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病院通いで得をする!?20代後半からは病気になる前に病院に行こう

理学療法士/ケイシー理学療法士、骨盤底筋指導士、マタニティヨガインストラクター

理学療法士ケイシーです。

今日のテーマは「病院通いは得をする」

ですが、どういうことなのでしょうか。

世知辛い私たちの未来について

今、誰もが

日本の「少子高齢化」のことを

知っているかと思います。

そのせいで将来もらえる年金が減るとか、

働き手が居なくなるとか

病院が減って死に場所がなくなるとか

色んな事が言われていて

正直歳を重ねることを

穏やかに感じられない今日この頃です。

実際、高齢者の医療費が

1割負担だった

時代から、現在は2割負担と

実費分が増えていますよね。

そしてこれから、高齢者は

ますます増えて、働き手が

減っていくわけですから

年金が減った上で、

2割から3割、4割と

医療費が増えていく未来を

想像する必要があります。

そこで今日のテーマ

「病院通いが得をする」が

関わってきます。

「病院通いで得をする」!?

私のこの「病院通い」は

早いうちから検査・治療をする

ということを指します。

たとえば、歯医者で

定期健診を受けること。

昨今、歯の定期健診では

虫歯だけではなく、

歯周病の検査や歯磨きの仕方まで

指導してくれることは

ご存じですか?

歯磨きが下手で歯周病になっても

気が付かずに過ごし悪化すると

歯がグラついたり抜けるだけではなく

脳梗塞や心筋梗塞、認知症になる

リスクも高まるんです。

これは、数か月~半年に一回

定期健診を受け正しくケアをすると

予防することができます。

たとえば、会社の定期検診。

血液検査で「高脂血症」を

指摘されたとします。

「まあ大丈夫でしょ」と放置すると

血管内に血栓ができやすくなり

動脈硬化や脳梗塞の発症リスクが

高まります。

血管が硬くなって、脳梗塞になってから

治すことはできませんが

「高脂血症」の時点であれば

薬でコントロールできます。

早期から薬で抑制することで

蓄積する血管へのダメージを

減らすことができるんです。

たとえば乳がん検診。

親族が乳がんだった場合

自分もなりやすい可能性があります

遺伝するリスクのある疾患は

親族を調べればわかるので

早期発見・早期治療のために

早いうちから検診を受けることが

できます。

自分の未来を守るために適切な受診を

病気は、ときに

大きなものを奪っていきます。

医師は万能ではないし

診断がつかない病気も少なくありません。

病気がある日突然、その人の

生きがいややりがい、自尊心を

根こそぎ奪っていくことを

病院に勤めていると嫌と言うほど

目にします。

そして一度病気を患うと

関連してそのほかの病気にも

なりやすくなり、入院を

繰り返し、違う病棟でたびたび

同じ名前を目にすることは少なくありません。

なので私が医療従事者として

強く勧めたいことは

「病気になってから

病院に行くのではなく

病気になる前に適切な検査や

治療を受けに病院に行くこと」

です。

もちろん、予防できない病気は

数えきれないほどあるでしょう。でも

防げる病気があることも確かなんです。

これは大きな大きな

自己投資です。

私はこれに関しては惜しまず

投資する所存です。

病気は、大切な時間も

稼いだお金も、幸せな未来も

無情に奪っていくのですから

私たちも今の時代に生まれた

大きなメリットである

「発展した医学」そして

「保険で受けられる医療」を

ふんだんに使って、できる限りを尽くし

自分の未来を守っていきましょう。

それでは今日も、

おつかれさまでした。良い夜を。

理学療法士ケイシー

理学療法士、骨盤底筋指導士、マタニティヨガインストラクター

病院で理学療法士をしているケイシーです。【理学療法士とは】Physical Therapist(PT)ともよばれます。主に体に障害を負った人をリハビリし日常に送り出したり、運動の指導、体のメンテナンスなどをする仕事です。ケイシーは現在、【妊娠中や産後の女性の体のケア】と【入院中の患者様のリハビリ】【予防医学】を専門としています。ここでは、病院で働いてるからこそ話せる小話や、心と体を健やかに保つことの大切さ、日常生活に役に立つ医学情報などについてなどざっくばらんにお話ししていきます。

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