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こだわりのファーマーズマーケットを下町で!そのドキドキの開催に地元の反応は…?【神戸市】

Hinata Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

「旅するファーマーズマーケット」がついに長田にもやって来るそうです。お洒落な雰囲気のマーケットで、今まで旧居留地や須磨の海岸などでも大人気でしたが、今回はグッと雰囲気も変わって下町での開催。一体どういう風なことになっているのだろうと訪れてみました。

鉄人28号の広場、復興のシンボルとしても象徴的なこの空間は、今や長田区民にとってなくてはならない場所。そんな鉄人の足元に、今日は沢山の出店テントが並んでいます。

すっきりと晴れて少し暖かいようなお昼時、皆さんの表情もやんわりとほころんでいます。ハンドドリップでコーヒーを一杯ずつ淹れていく手間やそれを待つ時間を惜しむ事もなく、湧き立つ香りやドリップの過程を感じながらその場を楽しむお客さんたち。いい時間が流れています。

お野菜やお米、卵など手塩をかけて作られた食材たちが、作り手さんから直に販売されているこのファーマーズマーケット。売る方も買う方も笑顔で嬉しそうに見えるのは、そこにあるのが愛情がたっぷりかけられたこだわりの物ばかりだからこそ。

クラフトビールを販売している「IN THA DOOR BREWING」さんでは、生ビールを持ち帰れる水筒も販売。グラウラーというビール用の水筒は、ガスが抜けにくい構造で6時間温度帯が持つそうです。クラフト生ビールを、おウチにそのまま持ち帰って楽しめるなんてビール好きにはたまりませんよね。

「初めての場所での出店はどこか緊張するような所もあったりするけど、長田は思ったより優しくて。包容力というか、受け入れ感がすごくあった。WELCOMEという感じ。」笑顔で話してくれたのは、和田岬方面から出店参加の「北の椅子と」さん、今日は朝ごはん担当だったそう。

軽トラで参加の「原商店」さんは、湊川の東山商店街から。70年間ご商売されているとあって長田でも知られているようです。「今日はローカルのお客さんも多くて。(湊川の)常連さんや、お店のこと知ってくれてる人も多かった。新長田まで来てくれて助かるわあ〜って何人かに言われました。」

いつものファーマーズマーケットをめがけてやって来る感じの人達と、ローカルの人達が程よく混ざり合っていたという今回。朝の9時半にオープンしてすぐから人がいっぱいだったそうなんです。下町の雰囲気とお洒落なマーケットの融合、何だか嬉しくなってしまいますね。

現在はお昼を過ぎていて、もう片付けて帰ってしまった参加者もいるようです。私は残念ながら出遅れてしまったのですが、今週12日の土曜日も同じくここで開催するということで次回は早い時間にまた来てみようと思います。

来週からは旅するファーマーズマーケットは春休み。チューリップや生海苔の販売は次回までです。皆さんも是非ひと足先に、春を感じに出かけてみませんか。

旅するファーマーズマーケット

次回開催:3月12日 09:30~13:00
新長田・鉄人広場
※19日からは春休みになります。
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開催日などのお問合せ先:
神戸市事業・イベント案内センター 078-333-3372
※年中無休8:00〜21:00
※マイバッグ、マイ保冷剤、マイ保冷バッグ、マイ食器などのご持参をオススメします。
鉄人広場Google マップ

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旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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