昨年のバレンタイン時期には売り切れてしまった「川本屋茶舗」のガトーショコラ。通販で購入後、横浜の老舗お茶屋さんだったことが判明。しかも、伊勢佐木町に構える店舗が1月21日にリニューアルオープンしたので行ってきました。

川本屋茶舗

川本屋本舗は、創業者川井タマ氏により「川本屋」の屋号で創業、明治41年に横浜伊勢佐木町でお茶とかつお節の専門店として開業した老舗です。

現在の店主は5代目で（写真は弟さん）、2023年1月21日にリニューアルオープンしました。

店内には日本茶やかつお節だけでなく、国産にこだわった「オリジナル健康茶」や、自社ブランドの自家製菓子「横濱いせぶらパウンド」などが並んでいます。

種類豊富なオリジナル健康茶

全国から集めた国産健康茶は、ビワの葉、桑の葉、よもぎなど葉っぱのお茶だけでなく、クロモジや目薬の木など珍しいお茶もありました。

これだけ種類があると迷いますが、おすすめの日本茶「炭火茶」と健康茶「目薬の木茶」を購入。

おすすめは「炭火茶」

炭火茶は、炭火で火を起こし職人さんが手と鼻の感覚だけで火を入れたもの。手作業なので大量に作ることができません。今はガスで火入れしているお茶がほとんどなので、大変貴重なのだそうです。

このような話を直接聞いてお茶を選べるのも専門店ならでは。

横濱いせぶらパウンドケーキ

自社ブランド「横濱いせぶらパウンドケーキ」は、宇治抹茶、和の果実、和紅茶、ほうじ茶、玄米茶、ごぼう茶、玄米チョコのレギュラー7種類と、季節限定「かぼちゃ」の全部で8種類。保存料は使用せず、素材の味を大切にして店内で焼き上げています。

最近は、私がネットで購入した「ガトーショコラ」も人気があるそうです。バレンタインデーの時期にピッタリですし、お茶屋さんのガトーショコラという話題性もおもしろいですよね。

自家製ガトーショコラ

自家製ガトーショコラは、ノーマル、宇治抹茶、ほうじ茶の3種類。1番の人気は「宇治抹茶」だそう。

どれもおいしかったけど私は「ほうじ茶」が好みでした。しっとり濃厚なガトーショコラは日本茶によく合います。

「ほうじ茶ガトーショコラ」の上には、沖縄産赤キビ糖を使用したクランブルがのって食感も楽しい。「焙煎ほうじ茶」を粉末にしてチョコに練り込んでいるので、口の中にほうじ茶の香ばしいかおりが広がります。

甘すぎないのも魅力でしょうか。ベルギーの「ベルコラーデ」を使用するなど、材料にとてもこだわりを感じました。

抹茶の程よい渋みがあり、濃厚を通り過ぎて特濃なので少量でも大満足は高め。

抹茶のガトーショコラは、出没！アド街ック天国「伊勢佐木町」の番組内で、1位の伊勢佐木商店街の老舗ガトーショコラとしても紹介されたことがあるんですって。

オープン記念（先着50名限定）のコースターキルトは、近沢レースと作ったオリジナル。よく見ると「茶」という文字がデザインされています。店主同士仲がよいそうですが、横浜の老舗コラボでとてもすてきですね。

ガトーショコラはギフト用の箱入りもあります。浜っこのバレンタインに老舗お茶屋さんの作ったガトーショコラはいかがでしょうか。