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【徹底比較】40代のシミ(肝斑)をカバーするプチプラコンシーラーはどれ?

遠藤幸子美容研究家/美容ライター
40代のシミ(肝斑)をカバーするコンシーラーはどれ?

エイジング美容研究家・美容ライターの遠藤幸子です。

40代の方の多くが抱える肌悩みといえば、「シミ」。40代はホルモンバランスの乱れなどから、左右対称に輪郭がぼやけた肝斑に悩まされる方も多く、筆者自身も実はそのひとりです。

シミや肝斑があると、それだけで老けて見えがち。スキンケアやインナーケアでアプローチしつつ、コンシーラーをうまく使いこなして、若々しい美肌を演出しましょう。

今回は、シミや肝斑をカバーする効果が高いと感じた、ドラッグストアで買えるプチプラコンシーラーをピックアップ。それらのカバー力について徹底比較しながら紹介します。

■シミや肝斑のカバーに優れたコンシーラー選びのポイント

シミや肝斑は人によって濃さが異なるものの、クマや赤みなどをカバーするときよりも、一般的に優れたカバー力が必要となります。

その一方でシミや肝斑が広範囲に及んでいる場合、ある程度の柔らかさがなければ、表情の動きに合わせてひび割れを起こしてしまうことがあります。

そのため、コンシーラー選びは優れたカバー力がありつつも、表情の動きに合わせてある程度対応できるものを選ぶことが大切です。

また、色選びも重要。一般的にシミや肝斑よりも濃い色を選ぶのがベストですが、シミや肝斑の濃さによっては異なる場合があります。そのため、実際に色選びは試してみなければわからないという難しい側面があるのも事実です。

■シミや肝斑のカバーにおすすめのコンシーラー3選

筆者がさまざまな商品を試してみて、特にシミや肝斑のカバーに優れていると感じた、プチプラコンシーラーは下記の通りです。

(1)資生堂「スポッツカバー ファウンデイション(H100 ベースカラー(部分用)」(税込価格1,320円)

マットな仕上がりになる資生堂
マットな仕上がりになる資生堂

あざややけどの跡、傷跡さえもカバーするというコンシーラー。部分用と全体用とがありますが、特に優れたカバー力がある部分用を今回はピックアップしました。

全体用と比較して硬いのでピタッと狙った部分に密着する反面、のびは全体用のほうがよいため、肝斑カバーなら全体用のほうが向いているという側面もあります。

(2)セザンヌ「コンシーラークレヨンUV(01 ベージュ系)」(税込価格638円)

ピンポイントで塗りやすいセザンヌ
ピンポイントで塗りやすいセザンヌ

濃いシミやほくろ、ニキビ跡もカバーするというコンシーラー。繰り出し式で塗りやすいです。また、水・汗・皮脂に強く、崩れにくいウォータープルーフタイプ。4種の保湿成分も配合されていて柔らかさもあり、乾燥対策までできます。

「00 明るいベージュ系」「01 ベージュ系」「02 オークル系」の3色展開のうち、中間色の「01 ベージュ系」を選びました。

(3)ザ セム「カバーパーフェクション チップコンシーラー(1.5 ナチュラルベージュ)」(税込価格790円)

みずみずしくのびがいいザ セム
みずみずしくのびがいいザ セム

全部で14色という圧倒的な色展開で、自分にぴったりの色を見つけやすいコンシーラー。濃厚なテクスチャーでぴったりと肌に密着し、動きの出る口元や目元にも使いやすいストレッチ性も魅力的です。

ザ セムのコンシーラーは、数年前にバズり経験がある韓国コスメです。

■コンシーラーを塗るおすすめのツール

肌に溶け込むような自然な仕上がりを目指すなら、ブラシでなじませるのがおすすめです。洗い替え用を買うほど筆者が愛用しているのが、下記の商品です。

資生堂「TSUTSU FUDE コンシーラーブラシ」(税込価格3,080円)

ころんと丸みのあるブラシで毛量もある
ころんと丸みのあるブラシで毛量もある

毛が肌のキメに入り込むような印象で、あらゆる角度から見て、自然にしっかりと気になる部分にコンシーラーを塗ることができると感じています。肌あたりの良さも魅力のひとつ。

■コンシーラーの塗り方

それぞれのコンシーラーを直接シミや肝斑が気になるところに塗り、上のブラシでシミや肝斑の周辺部分をトントンと軽く叩き込むようになじませます。

■いざ、徹底比較!

(1)資生堂

接近すると厚塗り感が出る印象の資生堂
接近すると厚塗り感が出る印象の資生堂

(2)セザンヌ

塗ると意外にも肌に溶け込むセザンヌ
塗ると意外にも肌に溶け込むセザンヌ

(3)ザ セム

肝斑もシミも難なくカバーできた印象のザ セム
肝斑もシミも難なくカバーできた印象のザ セム

■【結論】筆者のシミや肝斑を最もカバーしたコンシーラーはどれ?

あくまでも筆者自身の感想ですが、シミや肝斑を全体的にしっかりとカバーでき、仕上がりも自然だと感じたのは、ザ セム。ストレッチ性に優れているので、広範囲に塗ってもヨレたり、ひび割れたりしにくい印象でした。

濃いシミへのカバー力が素晴らしいと感じたのは、資生堂。筆者よりももっと濃いシミの方は、綿棒や細いブラシの柄の部分でトントンと叩き込んでシミの周辺部分のみぼかすとかなり目立たなくなるのではないかと感じました。

その一方で、資生堂は硬さが気になるというデメリットも。広範囲に塗ると、厚塗り感が出てしまうので、ピンポイントで塗ったり、シミや肝斑以外の部分を丁寧にぼかす必要があります。肝斑には、同シリーズの全体用がおすすめです。

セザンヌは3色展開ではあるものの、色選びが難しいです。しかし、実際に塗ってみると意外にも肌に溶け込み、自然な仕上がるところは好印象でした。ただ、カバー力は個人的にはもう少し欲しいと感じました。

ひとつの検証結果として、参考にしていただけますと幸いです。

美容研究家/美容ライター

アットコスメ編集部公認のビューティストに認定されたのを足掛かりに、2014年よりエイジング美容研究家・美容ライターとして活動を開始。スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持し、All About化粧品・コスメ ガイドも務める。雑誌や企業のウェブサイト、ウェブメディアなどにて美容記事の執筆・監修を行うほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、コスメブランドのインフォマーシャル、広告などにも出演。日本抗加齢医学会正会員。40歳からのマイナス5歳美容を中心とする情報を発信中。

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