Yahoo!ニュース

浦和レッズがG大阪を破り、天皇杯準決勝進出を決める。

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

天皇杯準々決勝、浦和レッズは、大阪の吹田スタジアムに乗り込んでガンバ大阪との一戦を迎えた。天皇杯は優勝チームが、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得する大会となっており、ACL出場権獲得を今季の目標とする浦和レッズとしては重要視する大会の一つとなっている。大阪に乗り込んだレッズサポーターもスタジアムの半分をシートによって赤く染めるビジュアルサポートによって、レッズの勝利を大きく後押ししていた。

試合は、前半早々の10分に浦和レッズが試合を動かした。MF平野佑一の一本のパスで、ディフェンスの裏を取ったFWキャスパー・ユンカーが、左足を振り抜いて先制点を決めた。さらに前半42分、左サイドのDF山中亮輔のクロスをFW江坂任が頭で落とした所をMF関根貴大が左足を振り抜いて追加点を決めて、2-0とした。前半はこのまま終了した。

後半は、ガンバ大阪が攻勢を仕掛けるも、浦和レッズはGK西川周作を中心としたディフェンス陣がゴールを割らせず。試合はこのまま2-0で終了して、浦和レッズが天皇杯準決勝進出を決めた。

試合後に、攻守の要となっているボランチの平野佑一選手は「リーグ戦でやった試合でガンバと引き分けだったのが、僕自身、浦和に移籍してきた試合の中で、腹の底から悔しい試合でした。今日は展開がどうであれば、今日は自分の色を出そうというよりは守備重視で、絶対に失点をしないように、ポジショニングを意識して入りました」と、リーグ戦のリベンジを果たしたことを喜んだ。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「ここ最近の試合に比べるとそこまでのチャンスの数ではなかったが、前半は2点取れた所と、いくつかの場面で相手のゴールに迫ることが出来て、全体的に通して良い試合が出来たと思います」と試合を振り返った。

天皇杯の準決勝は12月12日に、セレッソ大阪との対戦が決まった。浦和レッズは天皇杯でもACL出場権を目指してタイトルを目指す。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

椛沢佑一の最近の記事