仕事や学業などで忙しい人にとって、毎日のお昼ご飯は死活問題。そんな中で「ハワイ仕込みのお弁当がおいしい」という評判を聞いて、大分市上野にある≪そらメシ≫へ行ってきました。

大学前の小さな弁当店

芸術文化短期大学の目の前、住宅街の一角に佇む、小さなお店が≪そらメシ≫です。店主の遠藤悠介さんと、妹の純子さんが2人で切り盛りしています。

元々「からあげ」をメインに、物産展に出店するなどしていた悠介さん。ハワイへの留学経験がある純子さんと共に、2017年7月にお店をオープンさせたんだとか。

店先に掲げられたのぼりや入口の飾りつけから、かわいらしさとほっこりするような温かさを感じます。

地域に支えられ、地域に愛されるお弁当

店の自慢は600円のお弁当。ボリューム満点のおかずが入った日替わり弁当の内容は、毎日、純子さんがInstagramで紹介しています。

取材に訪れた日は『オニオンチーズハンバーグ』がメイン。他にもおからの和え物やパスタなど、常時4～5品はおかずが入っているというから驚きです。そしてたっぷりご飯が入って600円！安すぎる…。

「材料になる野菜をもらったりして、周囲の人たちに助けられてますね」と悠介さん。

お話を聞いていると、毎日来てくれるという常連さんが来店。「おとうさん、弁当できてるよ」と、出来立てのお弁当を渡します。「今、取材がきてるんだよ」と悠介さんが茶目っ気たっぷりに話すと、「えぇ？ここが人気店になったら、（行きにくくなって）困るなぁ」と常連さんが笑いました。

「600円で安くてね。おかずがいっぱい入って栄養バランスも取れてて、いいんだよね」「そうそう、いっぱい宣伝して」

お二人が常連さんとにこやかに話す雰囲気から、地域に根差し、地域から愛されているお弁当店なんだなぁと感じました。

芸短の目の前ということもあり、学生さんも多く来店されるのだとか。ポテトやチュロス、ドーナツなどのサイドメニューも充実。小腹を満たすにはもってこいのメニューで、学生さんにも受けが良いのがかわります。

ハワイ仕込みのメニューも見逃せない

日替わり弁当の他に注目したいのが、アメリカで人気の『ワッフルチキン』。ふわふわのワッフルにクリスピーチキンをのせ、甘いメープルシロップをかける、甘いとしょっぱいのダブルコンボ料理です。

ジューシーな肉質に、甘いシロップとワッフルの食感で、いくらでも食べられちゃいそうなおいしさ。我が家ではおかずにいただいたので時間が経ってしまいましたが、お店では注文してから揚げたてを包んでくれるので、アツアツだともっと旨みが際立つはずです。

ビールとか合いそう～…罪な味ですね。

透きとおる、青い空のような二人に会いに行って！

空のように明るい笑顔の兄妹二人が出迎えてくれるお弁当店≪そらメシ≫。今日のお昼ご飯に、ぜひ。