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高級ホテル御用達!だいもん苺園・いちご直売所で、絶品いちご&スイーツ三昧してみた!

フルリーナYocトラベル・グルメライター/音楽講師/作詞家(日光市・鹿沼市)

栃木県日光市の「だいもん苺園」は、日光市のラグジュアリーホテルや一流レストランに高品質な苺を卸している苺園。さぞや敷居が高い・・・と思いきや、地元の子どもたちからご老人たちにまで愛されている、フレンドリーな苺園なのです。直売所には高級いちごを使った手作りの美味しい苺スイーツやキュートないちごグッズも! 毎日でも通いたくなっちゃう「だいもん苺園&直売所」の魅力に迫ります。

だいもん苺園のいちごが美味しいワケ

「いちご王国・栃木」には、高品質ないちごを作るいちご園がたくさん! 特にいちご狩りができる観光いちご園は人気の観光スポットとなっています。

そんな中で、いちご狩りは行わないけれど遠方からもファンが訪れる、人気のいちご園&直売所があります。それが今回ご紹介する「だいもん苺園」。減農薬・有機栽培を基本として育てる高品質のいちごは、「ザ・リッツ・カールトン日光」や「ふふ日光」などの、ラグジュアリーホテルや有名レストラン、スイーツ店などでも使われています。

だいもん苺園では、暖房を使わず「ウォーターカーテン」を使って温度管理をしています。
ウォーターカーテンとは、二重になっているハウスの、内側のビニール(内張りカーテン)の上に地下水を散水し、ハウス内の温度を温かく保つをあたたかく保つ技術のこと。

だいもん苺園は通常よりも深く井戸を掘ってあるので、くみ上げる水の水温が高く、ウォーターカーテンのみで温度調節ができるのだそうです。

いちごは本来は4~6月頃が旬ですが、ハウスで作る苺が最もおいしいのは1月~2月! 苺は寒い季節の方が甘いいちごが実るんです。

なぜ苺は、寒いと甘くなるか・・・。それは苺が、寒さで枯れてしまわないように、体内に糖分を溜めていくから。糖分が高いと氷点が下がるため、実や茎が凍らないように糖分をため込み、甘いいちごができるんです。この日光の、厳しい寒さと清らかな伏流水が、甘く高品質な苺を作るのです。

さらに「だいもん苺園」では、害虫の天敵(生態農薬)を使って、できるだけ農薬を使わず、有機肥料をたっぷりと与えて、安心安全な健康ないちごを育てています。写真のいちごの葉の上にいる小さな虫が、害虫を食べてくれるのです!

だいもん苺園で買えるいちごの種類は?

だいもん苺園には小さな直売所があり、旬の摘みたて苺を買うことができます。「とちあいか」「とちおとめ」「スカイベリー」「ミルキーベリー」のラインナップ。

ハートの形が可愛いとちあいか(写真手前)は酸味が少なく甘~い苺。とちおとめ(写真右上)は酸味も甘もあり香りも豊か。美しい円錐形のスカイベリー(写真左上)は甘みのバランスが良くジューシー。どれも大粒で食べ応えのある美味しい苺でした。私が行った時は、ミルキーベリーはまだシーズン前で出ていなかったのですが、2023年1月から登場しています。

「だいもん苺園の直売所」苺スイーツや苺の小物も!

このフレッシュで美味しい高級いちごを、スイーツで心ゆくまで楽しめるのが「だいもん苺園のいちご直売所」。場所は日光市所野の日光運動公園内、管理事務所隣です。

直売所では園主・大門勇人さんの奥様・幾代さんが、明るい笑顔でゲストをおもてなししてくれます。

直売所には、こんな可愛らしいイートインスペースがあり、調理師や野菜ソムリエの資格を持つ、幾代さん手作りの苺スイーツや苺ドリンクを楽しめます。

夏は苺のスムージーが一番人気ですが、寒い季節は「だいもん苺園のHOTミルク」が大人気。
この日のHOTミルクに使われているいちごは、白いちごの「ミルキーベリー」。

ミルクに溶け込んだミルキーベリーの香り、ふわふわのクリームが、冷えた体を優しく温めてくれました。

こちらは口当たりがとってもいい「もちふわ包みクレープ」。その名の通りもちもちふわふわの生地! 苺がたっぷり使われているので、香りがとってもいいんです。持ち帰りはもちろん、イートインでも楽しめます。

幾代さんは調理師&野菜ソムリエの資格も持っていて、いろいろなスイーツを考案しながら商品化しています。春からはパフェ作り体験も始まるとのこと! 楽しみです。

こちらは近々販売予定の、苺のフルーツサンド。いちごがめっちゃ大粒! サンドイッチ一つでもお腹がいっぱいになるくらい、ボリュームたっぷりのいちごサンドでした。

直売所には、だいもん苺園のいちごを使った無添加のジャムも(数量限定)!

このジャム、早速購入し、帰宅して早速食べてみました。苺の香りが華やかに広がり、甘さも絶妙で、とっても美味しかったです!

また直売所には、手作り&セレクトの可愛い苺の小物も揃います。

大門さんご夫妻がこの直売所を開いたのは、「自分の言葉で、苺のことを伝えながら、お客様といろいろ話をしながら販売したい」という願いがあったから。

いちごを通して広がっていく思いとつながり・・・。それは30分ほど直売所に居る間、苺を買いに来る地元の人たちや、幾代さんとおしゃべりを楽しみにやってくる老婦人を見ただけで、心にほっこりと感じることができました。

また、だいもん苺園では、地元の小学校の「食育」にも協力しています。

子どもたちは9月に苺の苗を植えて、苺の育て方の授業をしたり。そして2月か3月には実際に苺を収穫して食べてみます。

子どもたちが記者になって書いた、だいもん苺園新聞には、子どもたちの観察や感動が詰まっていて、なんだかジーンとなってしまいました。

いちごは1月~2月が一番おいしい季節。
高級ホテル御用達の高品質の甘~い苺と、苺をふんだんに使ったスイーツを、ぜひ楽しんでくださいね。

<だいもん苺園直売所の基本情報>
住所:栃木県日光市所野2832−2(直売所)
   日光市明神1101-2(だいもん苺園)
TEL:090-2559-1117
営業時間:夏 10:00~17:00、冬 11:00~15:30
※天候、状況により臨時休業の場合有り
営業期間(販売): 12/1~5/20

トラベル・グルメライター/音楽講師/作詞家(日光市・鹿沼市)

自然と美味しいものが大好きな食いしん坊。宇都宮在住ですが、ばばちゃまをのせた車いすを押して、大好きな日光&鹿沼あたりにあちこち出没しています。Yahooエキスパート、たびハピ、日光市公式観WEB日光旅ナビ、いちご大学などに寄稿しています。

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