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【女ひとり旅】全国200か所をひとり出張してわかった、女性ひとり旅でやっておくといいこと

樋口智香子マナー・コミュニケーション講師

昨今、ソロ活という言葉もあり、レジャーをひとりで楽しむことへのハードルが低くなっているようです。行楽シーズンには、ひとり旅を計画している女性も増えているのではないでしょうか。
自由にマイペースで楽しめるのが、ひとり旅のいいところ。とはいえ、女性のひとり旅というと、どこか心細さもあるかもしれません。
そこでこの記事では、全国200か所以上、ひとりで出張に出かけた著者が、女性のひとり旅でやっておくといいことについてお伝えします。

眠っても安心・長距離列車の必須アイテムは「ストール」

新幹線など長距離の列車や、飛行機内で大活躍するのがストールです。
肌寒いときの防寒にはもちろんのこと、何といっても便利なのが、ひざかけのように使用して、足元を隠せるという点です。
長距離移動では、眠って過ごすことも多いはず。起きているときは、両ひざをつけて座っていられても、眠ってしまうと身体が緩み、ひざが離れてしまいますよね。
スカートの場合は特に、女性がひざを開いて眠りこけている様子は、何とも無防備でだらしないものです。
ストールをひざにかけておけば、万が一眠っても足元を隠すことができ、防寒にもなります。
グリーン車や飛行機であれば、ひざかけを借りることもできますが、普通席で行く場合は、自分でストールを一枚、持参すると便利です。

ホテルに女性専用フロアがあれば、利用する

ビジネスホテルなどを利用する場合、女性専用フロアのあるホテルがあります。
もし、宿泊先に女性専用フロアがあれば、ぜひ、利用することをお勧めします。
女性専用フロアには、以下のようなメリットがあります。

・専用キーがあり、フロアには女性しか出入りできないため、安心感がある
・ルームの美容家電が充実している
・アメニティのコスメが充実している
・女性好みのインテリアにしている場合がある

セキュリティはもちろんのこと、快適に過ごせるのも魅力です。

ひとりには量の多い料理は、少なめにしてもらえるか尋ねてみる

旅の楽しみといえば、何といってもご当地グルメですね。
とはいえ、ひとりでいただくとなると、気がかりなのはその量です。あれこれと食べてみたいけれど、ひとりでは食べきれないかも・・・と諦めがち。

そんなときは、思いきって「ハーフサイズにはできますか?」と尋ねてみましょう。
チェーン店では難しいかもしれませんが、個人経営のお店なら、用意してくれる場合があります。

または、量が多そうだなと思う場合は、少なめに盛り付けてもらうのもいいでしょう。
オーダー時に「ひとりなので、量を少なめにしていただけますか」と、お願いをしてみましょう。無理をして食べたり、残してしまうよりもスマートです。

節度を持ちつつ、出会う人との会話を楽しむ

ひとりで過ごしていると、地元の人や旅行客など、知らない人に話しかけられることがあります。
こういう場合、「節度を保つ」という心がけさえあれば、出会った人との会話を楽しむのも大いにありだと思います。

女性のひとり旅というと「知らない男性に話しかけられたら注意」という注意喚起もあります。
しかし、これまでの経験上、きちんとした態度でいれば、そうそう危ない目にあうことはないといえます。
もちろん、初めて会う人に誘われるがまま着いて行ったり、車に乗ったりするのはNGです。
または夜、お酒に酔って気が緩んでいるときにも、注意は必要ですので、ある程度の緊張感を保っておくことは大切です。あえて、ひとり旅であることは言わず「友達と待ち合わせている」と伝えるのも、ひとつの手です。

節度と、ある程度の緊張感は保ちつつ、一期一会の思い出作りを楽しむ。そうした心がけでいれば、安心して過ごすことができるでしょう。
ただし、会話が不慣れだったり、誘いを断るのが苦手な女性は、夜の繁華街など、声をかけられそうな場所に行くのは避けましょう。

以上、女性のひとり旅でやっておくといいことについて、お伝えしました。ご活用いただき、安心して、ひとり旅を楽しんでいただければ幸いです。

マナー・コミュニケーション講師

マナー・コミュニケーション研修講師。千葉県出身、元資生堂ビューティコンサルタント。NLP心理学とマナーをかけ合わせた独自のプログラムにより、セミナー・研修を実施。全国250か所から招致され、指導人数は延べ20000人以上。セミナー・研修の他、書籍の出版、コラム執筆、雑誌記事や教材監修など幅広く活動中。

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