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【三者面談】何を着て行く?学校でのNG行為とは?中学・高校生の保護者が心がけたい三者面談のマナー

樋口智香子マナー・コミュニケーション講師

秋深まり、受験生のいるご家庭では、進路を決めるための三者面談に臨む親御さんも多いようです。
たまにしか立ち入ることのない我が子の学校、しかも三者面談となれば、おそらく緊張することでしょう。
何を着て行くべきか、どんなことに気をつけるのかと、あれこれ悩みますよね。
そこでこの記事では、三者面談で学校に行くときに、保護者が心がけておくとよいマナーについて、お伝えします。

スーツまでは着なくてOK、きちんとした印象の服装を心がけて

三者面談に行く際の服装は、清潔感があり、きちんとした印象があればOKです。
お母様なら、ワンピースや、きれいめのカットソー(またはブラウス)にスカート(またはパンツ)など、品のあるコーデがお勧めです。
先生との進路相談の場ですので、お受験のスーツのように、かしこまった服装をする必要はありません。
緊張しやすい三者面談ですので、明るめのベージュや淡いグレー、パステルカラーなどを選べば、気持ちが安らぐでしょう。
お父様なら、スーツもよいですが、ジャケットとパンツのようなスマートカジュアルでも十分です。

学校に行くのに避けたい服装とは

ある程度、カジュアルな服装でもOKですが、くたびれた普段着はお勧めできません。
洋服にしわや汚れ、ほつれなどがないか、着る前にチェックをしましょう。

デニムは、デザインによってはOKです。シンプルな細身ストレートなど、ラインのきれいななものがお勧めです。ただし、カジュアルになりすぎないよう、ジャケットを合わせるなどの工夫をしましょう。

また、三者面談は子供が同席しますので、子供が嫌がるものを選ばないこともポイントです。
思春期の彼らは、恥ずかしいという気持ちに敏感です。例えば、派手な色や目立つデザイン、露出の多い服などはNG。着ていく服を選んだら、一度、子供の意見を聞くのもよいかもしれません。

携帯用の室内履きを持参するとGOOD

学校によっては、スリッパが用意されていることがありますが、できれば、室内履きを持参するのがお勧めです。
何故ならば、学校のスリッパはワンサイズが多いため、合わないサイズのものだと歩きづらいからです。つるつるとしたビニール製で、しかもサイズが合わないとなると、階段を上るのもひと苦労。
折りたためる携帯用のスリッパなどがありますので、バッグにいれて行くといいですよ。

校内では、自分から挨拶

校内で心がけたいマナーとしては、何といっても挨拶です。
「こんにちは」と声をかけ、会釈をすればOKですので、生徒も含め、すべての人に挨拶をするといいでしょう。
その他、以下のような場面でも、きちんと挨拶しましょう。

入室時 → 「失礼いたします」
面談開始 → 「〇〇(子供の名前)の母(父)です。本日はよろしくお願いいたします。」
面談終了 → 「本日はありがとうございました。」
退室時 → (もう一度改めて)「ありがとうございました。失礼いたします。」

当たり前のことのようですが、子供は親の態度を見ているものです。
いざ受験というときに、子供のお手本になれるよう、親自らが態度で示すといいでしょう。

校内で気をつけたい、NGマナーとは

その他、校内でするべきでないNGマナーについてお伝えします。

・座った椅子をもとに戻さない
・バタバタと音を立てて歩く
・掲示物に勝手にふれる
・他の教室に勝手に入る
・廊下で大きな声を出す
・むやみやたらに撮影する

学校は公の場であることを意識して、保護者として、慎みのある行動を心がけましょう。

以上、三者面談に行く際に、保護者が心がけたいマナーについてお伝えしました。三者面談が、有意義な時間になりますように。

マナー・コミュニケーション講師

マナー・コミュニケーション研修講師。千葉県出身、元資生堂ビューティコンサルタント。NLP心理学とマナーをかけ合わせた独自のプログラムにより、セミナー・研修を実施。全国250か所から招致され、指導人数は延べ20000人以上。セミナー・研修の他、書籍の出版、コラム執筆、雑誌記事や教材監修など幅広く活動中。

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