綺麗に整備された道の駅「とよおかマルシェ」は、休日の格好の目的地。豊丘村といえばとよおかマルシェというイメージの方も多いかもしれません。

そのとよおかマルシェに向かって、道路をはさんだ右側にある「とよおか旅時間」と書かれたモダンな建物が、今回の記事の主役。何やら自転車がいっぱい並んでいる場所…観光バスが来て急に人であふれかえる場所…さまざまなイメージがあるかと思いますが、みなさんは「とよおか旅時間」が何ができる場所かご存じでしょうか？

「とよおか旅時間」をリサーチすべく取材をお願いしたところ、なんと同時に取材依頼が入ったとのことで、SBC信越放送株式会社のSBCニュースワイドの伊藤記者と一緒にとよおか旅時間が主催する「フルーツスイーツプラン」を取材させていただくことになりました。（6月12日のSBCニュースワイドでこの様子が放送されました。）

ちょっと長めの記事になりますが、とよおか旅時間で何ができるのか気になった方、自然＆フルーツ＆スイーツ大好きな方、かっこいい電動自転車E-BIKEに乗ってみたい方、日帰り旅したい方、とにかく運動不足を解消したい方…気になる項目があった方はぜひご一読ください。

とよおか旅時間では何ができるの？

レンタサイクルののぼり旗が見えるこの建物は、一般社団法人 豊丘村観光協会です。

豊丘村の観光総合窓口としての機能のほかに、レンタサイクルとガイドツアー、味覚狩りを申し込める窓口にもなっています。

ざっと、とよおか旅時間で現在体験できることと、プランを書き出してみました！ レンタサイクルは、空きがあれば当日利用もokとのことですが、どのプランも事前に電話かウェブで申し込みをしておくのが確実です。とよおか旅時間の公式ホームページに詳細が掲載されているので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。

今回は、さまざまなコースの中から2～5名限定「フルーツスイーツプラン」のさくらんぼコース（1人4,000円）をチョイスして、体験させていただきました。

フルーツスイーツプランは、3歳以上1人あたり3,500円～のコースなのですが、選ぶ果物によって価格が変動。さくらんぼを選んだときの価格が、1人4,000円となっています。

ここからは、とよおか旅時間のフルーツスイーツプラン体験記です！

所要時間約2時間のフルーツスイーツプランで、体験できることは主に以下の3つです。

1. ・電動自転車E-BIKE（イーバイク）で豊丘村をサイクリング
2. ・豊丘村のフルーツ農家さんを訪ねてフルーツをゲット！
3. ・ゲットしたフルーツを極上スイーツに調理してもらって食べる

旅のスケジュールや注意点が書かれた自分専用の旅のしおりをいただいて、フルーツスイーツプランがスタート。プランには必ずガイドさんが同行してくれるので、地図を見るのが苦手な方や、方向音痴な方でも大丈夫ですよ！

この日の目的地は、さくらんぼ農園の「丘の上ファーム原農園」と、カフェ＆ダイニングen（えん）の2カ所です。

旅の相棒は電動自転車E-BIKE

普段自転車に乗らないので少々不安もありましたが、まずは電動自転車E-BIKEの説明を受けてから乗ってみます。
E-BIKEとは、スポーツタイプの電動自転車。変速ギアと電動アシストがついているので、普通の自転車に比べて、こぎ出しが格段に楽ちん。山道も軽快に走れるので、運動不足の方でも挑戦しやすいですよ。また、よくあるママチャリタイプの電動自転車よりもハンドル操作がスムーズなので、思い通りの走りができる印象です。

はじめは独特のハンドルの形と、電動バイクゆえの若干のロケットスタートにおっかなびっくりでしたが、慣れるまでガイドさんがサポートしてくれるので安心です。

ちなみに、ヘルメットと手袋は貸し出してもらえるので特別な準備は不要。ただし、自転車に泥除けがついていないので、車輪への巻き込み防止のためにもスカートは避けたほうがよいでしょう。また、ヘルメットをかぶらなければいけないので、日焼けが気になる方は日焼け止めクリームやサングラス、キャップタイプの帽子かサンバイザーなどで日よけをすると良さそうです。

豊丘村の見どころや美しい景色を網羅しながら、かつ安全なルートを走行していきます。途中、車道を走る箇所もありますが、ガイドさんがハンドサインで誘導してくれるので、安心して走れます。

さくらんぼ農園の「丘の上ファーム原農園」に到着！

自転車での走行に慣れ、ようやく風を切って走れるようになってきたころに、1つ目の目的地であるさくらんぼ農園に到着しました。

さくらんぼをチョイスした場合はフルーツ狩り体験はなく、さくらんぼ農園からパックのさくらんぼを受け取るのみですが、いちごや桃のフルーツプランに申し込んだ場合はフルーツ狩りを行えることもあるそうですよ。

カフェ＆ダイニングen（えん）でフルーツスイーツをいただきます

2つ目の目的地のカフェ＆ダイニングen（えん）に到着しました。さくらんぼをお店の方に渡したら、店内でしばしの休憩。休憩している間に、お店の方がさくらんぼをかわいいスイーツに調理してくれます。

通常は、ここでガイドさんは一旦離席。人目を気にせず友人や家族とのんびりできる時間が過ごせます。電動E-BIKEだったので運転が楽ちんだったとはいえ、ここまで走ってくると、体が自然と甘いものを欲している気がする…スイーツが待ち遠しいです。

カフェ＆ダイニングen（えん）の店主によるおまかせスイーツが完成です！

スイーツの内容は、さくらんぼのタルトとパフェのセット。これで1人前とは、ボリュームがあります。そしておいしそう！
取材日は少し涼しい日だったのですが、もっと暑い日に伺うと、スイーツはかき氷になることもあるんだとか。気候に合わせたおいしいスイーツがいただけます。

さくらんぼが宝石のように輝くかわいいタルト。自家製のタルトに自家製カスタードクリームがたっぷりつまっています。コクのあるカスタードと、爽やかなさくらんぼの風味がよく合っています。

一方のパフェの中身は、生クリーム、甘酸っぱいフランボワーズソース、濃厚なフローズンヨーグルト、香ばしい自家製グラノーラ、ふんわり抹茶スポンジ、そしてたっぷりのさくらんぼ。ひと口食べるごとに味も食感も変化する、おいしくて贅沢なパフェでした♪

はじめはジューシーなさくらんぼが、どんなスイーツになるのか想像もできませんでしたが、どちらも見た目にもかわいく、繊細なさくらんぼの味が際立つおいしい組み合わせが堪能できました。ごちそうさまでした！

フルーツスイーツプランに参加すると1日の充実感が半端ない！

自転車あり、スイーツありの2時間は、まさにあっという間。部屋の中でなんとなく過ごす2時間とは比べ物にならないほど、濃い時間を過ごすことができました。

自転車で走行中に見た広々とした豊丘村の景色や、ガイドさんと村民の方々とのコミュニケーションに混ぜていただく楽しさは、忘れられない経験に。正直なところ、穏やかな雰囲気の豊丘村で、ここまで刺激的な体験ができるとは驚きでした。

・もっと刺激的なプランもあるらしい

同じくE-BIKEで移動する「ナイトツアー1泊プラン」では、自分で収穫した野菜をBBQスペシャリストが調理してくれるそう。なんでも「かぶ」が「桃」のように甘くジューシーに感じるほど…信じられないくらいおいしい野菜を食べることができるんだそうですよ！

スケジュールや予算、好きな食材に合わせて体験したいプランを吟味してみてはいかがでしょうか。

自転車で移動するプランでは、あらかじめ見たい景色や、走りたい距離感を伝えておけば、希望に近いルートを豊丘村のガイドさんがコース設定してくれます。興味が湧いた方は、ぜひ仲の良い友人や、ご家族と一緒に参加てみてくださいね！

（※今回の取材ではとよおか旅時間さまのご協力により、フルーツスイーツプランを無償で提供いただきました。本記事作成にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。）

最後までお読みいただきありがとうございます。今後も、飯田市・豊丘村の情報を月に10本程度のペースで発信していく予定です。ご興味のある方は、FUNEのプロフィールからフォローしていただけるとうれしいです。