年に一度のお楽しみイベント「にこっぺパン」が今年も9月2日、3日の2日間、日光市各所にて開催されています。あの老舗ホテルも、あの人気店も、あのキッチンカーも、あの精肉店も・・・ひとつのコッペパンの中にどれだけの美味しさと拘りを詰め込めるか、本気で挑みます。

日光を代表する老舗＆名店の「にこっぺパン」

「ニコッペ」のイベントの大きな魅力の一つは、老舗も新店も、大きなお店も小さなキッチンカーも、地元民も観光客も、出店者も食べる人も、みんなが楽しみながら「ニコッペ」＆「日光市」の美味しい魅力や人の温かさを、感じあって共に盛り上げられること。まずは日光の老舗と日光フレンチの名店から3店をご紹介します。

■ 日光金谷ホテル「2種のミニにこっぺ」1000円

日光を代表する老舗ホテル “日光金谷ホテル” の2023年 “にこっぺパン”は、「2種のミニ2こっぺ」。ひとつ目のミニにこっぺは「那須三元豚のソーセージ&熟成ポテトサラダ」。ブランド豚 那須三元豚で作ったプリップリのソーセージが、滑らかでほのかな甘みが優しいポテトサラダの上に乗っています。もう一品は「大正コロッケット&タルタルソース」。金谷ホテルのレストランの人気メニューでもある「大正コロッケット（カニ）」をタルタルソースと共に楽しめます。※単品販売は不可。

■ 金谷ホテルベーカリー（カテッジイン）「バナナニコッペ」他1品750円

金谷ホテル歴史館に隣接する金谷ホテルベーカリー直営のレストラン “カテッジイン・レストラン＆ベーカリー ” は、100年近い歴史を持つ金谷ホテルベーカリーのパンと料理を堪能できるグルメスポット。その “金谷ホテルベーカリー（カテッジイン)” の2023年にこっぺパンはボリュームたっぷりの「とちぎゆめポークヒレカツコッペ」と「バナナニコッぺ」。一見するとどちらも『お総菜パン』に見えますが、あれあれ・・・の写真の揚げ物の上には生クリーム！？実はコレ、バナナにクッキー粉をまとわせてオーブンでこんがり焼いたスイーツパンなんです。もう、絶対おいしいやつ！ですよね！

■ Giriuette「頂鱒のバインミーフレンチコッペ」他、2種。650円

「ジルエット」は、老舗精肉店 “グルメやまなか” の2代目・福井さんがオーナーシェフのフランス料理店。フランスの2つ星ホテルで修業したオーナーシェフのセンスあふれる美味しい料理は、開店当初から大評判！ その“Girouette（ジルエット）” からは、3種のにこっぺパンがエントリー。ひとつ目は日光が誇る頂鱒を使った「頂鱒のバインミーフレンチコッペ」。見るからに美味しそうなサーモンピンクの『頂鱒』は、日光が誇るブランド鱒。「グルメやまなかピザフランクドッグ」は、 ”グルメやまなか" の無添加ソーセージをピザ仕立てにした逸品。「夏おとめのショートケーキコッペ」は、“Mt.Berry奥日光” の絶品フレッシュなつおとめとコラボしたスイーツコッペ。3品ともに絶品高級素材を惜しげもなく使っているのに、650円という破格のお値段です。

日光エリア西の参加店

日光西エリアからは「森のうた」をはじめ5店が参加。日光西町はレトロな佇まいが美しく、そぞろ歩きも楽しいエリアですので、ぜひ、足を延ばしてみてくださいね。エリア西からは5店が参加。この記事ではその中から2店をご紹介します。

■ Manten Chicken grill nikko「さくらポークの自家製ベーコンサンド」860円

" 西参道茶屋” の ”Manten Chicken grill nikko（マンテンチキングリルニッコー）" は、栃木県下に人気のお店を展開する腕利きの料理人・笠原さんのお店。その笠原さんが考案する2003年にこっぺパンは「さくらポークの自家製ベーコンサンド」。昨年に引き続き、自慢のチキンでなく ポークで勝負、 しかも自家製ベーコンという興味津々のメニューです。ボリュームもたっぷりのガッツリ系、もう、写真見ただけでもたまりません。

日光エリア東参加店

日光エリア東からは「日光タルト舎」をはじめ21店舗が参加。日光のメインストリートには美味しいお店がいっぱいで、どこで食べようか迷いに迷ってしまいそう！今回筆者がご紹介するのは、キッチンカーなどの通常でも気軽に立ち寄れる、お財布にも優しい美味しいお店です。

■ 日光ぐるめ 勇庵「ゆばコロッケパン」400円

「日光ゆばたまご焼き」や「けずりおとめ」など、安くておいしいファストフードを楽しめる「日光ぐるめ 勇庵」は、TVにも登場の人気店。若くてイケメンの店主と元気で優しいお母さん二人で、お店を切り盛りしています。2023年勇庵の“にこっぺパン”は、新商品「ゆばコロッケ」をまるごと挟んじゃっています。「ゆばコロッケ」は、先日筆者も初めて食べたのですが、クリーミーでとっても美味しかったです。このゆばコロッケ、 パンとも絶対相性がいいはず！

■ MobileCafeNIKKO 珈琲CoCom「CoComの餡コッペ」350円

イタリアンパニーニと、本格的エスプレッソマシンで入れるカフェメニューを楽しめるキッチンカー“MobileCafeNIKKO 珈琲CoCom” 。筆者はこのお店の「あんこパニーニ」が大好き！ 餡が甘さ控えめでやわらかくて、とっても美味しいのです。その餡をたっぷりはさんだ「CoCoの餡コッペ」。ふわふわのコッペパンともよく合いそうで、う～ん！おいしそう！！

■ こじはん「牛炊いたんタルタルこっぺ」500円、他2品

観光客にも地元民にも人気のキッチンカー "こじはん” の今年のニコッペは「牛炊いたんタルタルこっぺ」・・・なんだか面白そうなコッペです。この呪文のようなネーミングの原形は『焼き生姜の佃煮で炊いた牛しぐれ煮とらっきょうのたまり漬けで作ったタルタルのこっぺ』だそうです。さらにこのネーミングを解説すると「牛炊いたん」→補陀落本舗さんの焼きしょうがのしぐれ煮で炊いた牛しぐれ。「タルタル」→つけもの檜山さんのらっきょうで作ったタルタル、ということです（ユーモアたっぷりで可愛い！）。日光名店の美味が隠れている、こじはんのにこっぺパン、ぜひお試しあれ！
＜実食レポ＞　

牛肉がタップリでびっくり！ 名店の味がちゃんと生かされながら、味のバランスがとてもよく、美味しくいただきました。

■ つ串んぼ「和豚もち豚のほろほろタンシチュー」500円、他2品

日光市文挾地区の“つ串んぼ”は、子供も大人もお年寄りも集う、アットホームな焼き鳥屋さん。昨年に引き続き "つ串んぼ” は、"こじはん” エリアにて出店します。どちらの店主さんも温かなお人柄で、すっかりファンになった筆者。あのお二人はきっと気が合うはず！仲良しなのかな～とか、ほっこりしながら出店情報を見ています。…と、話がそれましたが "つ串んぼ” は、店主さんのお人柄はもちろん、焼き鳥やお総菜のお味も旨ウマ！ 中でも人気の看板メニューが「和豚もちぶた」。ニコッペでは、その品質の良い和豚もちぶたを使った「和豚もち豚ほろほろタンシチュー」他、「岩下の新生姜のつくねサンド」350円、「真っ赤な梅ジャム＆サワークリーム」350円を楽しめます。

今市エリア参加店

日光市今市地区は、ガイドブックには載っていないけれど、美味しくてステキな隠れた名店がたくさんある地域。まだ行ったことのない、この店あの店、ぜひこの機会に訪れてみませんか。

■ ジョニーズカフェ638「頂鱒のスモークと日光夏野菜のカポナータコッペ」700円

カフェ&イタリアンバー“ジョニーズカフェ638” は、今市の隠れ家的な知る人ぞ知る人気イタリアンカフェ。ギネスビール生樽、ベルギー、ドイツ、イタリアビールや、ワイン、カクテルなど世界の美味しいお酒と、厳選素材を使い手間暇をかけて作る魅惑のイタリアンは、たくさんのファンを獲得しています。そんな"ジョニーズカフェ638” が提供するにこっぺパンは「自家製ポルケッタコッペ（サルサ・ヴェルデソースで）」700円、「頂鱒のスモークと日光夏野菜のカポナータコッペ」700円。シェフのこだわりが詰まった美味尽くしのニコッペです。
＜実食レポ・自家製ポルケッタコッペ＞
やわらかくハーブの香りのよいポルケッタに感動。イタリアンパセリのサルサ・ヴェルデソースは爽やかな酸味があり、ブラッドオレンジとクルミとレーズンのキャロットラペが挟んであります。このラぺがまた美味しかった！

■ 日光醤油のろばたづけ今市店「日光醤油の豆乳きなこソフトコッペ」他1種、300円

創業明治30年の老舗 ”日光醤油のろばたづけ" 今市店”2003年 “ にこっぺパン” は、香ばしく焼いた餃子の上に自慢のろばたづけを乗せた「日光醤油の餃子ドッグ」。そしてもう一品は「日光醤油の豆乳きなこソフトコッペ」。このコッペに挟み込まれているのはTVでも放送された大人気の『日光醤油の豆乳きなこソフト』。甘さ控えめの豆乳ソフトに、日光東照宮献上醤油「譜代相伝」を練りこみ、さらに上質のきな粉と追い醤油がかかっている、消費期限8分の絶品レアメニューです。お値段は何と 2品ともに300円（豆乳きなこソフトより安い）！こんなに安くていいんですか～？
＜実食レポ＞
スタッフが、コッペパンに上手にソフトクリームをコッペパンに盛り、手早くきな粉と醤油をかけてくれます。溶けないうちに食べねばならないので、写真のアングルをあれこれ悩んでる暇はありません（笑）。いや～残暑の暑～いなか、この冷た～いソフトのコッペは反則の美味しさでした！ きな粉と日光醤油の香りが、豆乳のクセを消して甘みが凄くまろやかに感じる、美味しいコッペでした。そして300円！嬉しい！

鬼怒川エリア参加店

鬼怒川エリアからは「手作りパン工房 ローデン」をはじめとした6店が参加。どのお店も鬼怒川エリアを代表する人気のお店です。鬼怒川エリアは、ニコッペ巡りとともに日帰り温泉も楽しめちゃいますよ！

■ パントエ「ひみつ豚ベーコンのBLTこっぺ」500円

“ギャラリーカフェ パントエ” は、鬼怒川温泉駅に近い場所にある、味もボリュームも大満足の人気のカフェ。店内にはステキな絵が多数飾られています。今年のパントエの「にこっぺパン」は、パントエで人気のBLTサンドをコッペパンにした「ひみつ豚ベーコンのBLTこっぺ」。シャキシャキレタスとフレッシュトマト、甘みの出るまでソテーした玉ねぎとボリュームたっぷりのひみつ豚ベーコン、4つの食感と味が互いを引き立てあう、魅惑のニコッペです。

■ キヌガワコーヒー「エスプレッソ薫るマスカルポーネクリームに塩羊羹のアクセント」400円、他1品

“ キヌガワコーヒー”は『鬼怒川お菓子の城』の中にあるステキなカフェ。本格的な珈琲、エスプレッソと美味しいスイーツが愉しめる人気のカフェです。キヌガワコーヒの2023年にこっぺパンは、イタリアンな2品が参加。「エスプレッソ薫るマスカルポーネクリームに塩羊羹のアクセント」400円と、「炭火焼きチキンとモッツァレラとカポナータのコッペ・トリコローリ」520円。エスプレッソ大好きな筆者、エスプレッソ＋マスカルポーネに塩羊羹！に興味津々です。これ、絶対おいしいよね！

まだまだ、おいしい「にこっぺパン」がたくさんあるよ！

2023年の「にこっぺパン」参加店舗は約50店舗。この記事の中にはご紹介しきれませんが、まだまだ美味しそうな「にこっぺパン」が山ほどあります！みなさん、お好みのニコッペを「ニコッペパンprojectのHPのマップを見ながら、お目当てのお店を探してみてくださいね。

ニコッペSLが9月2・3日に運行！オリジナルヘッドマークを掲出

今年も、東武鉄道が「にこっぺパン project 2023」に参画します！
詳しくは上記twitterをご参照ください。