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モーベルグ2試合連発ゴールもアウェイで札幌と痛み分けの結果に

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第6節。浦和レッズはアウェイ札幌に乗り込んで、北海道コンサドーレ札幌との一戦に挑んだ。前節、ジュビロ磐田に4-1の快勝した浦和レッズは、磐田戦でデビューゴールを決めた、MFダヴィド・モーベルグを先発起用した。

試合は、ミシャ監督率いる札幌のサッカーがはまり、主導権を握るがチャンスを決めきれず。すると30分、浦和がカウンター攻撃からサイドを攻略すると、札幌のDF福森がVAR判定によりペナルティエリアでハンドとされて、浦和にPKが与えられる。このPKをダヴィド・モーベルグが落ち着いて決めて、浦和が先制した。前半は1-0で浦和のリードで折り返した。

モーベルグ選手は「攻撃の人間としてゴールは気分の良いものですので、続けていきたい。周りの連携も徐々に良くなっている。ただまだ2試合目なので、これからどんどんコミュニケーションを取って向上していきたい」と意気込んだ。

後半は一進一退の展開。試合が動いたのは72分。札幌が左サイドからクロスを入れるとMF金子拓郎がそのクロスを中央で受けて、そのまま左足を振り抜いて同点ゴールを決めて、1-1とした。しかし、札幌は76分、MF荒野拓馬がVAR判定により、ラフプレーでレッドカードとなり退場、10人となる。数的有利を生かしたい浦和だったが、お互いカウンターを撃ち合う展開となるもゴールを決めきることは出来ず、1-1の引き分けで試合は終了した。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「今日はタフなゲームになったと思います。札幌は特有なサッカーをしてくるチームでしたが、我々は前半非常に良いプレーが出来たと思います。1点取った後にもいくつかチャンスがあって、惜しいものがありました。そういった場面で追加点が獲れなかったことが前半の悔やまれる部分です。今日は勝ち点3を逃したという印象です」と、肩を落とした。

4月は、中旬からタイに渡って、アジアチャンピオンズリーグのグループステージの試合が入り、今日の試合を入れて9試合という超過密日程が待っている。この4月をいかに乗り切れるか、今季を占う時期となりそうだ。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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