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栃木県有形文化財「日光真光教会」蝋燭の光の中でクリスマスキャンドルサービス

フルリーナYocトラベル・グルメライター/音楽講師/作詞家(日光市・鹿沼市)

いよいよクリスマスも目の前!クリスマス気分も盛り上がっている頃ではないでしょうか。パーティー三昧のクリスマスも楽しいけれど、クリスマスの本当の喜びにふれてみたいと思いませんか? 栃木県有形文化財指定の「日光真光教会」では、12月23日の19時から、英国伝統のクリスマス前夕晩祈祷・・・蠟燭の光の中でクリスマスキャロルを歌いながら、礼拝を捧げるキャンドルサービスが行われます。どなたでも参加できるので、体験してみてはいかがでしょう。

ろうそくを灯しクリスマスキャロルを歌い捧げるキャンドルサービス

この礼拝は、1880年に英国聖公会のエドワード・ベンソン主教(後にカンタベリー大主教)によってつくられ始められた英国伝統の礼拝。9つの聖書日課朗読・クリスマスキャロル、聖歌・詩編などからなる礼拝です。

毎年、英国のキングス・カレッジ・チャペルで行われるこの礼拝「Nine Lessons and Carols」は、全世界向けに放送されています。

英国国教会の流れをくむ、日本聖公会北関東教区「日光真光教会」でも、12月23日19時から聖堂の灯りを落とし、闇の中にろうそくを灯し、ペンライトをもってこの礼拝をおこないます。

この日の礼拝は、宇都宮聖ヨハネ教会クワイヤーアイノスも参加。聖歌隊と共に「もろびとこぞりて」「きよしこのよる」「まきびとひつじを」などの、有名なクリスマス聖歌やキャロルを歌いながら、クリスマスの喜びを共にします。

伴奏に使われるリードオルガンは1899年制作のアメリカ・ミラー社制作の貴重なオルガン。小さいながらもとても美しい音色です。

日光真光教会ってどんな教会?

この美しい聖堂を設計したのは著名な建築家、J・M・ガーディナー。彼は米国聖公会から派遣された宣教師でもあり、立教学校(現・立教大学)の校長を務めた教育者でもありました。

1916(大正5)年8月6日に聖別・献堂された、この聖堂の外壁には、日光の大谷川・稲荷川から採取した安山岩が使われています。

聖堂内部の壁には地元産の板橋石が使われています。屋根を支えるシザーストラスの梁と内陣スクリーンも印象的です。

聖檀上部には、バチカン美術館蔵のラファエロの絵画「キリストの変容」をモチーフにした、丸いステンドグラスがあります。

聖堂後方(西側)のステンドグラスの中段に描かれているのは、4人の福音記者のシンボル。ステンドグラス上段と下段は、キリスト教諸聖人のシンボルが描かれています。

洗礼盤の上部のステンドグラスに描かれているのは、聖霊を表す鳩。

この教会の設計者であるガーディナーは、日光とこの教会をこよなく愛し、遺言により夫人と共に、朗読台の前の床下の納骨堂に眠っています。

どなたでも参加OK!キャンドルサービスは12月23日19:00より

クリスマスキャンドルサービス(降誕日前夕礼拝)は、どなたでも参加できます。

☆ 感染症防止のため、また、その他のお願い ☆
・温かい服装で、マスク着用の上、お出かけください。
・体調の悪い方、熱のある方は参加をお控えください。
・手指の消毒をお願いします。
・礼拝中の私語はお控えください。携帯はマナーモードの設定をお願いします。

※感染防止のためソーシャルディスタンスを考慮した座席となっています。満席の場合は入場できない場合があります。

<日光真光教会 クリスマスキャンドルサービス>
場所:日本聖公会北関東教区 日光真光教会
住所: 栃木県 日光市 本町 1-6
電話:0288-54-3464
交通:【バス】JR・東武日光駅から バス「西参道入口」下車。【車】日光ICから車で約7分
無料(礼拝中に席上献金があります。献金は自由です。お志がある方はお捧げ下さい)

トラベル・グルメライター/音楽講師/作詞家(日光市・鹿沼市)

自然と美味しいものが大好きな食いしん坊。宇都宮在住ですが、ばばちゃまをのせた車いすを押して、大好きな日光&鹿沼あたりにあちこち出没しています。Yahooエキスパート、たびハピ、日光市公式観WEB日光旅ナビ、いちご大学などに寄稿しています。

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