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もやし「ひげ根」取るべき?腐敗の原因や栄養の有無 今さら聞けない食材の話

こんにちは、料理家ふらおです。

あなたは、もやしの「ひげ根」を取っていますか?それともそのまま食べていますか
もし「何となく」で決めているなら、もったいないことをしているかも…。

今回は「ひげ根は取るべき?腐りやすくなるって本当?栄養はある?」こんな疑問を解決したいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

まずは結論!

もったいぶらずに結論からお伝えします。もやしのひげ根を取るべきかどうかは、次の3つの基準で判断できます。

  1. 栄養面を考えるなら取らない
  2. 保存性を重視するなら取るべき
  3. 見た目を重視するなら取るべき

それぞれの項目を少し深堀りして解説します。

1)栄養面を考えるなら取らない

もやしの根には、腸の調子を整える「食物繊維」がなんと本体部分よりも豊富に含まれています。

また、疲労回復に良い「アスパラギン酸」、美肌効果の「ビタミンC」なども含んでいるため、栄養面を考えるなら「食べない理由がない」と言えます。

さらに、ひげ根を取ることで、本体部分に含まれる栄養素が切り口から外に流出してしまい、栄養を捨ててしまうことにつながります。

栄養素を無駄なく摂りたいなら、ひげ根は残すと◎
栄養素を無駄なく摂りたいなら、ひげ根は残すと◎

2)保存性を重視するなら取るべき

一方で、「しばらく料理に使わないから、保存状態を良くして日持ちさせたい」と考えるなら、ひげ根を取るという選択肢もありです。

ひげ根は本体部分よりも傷みやすい部位です。このため、先にひげ根を取り除いておけば、腐らせてしまう可能性を下げることができ、より日持ちさせることができます。

3)見た目を重視するなら取るべき

また、料理の見た目仕上がり時の匂いを重視するなら、ひげ根を取ることもオススメといえます。

例えば、おひたしやナムルなどもやしの白色が際立つ料理を作る場合や、ラーメンやスープなどもやしの匂いが悪目立ちする可能性がある料理を作る場合は、ひげ根を取ることで見た目や香りの面で、より美味しく召し上がっていただけます。

もやしは「野菜室NG」って本当?

少し話は変わりますが、もやしの保存状態を良くする方法として「野菜室で保存しない」というものがあります。

「もやしは野菜なのに野菜室NGってどういうこと?」と感じる方もいらっしゃるかも。そんな方はぜひ、もやしの最適な保存場所について、この機会に知っていただければ幸いです。

今回は以上となります。「参考になった!」と思っていただけたら、ぜひ「フォロー」や記事下などにある「ハートマーク」を押して応援いただけると嬉しいです。

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