体・イベントなど多方面からの依頼多数。

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