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浦和レッズが埼玉スタジアムで大分トリニータに逆転勝ち(さいたま市)

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

4月に入って公式戦4勝1敗と、リカルド・ロドリゲス監督が目指すサッカーが徐々に浸透することを感じさせる、浦和レッズがリーグ戦6連敗と苦しむ大分トリニータをさいたま市緑区の埼玉スタジアム2002に迎い入れてのホームゲームを行った。

試合は、浦和レッズが勢いそのままに開始早々2分に先制する。DF西大伍が左からのDF山中亮輔のクロスを右足でボレーシュートをゴールに叩き込んで、移籍後初ゴール。

西選手は試合後「セレッソ戦の反省で、より良くするために僕らのポジションを攻撃的にと考えていた。早い時間帯でのゴールだったので、あっさり過ぎて喜べなかった」と振り返り、ポジショニングがゴールに繋がったことを語った。

しかし、23分、大分トリニータが左サイドを攻略すると、中央の混戦から、地元浦和出身のMF町田也真人が左足を振りぬいて同点ゴール。試合を振り出しに戻した。さらに40分、ペナルティーエリア中央で受けた町田也真人が、今度は右足を振りぬいてゴールに突き刺して今日の試合2点目を決めて、大分トリニータが逆転する。

前半は大分が逆転して終了すると、後半は浦和レッズが徐々にペースを握り始め、圧力をかけると終盤に試合が動く。74分、セットプレイの流れからMF小泉佳穂のクロスをDF槙野智章が右足であわせて同点ゴール。81分には昨年まで大分に在籍していたMF田中達也がこぼれ球を押し込んで恩返しの逆転ゴール。浦和レッズが終盤に試合をひっくり返した。

大分も最後まで諦めずチャンスを作るも、浦和のGK西川周作がビックセーブを連発。浦和レッズが苦しい展開の中で、試合をひっくり返して、逆転勝利した。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「今日の試合の入りは良かったと思いますが、先制点が入ったことでリラックスをして緩んでしまった所があるのかなと思います。こういった難しい試合で勝ち点3を取れたことは価値があると思いますので、次の試合に繋げていければと思います」と試合を振り返った。

今季からキャプテンを務める阿部勇樹選手
今季からキャプテンを務める阿部勇樹選手

また、MF阿部勇樹選手がアディショナルタイムから途中出場をして、39歳7カ月19日でのリーグ出場となり、これまで最年長記録だった平川忠亮(現コーチ)の39歳7カ月を抜いて、レッズ史上最年長出場記録となった。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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