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都民割「もっとTokyo」復活で気になる、東京都内 天然温泉のホテルを一足先にチェックしてみよう

泉よしか女子目線温泉ライター

都民割こと「もっと楽しもう!TokyoTokyo」が2022年6月から再開されるのではないかと話題になっています。

どうせ泊まるなら天然温泉を楽しみたい!天然温泉に入れるホテル・旅館を予約したいと思う方も多いでしょう。開始前にチェックして目星をつけておけば、スタート時に焦らなくて済むはず。それでは東京にどんな温泉のホテルがあるのか早速見ていきましょう!

「もっと楽しもう!TokyoTokyo」の1泊あたりの助成額は!?

まずはざっとおさらいです。

2年近く前の2020年10月に行われた1回目の「もっと楽しもう!TokyoTokyo」の時は、宿泊旅行は1泊5,000円、日帰り旅行は1回2,500円の定額の助成でした。

今回の都民割の詳細はまだ発表されていませんが、前回と同様であれば1泊あたり5,000円引きで泊まれる可能性が高いということです。いつもならなかなか泊まれないラグジュアリーなホテルに泊まる大きなチャンスですね。

東京の天然温泉は多い?少ない?

東京でも大田区の辺りには天然温泉の銭湯が多い
東京でも大田区の辺りには天然温泉の銭湯が多い

さて、東京の温泉ってたくさんあるでしょうか。それとも少ないでしょうか。

環境省が調査した令和2年度温泉利用状況によれば、東京都は源泉総数166と、多くはないものの全国的に特に少ない数ではありません。関東地方だけで比較しても、茨城県の154、埼玉県の113、千葉県の155よりも源泉数が多いです。

また温泉利用の公衆浴場数は129ヶ所で、47都道府県の中でも上から20番目とかなりの健闘。都道府県どうしを比較した場合、温泉を使った日帰り施設がむしろ多い都道府県とも言えそうです。昔から温泉に該当する地下水を利用してきた銭湯がある一方、ファミリーに人気の天然温泉を使ったスーパー銭湯が増えてきたことも影響しているのでしょう。

しかし宿泊施設となると一気に下位に転落です。温泉を使った宿泊施設数はわずか34ヶ所。これは16ヶ所の沖縄県、29ヶ所の徳島県に続いて下から3番目。人口を考えるとそうとう少ない印象です。

自家源泉などを所有する都心部のホテル

源泉がとびぬけて少ないわけではないのですから、都心部にも温泉はあります。都心部の地下には黒湯といわれる温度が低くコーヒーのように真っ黒な温泉や、古代海水系のとてもしょっぱい黄褐色の温泉などが湧いているのです。

そんな東京の温泉に入れる都心部のホテルから5ヶ所ご紹介します。

名湯の運び湯に入れるホテル

名湯の湧く伊東温泉
名湯の湧く伊東温泉

その場で温泉が湧いていなくても心配いりません。他県の温泉地から運んできた温泉に入れるホテルもあります。遠方に出かけなくても東京で泊まって近場の名湯です。

湯河原温泉・奥湯河原温泉からの運び湯

伊東温泉からの運び湯

湯快爽快 三郷温泉からの運び湯

箱根温泉郷 芦ノ湖温泉からの運び湯

奥多摩の温泉ホテル・温泉旅館

自然豊かな奥多摩エリア
自然豊かな奥多摩エリア

東京都でも緑豊かな奥多摩エリア。ここでも天然温泉が湧いています。ダム湖である奥多摩湖の底からパイプで汲み上げる「鶴の湯温泉」を使う宿が多いのですが、「かんぽの宿 青梅」や「三河屋旅館」のように独自源泉の宿も。

また「水香園」は天然温泉の宿ですが、過去のGOTOトラベル未参加だったためリストには載せませんでした。

離島の温泉!伊豆諸島に泊まる手もある

温泉ホテルは無いものの温泉は湧いている八丈島
温泉ホテルは無いものの温泉は湧いている八丈島

大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島……伊豆諸島の島々はいずれも火山島です。火山と言えば温泉!伊豆大島や神津島なら温泉に泊まることができます。

とはいえ、新島、式根島、八丈島などにも日帰り温泉や自然のままの野湯などがあります。いっそのことこれらの島で温泉ではないホテルや民宿に泊まり、島の温泉巡りをするのも楽しいかもしれません。

伊豆諸島は「もっとTokyo」対象エリアでありながら、特に遠方への旅行気分が味わえる非日常感あふれる旅先です。

伊豆大島の温泉宿

神津島の温泉宿

都民割「もっとTokyo」は早い者勝ち

意外と少ない東京都内の天然温泉ホテル。どうせなら温泉に泊まりたいと思う方は、ここで紹介した宿泊施設のリストから泊まりたいホテルの目星をつけておいてくださいね。「もっとTokyo」は早い者勝ちなので、少しでもスムーズに予約できますように。

女子目線温泉ライター

有名温泉から穴場の温泉まで、秘湯、旅館、ホテル、共同浴場、スーパー銭湯や絶景温泉など日本全国、思わず行ってみたくなる温泉やオトクな旅行情報を発信します。取材・執筆のご依頼は、公式サイト「子連れ温泉ガイド」メールフォームかSNSのメッセンジャーからご連絡ください。 温泉ソムリエマスター/温泉観光実践士/サウナ スパ健康アドバイザー/温泉ビューティー&ダイエットソムリエ

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