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老後の2000万円を貯めるよりも重要な貯蓄は牛乳だと思う

理学療法士/ケイシー理学療法士、骨盤底筋指導士、マタニティヨガインストラクター

理学療法士ケイシーです。

今日は、私たち女性は、

たった1杯の牛乳で

将来を変えられるかもしれないという

壮大な話をしていきます。

嘘みたいですが、結構本当なお話です。

牛乳に含まれる成分、ご存じですよね。

そう、カルシウムです。

私たちは毎日カルシウムが足りていない

私たち成人女性は、

一日に650mgのカルシウムが

必要とされていますが、

実際に摂取できているのは

500mg足らずということをご存じですか?

カルシウムはご存じの通り

骨や歯を強くしてくれる栄養です。

それが毎日150ml足りないまま

生きているということになるんですが

あまり実感はありませんよね。

今、全然健康ですから。

ですが、これはいわば「負債」です。

カルシウム負債」なんです。

女性は突然骨が脆くなるXデーが必ずくる

私たちは普段、女性ホルモンによって

様々な恩恵を受けている生き物なんですが

そのホルモンの作用の一つに

「骨を強く保つ」というものがあります。

子供を産んで育てるという生物学的役割の

ためなのか、生理が始まり、閉経して

生理が終わるまで女性ホルモンは出続け

骨を強く保ってくれています

なんてありがたい。

でもちょっとお待ちください。

今、女性の平均年齢は四捨五入して90歳。

閉経するのは50代頃。

閉経すれば女性ホルモンはでなくなる。

つまり、

骨を保つホルモンを失ったまま

40年を生きなければならないという

サバイバルな時代が女性にはやってきます。

産んで育てきった頃の年齢になったら

もう用なしみたいに

突然ホルモン解散するのやめてくれません!?

はるか昔はこのくらいの年齢が

寿命だったのかもしれません。

でも今はめちゃめちゃ寿命延びてるんで!

女性ホルモンさん!ついてきてよ!!

そう願っても、今の医学では

閉経を遅らせることはできません。

なんて世知辛いんでしょう・・・

骨が弱るとどんな未来がまっているか

骨が弱るとなる病気の代表的なものが

「骨粗鬆症」こつそしょうしょう

というもので、簡単に言うと

骨が弱くなって折れやすくなる病気です。

実際、50歳以上の女性の3人に1人は

骨粗鬆症になるといわれていて、

これは男性の3倍の割合です。

さらに、高齢者は股関節を骨折すると

寝たきりになったり、

歩けなくなる確率が

かなり高くなってしまうんですが

そんな股関節骨折の割合が

女性は男性の4倍にも上ります。

実際病院に勤務していても

めちゃめちゃ、多いんです

高齢女性の股関節骨折・・・!!

なんて不公平なんでしょうか。

人生100年時代といわれているなか、

残り50年を、骨折したり、家族に

介護されて生きなければならないという

恐怖や情けなさとともに生きるなんて

考えたくもないですよね。

そこで、そんな未来を回避するために

おすすめなのが

「一日コップ一杯の牛乳」です。

私たちの救世主は牛乳だ!!!

牛乳はコップ一杯に200mg前後の

カルシウムが入っています。

つまり、今の生活に、コップ一杯の

牛乳を付け足すことで

一日の摂取基準量の

650mlを超えることになるんです。

もちろん、牛乳が苦手な人は

他の好きな食材から同量のカルシウムを

摂取したらいいと思います。

最近私はおやつに

イワシ骨せんべいを食べているんですが

これもカルシウム含有量高いので

とってもおすすめです。

未来の自分を守るために今から体に投資する

年老いて骨が脆くなってから

カルシウムを急いで摂取しても

間に合わないんです。

まずは今から

日々しっかりカルシウムのもとを

摂取する習慣をつくること。

これがとっても大切だと思います。

そしてもう一つ重要なことが

骨は衝撃が加わるほど

強くなる性質を持っているということ。

骨は小さく壊れて修理してを繰り返して

強くなっていきます。

骨を軽く壊すにはどうしたらいいのか。

歩くこと。

歩くと骨が強くなる

たくさん歩いて骨を刺激すること。

これがすごく大事です。

ヨガやスイミングではダメなんです。

地面を蹴って骨に衝撃を与えるような

陸地の運動こそ

骨づくりに最高の刺激になります。

いつまでも自分らしく自由に生きていくために

この二つをしっかり続けるだけで

いつまでも自分の足で歩き

自分の行きたい場所に行くことのできる

未来を手に入れることができるなんて

最高に賢くてお得な自己投資だと

思いませんか?

いつか海外を遊びまわる90歳を

目指して、ともに頑張りましょう!!

みなさん、

健康は、最高の投資先ですよー!!

理学療法士ケイシーでした。

理学療法士、骨盤底筋指導士、マタニティヨガインストラクター

病院で理学療法士をしているケイシーです。【理学療法士とは】Physical Therapist(PT)ともよばれます。主に体に障害を負った人をリハビリし日常に送り出したり、運動の指導、体のメンテナンスなどをする仕事です。ケイシーは現在、【妊娠中や産後の女性の体のケア】と【入院中の患者様のリハビリ】【予防医学】を専門としています。ここでは、病院で働いてるからこそ話せる小話や、心と体を健やかに保つことの大切さ、日常生活に役に立つ医学情報などについてなどざっくばらんにお話ししていきます。

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