【四條畷市】飯盛山登山で大願成就──四條畷神社が11日から「願掛け登山」の後押し開始
四條畷神社は山の日にあたる8月11日から、願いごとを記す「願い札」の提供など飯盛山への「願掛け登山」を後押しする施策をはじめるそうです。具体的にどういう中身なのか、四條畷神社へ行って聞いてきました。
「以前から願掛けのために飯盛山へ登る方々がちらほらおられる、という話は聞いていました」と話すのは、四條畷神社の大橋弘邦宮司です。同神社は、大阪を代表する神社仏閣めぐりを推奨する「なにわ七幸めぐり」で「心願成就」の神社として紹介されていることもあって、願掛け登山者の後押し策の開始を決めたそうです。
11日以降、願掛け登山者は授与所にて初穂料500円で「願い札」と「登山之証」を受け取ります。「願い札」に願いごとを記した登山者は、本殿へ参拝ののちに登山を開始。山頂にある南北朝時代の武将、楠木正行の銅像前に設置された「願い札奉掲所(ほうけいしょ)」に「願い札」を掲げて下山する、という流れです。掲げられた「願い札」は後日、神職が集めて願いごと成就を祈念します。
「登山之証」の色は毎月変更。色の異なる「登山之証」を12枚集めた登山者には、「満願登山之証」と記念品が授与される予定とのことです。「色が異なる」という条件がありますので、これらを受け取るには最短で12か月を要します。「毎月登るほか、たとえば毎年元日に登って12年後に『満願登山之証』を受ける、という願掛け登山もできます」と大橋宮司。
初日の11日は、午前9時から本殿で「飯盛山 願掛け登山始奉告祭(はじめほうこくさい)」が行われる予定です。大橋宮司は、11日以降の願掛け登山者に対して「暑い日が続いていますので、体調管理にはくれぐれも気をつけてほしい」と呼びかけています。
この四條畷神社による願掛け登山の後押しによって、将来的に飯盛山が府内における願掛け登山のメッカのような存在になることを期待したいですね。
四條畷神社
所在地:大阪府四條畷市南野2-18-1
最寄り駅:JR四条畷駅から徒歩15分