こんにちは！Haruです。

日本唐揚協会が主催する「からあげグランプリ」のチキン南蛮部門で、2年連続で金賞を受賞した実力派の名店が市内にあるのをご存じでしょうか？
その名は「ビストロ　ミナミンカゼ」。ミナミンカゼとは、宮崎の方言で「南風」という意味だそう。金賞の逸品が気になり、早速お店にお邪魔してきました。

訪店したのは平日の13時半すぎ。雨の日のランチピーク後だと言うにもかかわらず、なんと満席！常連さんも多いようです。

店内は木製のテーブルや椅子、そして優しい間接照明に照らされており、レトロな洋食屋さんというイメージ。初めての来店でもなんだかほっとする、温かい雰囲気が感じられるお店です。

ランチメニューはこちら。フランスの家庭料理とチキン南蛮を提供されています。

ここは迷うことなく、金賞を受賞したチキン南蛮（むね肉）を注文！スープ、サラダ、ライスまたはトルティーヤがセットで1,200円です。

まず運ばれてきたのは具沢山のスープ。

キャベツ、ほうれん草、ニンジン等の野菜に豆類、ムール貝、チキン、そしてフライドポテトとかなり具だくさん！食材の力が感じられる味わいです。

そして遂に、チキン南蛮の登場です！

一口食べて感じたのは、「今まで私が食べてきたチキン南蛮は何だったの？」ということ。

お肉は厚切りですが、とっても柔らかくてジューシー。
そして自家製の甘酢、タルタルソース、そして爽やかな風味が特徴の香草、ディルを使用したミナミンドレッシングがチキンの美味しさを一層引き立て、最後まで食べても油っぽさを全く感じませんでした。
ソースが美味しすぎて残すのがもったいなく、最後の一滴までしっかりといただきました。

オーナーシェフの久澄勝彦さんは宮崎のご出身。
フレンチのシェフとして長年活躍されていらっしゃいますが、「本場のチキン南蛮を食べて欲しい」という想いからメニューに加えたそうです。

やると決めたら徹底的にやる！という性格の久澄さんは、なんと約10年前に常連さんと2人で店舗をゼロから作られたそうです。

当時は周辺が雑木林だったので、まずはチェーンソーでの伐採から開始。建築に関しては全くの素人でしたが、“お客様にとって心地よい空間にしたい”という想いを形に変える作業をたった3ヶ月で完成させたという驚異の行動力の持ち主です。
ぜひ、来店された際は久澄さんが自らの手で作りだした優しさ溢れる空間を眺めてみてくださいね。

ディナーでは料理がさらに充実！こだわりのワインも提供

ディナーではフレンチに限らずシェフのこだわり料理が豊富にランナップされています。

見逃せないのは厳選されたワイン。特に、ニュージーランド産のワインはワイナリーと個人契約した上で独占的に販売しているバイヤーから仕入れているため、他では滅多に味わうことの出来ない希少なワインなのだそう。

平日夜はご家族、ご友人とだけでなく、男女問わずお一人で来店される方も多く、仕事終わりにゆっくりとワインを楽しんでいらっしゃるそうです。

那須塩原店オープン！

なんと2021年には栃木県の那須塩原にも店舗をオープンされました。5月の営業日は3（水）4（木）5（金）6（土）7（日）、ディナーは予約制。
「ゴールデンウィーク、まだどこに行くか決めていない…」という方は、日帰りでも楽しめる那須の自然を満喫しつつ、いつもと違う雰囲気の中でシェフのお料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。メニューは流山店と同じだそうです。

エントリーした数多くの店舗の中から勝ち抜いて金賞を獲得した実力店が近くにあり、その味を気軽に味わうことが出来るのはラッキーだとしか言いようがありません。
また、別日にいただいた牛スジ赤ワインソースのオムライスやスイーツも絶品でした。
他にも魅力的なメニューが沢山あるので悩んでしまうかもしれませんが、まずは“本場の絶品チキン南蛮”を味わってみてくださいね！