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浦和レッズがアウェイでアビスパ福岡に敗戦を喫する

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第12節。浦和レッズは前節、大分トリニータに勝利をして、福岡に乗り込んできた。対する、アビスパ福岡はリーグ戦連勝中と好調を維持している。

この試合で、昨季最終戦で怪我をして出遅れていた、エースの興梠慎三がリーグ戦初スタメン。コンディションを少しずつ上げてきているが、この試合でのゴールはならなかった。

試合序盤はレッズが押し込み主導権を握る。しかし、前半8分最初の決定機はアビスパ福岡に訪れる。後方からのロングボールをGK西川周作がキャッチミス。そのこぼれたボールをFWブルーノ・メンデスが押し込んで、先制点を決めた。浦和レッズはその後も主導権を握り続けるが、福岡のブロックを作った守備を崩し切れず、前半1-0で終了した。

後半も浦和レッズは堅守の福岡にシュートを打たせてもらえない展開となり、試合は終盤戦にさらに動いた。85分、途中出場で入っていた、福岡のFWジョン・マリが左から入ってきたクロスに対して、強烈なボレーシュートを放ち、西川周作が触るも、それも弾き飛ばしての追加点となった。試合はこのまま2-0で終了。浦和レッズは、99年以来の福岡での敗戦を喫した。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「全体をコントロールは出来ていたが、最後のファイナルサードの所で、なかなかうまくシュートに持っていけなかったり、ゴールが取れないということがありました。最後のラストパスがずれてしまったり、そのあたりが課題として残る試合だったかと思います」と、試合を振り返った。

西川周作選手は「あれは完全に僕のミスだと思っていますし、チームがボールを持つ時間が長かっただけに、あのような失点はGKとしてもなくさないといけないと思っています。自分たちがやろうとしていることを、たくさん出せていた部分もあるので、そこはしっかりと見つめて、すぐ試合もあるので、良い方向にこれを活かしていきたいと思います」と前を向いた。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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