横浜石川町駅そばの和菓子の老舗「金米堂本店」へ行ったら、お店の中でひなあられ用のお餅を干していました。寒い寒いと思っていたけれど、もうそんな季節なんですね。お店のイチオシは「梅どやらき」ですが、今の時期は「苺大福」も欠かせません。

金米堂本店

JR石川町駅南口周辺に位置し、元町・山手・中華街の玄関口となるひらがな商店街にある「金米堂本店」（きんぺいどうほんてん）は、創業明治25年の老舗和菓子店。

古い伝統を大切にしながら、新しいものを取り入れた和菓子は人気が高く、地元の方はもちろん、遠方から通うファンも多いお店です。

私が買い物していた時には、外国人観光客が和菓子を買ってその場で食べていました。

梅どら焼き

どら焼きの中に「梅」。自分ではなかなか選ばない組み合わせですが、ほんのり酸味のある青梅の香りがクセになるどら焼きです。

銅板で手焼きをした皮には「MOTOMACHI」と横浜ベイブリッジの焼き印があり、横浜のお土産や贈答品にもピッタリ。

中にはじっくりと煮込んだ白インゲン豆の粒あんに、半分に切った青梅の甘露煮が入っています。金米堂のどら焼きは、出来立てはもちろん1日おくとさらにしっとり感が増しておいしい。

どら焼きだけでなく、お餅を使った作りたての和菓子も外せません。豆大福、よもぎ、いちご大福も買いました。

作りたての餅菓子

今の時期はやっぱり「いちご大福」！モチモチの極薄お餅になめらかな白あんと大粒のいちごが包まれています。草餅はしっかりと”よもぎ”が香るお餅の中に粒あん。お餅はもちろん、あんこもおいしいから、どれにしようか悩ましい。

お餅といえば、金米堂さんの名物なのが完全自家製のひなあられ。熟練の技術を持つ職人さんが、約1カ月かけてお餅を炒り、味をつけて丁寧に作り上げています。今では大変珍しい光景ではないでしょうか。

「福」のお面がついた節分の豆も買いました。和菓子屋さんは季節が感じられて、みているだけでも楽しいですね。元町方面にお出かけの際には、ひらがな商店街まで足を運んでみてはいかがでしょうか。