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浦和レッズが3年ぶりに天皇杯決勝に進出 宇賀神友弥が値千金の決勝弾

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

第101回天皇杯準決勝。浦和レッズは埼玉スタジアムでセレッソ大阪との一戦を迎えた。

試合は、浦和レッズがペースを握る中で、前半28分に試合が動く。MF明本考浩が折り返したボールを宇賀神友弥がコントロールショットを決めて浦和レッズが先制した。前半は1-0で浦和レッズがリードして折り返した。

先制ゴールを決めた宇賀神選手は「自分の所にボールが来る前に、反対側で オフサイドっぽいなというシーンがあったので オフサイドディレーでオフサイドが取られるかなという気持ちがあったので 正直に言うとオフサイドなのかなという気持ちで、リラックスして撃てました。打った瞬間、足にボール当たった瞬間に入った軌道が見えていました」とゴールシーンを振り返った。

この試合も完封勝利で今大会5失点無失点の立役者であり、今日の試合も相手のビックチャンスをセーブで防いだ西川周作は「ここまで来たら最後もゼロで終わりたいという思いがあった。今日もしっかりと0に抑えてホームで勝てたことは、非常に良かったです。しかも得点したのが宇賀神選手で、1点目の素晴らしいゴールは本当に泣きそうになるぐらい嬉しかったですし、彼のゴールは、みんなに勇気を与えてくれたと思います」と喜んだ。

後半は一進一退の中で互いにチャンスを作るもゴールに結びつけることが出来ず。試合終了間際の後半43分に、スルスルと裏に抜けた小泉佳穂がそのまま、ディフェンスをかわして右足を振り抜いて追加点を決めて2-0とした。これで勝負あり。浦和レッズが3年ぶりの決勝進出を決めた。

浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「今日の試合は簡単な試合にはならなかったです。攻撃でも守備でも自分たちがしっかりと出来ましたが、それが両方出来ていてもこれだけの展開でしたので、難しい試合になったかと思います。全体的にみると、すごく良かった試合ではありませんでしたが、我々がやるべきことはできた試合だったかと思います」と試合を振り返った。

浦和レッズは12月19日に新国立競技場で行われる天皇杯決勝戦を、川崎フロンターレを破って決勝に勝ち上がってきた大分トリニータと争うこととなった。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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