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キャラパンケーキアートのコツ〜金髪銀髪キャラ(はむしろ簡単という説明)と顔黒褐色キャラの場合は…

稲垣圭介ラ・リチェッタ シェフ

 みなさんこんにちは、パンケーキアート職人(オタクシェフ稲垣)です。今回はパンケーキアートの作り方の続きとなりますが、前回がキャラパンケーキのコツ、ということで標準的な黒髪のキャラでのテンプレな作り方でしたので、今回は実はもっと簡単な金髪(もしくは銀髪)キャラの「焼き方」のコツとさらにガングロ、褐色キャラの焼き方のコツなどをご紹介したいと思います。

 因みに基本の道具やレシピに関しては前回か、さらに初級のこちらの記事を読んでいただくと良いかと思います。是非あなたの「推し」をこんがり美味しそうに焼いてあげてください。

 さて、下絵はいつものように100均一のディスペンサーにてペンのように擦り描きしたところから参ります…(はやい)

まずはこの方。ヨスガノソラの銀髪のヒロインさんです。

ちなみに工程ごとに一度火からおろして濡れ布巾にあてて焼き色の進行をストップしております。

1 下絵、

2 髪の毛の影の部分ですね、なるべくコントラストをつけたいので2番目に濃くしました。それと目の瞳の上部分ですね

3 シャドウ部分です。目の上、髪の毛の影、首の影、衣服の影、口のなか、ほっぺ。それと髪の毛のハイライトのラインやリボンも。通常はこの工程は髪の毛全体を焼いたあとなのですが、銀髪や金髪だとそこを省略します。ちょっと楽です。

4 いきなり完成です。色数が少ないですが気になりませんよね。

 次にこちら、大好きな作品のヒロインです。「その着せ替え人形は恋をする」のまりんちゃん(金髪キャラです)

1 下絵です。焼いてます。

2 はいここで裏技。こんがり焼きながら服の質感を出したいので焼きながら生地を追加します

3 焼きながら生地をたらしたのが肩部分です。ヨスガノソラと同じく髪の毛の影部分や瞳の上部分、さらに羞恥線(と自分は呼んでるけどなんていうのでしょうか)

4 ほっぺや目の上のシャドウ、髪の毛の影、ハイライトのライン、首の影、瞳の下半分です

そして出来上がりがこちら

(五代くんごめんね…)のシーンです。服の質感、焼きながら垂らすことによってちょっとざらっとなるんです。パンケーキの生地と金髪は相性良さげです。

 そしてみなさん大好きなこの金髪で褐色の人です。安室さんです。

1 下絵

2 拳銃はニューナンブでしょうか。ジャケットの濃い部分と髪の毛のシャドウ、瞳の上半分です。

3 肌のシャドウ部分です。前髪のシャドウや鼻の横、目の上、耳の中などですね

4 そして褐色の肌と服のシャドウ部分(シワなど)この色合いの見極めがなかなかタイミングが難しいところなのですが、フライパンの上に色確認用の生地をさっと描いておくと判別が楽です。今回は周りの余白も一緒に焼いてしまってますが、これは最後の仕上げでもかまいません。

5 が無いのですが上で埋めなかった部分ですね。

そして出来上がりがこちらです。

目の白い部分だけ森永さんのミックスではなく自前の生地でより白を際立たせてあります(レシピは前回の記事にあります)こんがり美味しそうなキャラですね。例のサンドイッチも一緒に食べたいところです。

 そしてラストは黒髪と褐色の肌という薩摩男児キャラ、ゴールデンカムイからのこちら。

1 下絵

2 髪の毛の濃い部分

3 肌のシャドウ部分と髪の毛全体(ハイライト除く)

4 肌メイン部分(ほっぺたに光があたってるようにするため一部普通の色合いにしたい)

そしてのこり部分全体を焼きまして、結果がこちら

なかなか難しいですがなんとか…

 ということで今回は金髪と銀髪はちょっとだけ簡単、それと褐色の肌はちょっとコツがいる、さらにその両方だと順番が一部逆になるよ、ということでした。

どの作品にかならず存在する金髪ツインテールさん(負けキャラが多いよね)や褐色のボクっ子、褐色のワイルドキャラ、が推しの方は是非参考にしてみてくださいね。

(文章 稲垣圭介)

ラ・リチェッタ シェフ

日本をを代表する(というより他にほとんどいない)パンケーキアート職人。アニメコミック系キャラクターから犬猫まで貴方の推しをパンケーキにいたします。本職はイタリア料理ですが、オタク趣味が興じてこのようなことに…フードアートに感動と驚きを…

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