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浦和レッズは新加入シャルクが初登場も、アウェイでF東京にスコアレスドローに終わる

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第8節。浦和レッズは敵地、味の素スタジアムに乗り込んでのFC東京戦を迎えた。札幌、清水に引き分けが続き、この後タイに乗り込んでのアジアチャンピオンズリーグを戦う浦和レッズとしても今月最後のリーグ戦であるFC東京戦は勝利したい一戦だった。

試合は、前半は互いに相手の隙を窺う展開が続くも決定機は作れず、スコアレスで折り返した。後半も拮抗した展開が続く。終盤戦、1点を争う展開で、浦和レッズは新戦力のFWアレックス・シャルクが交替で投入されて初出場。シャルクを中心に浦和がゴールに迫るも東京の固いディフェンスを崩すことができず、0-0のスコアレスドローで試合は終了した。

Jリーグ初出場となったシャルク選手は「結果を残すために自分は入った状況でしたが、それがかなわなかったのは残念ですが、良いゲームだったと思います」と試合を振り返った。

小泉佳穂選手は「結果的に0点でしたが、自分も少なからずボールに絡めた中で、チャンスをいくつか作れた。決めきる所を決めるって言うのは簡単ですけど、チームとしてはあのようなチャンスをたくさん増やすのが大事だと思う」と、結果がなかなか出ない現状も今の方向性を続けていくことの重要性を語った。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「全体的には非常にいい試合ができていると思います。相手よりも多くチャンスを作れていたので、そのどれかをしっかり決めていればという展開でした。全体としては大きなピンチを迎えることなく試合をすることができたのかなと思います。だからこそ勝ち点3を取れなかったという所に非常に残念に思いますが、やるべきことの基準をしっかりと保ちながら改善をしていければと思います」と、一定の手応えも感じながらも引き分けの結果には悔しさをみせた。

4月のJリーグは3引き分けに終わった浦和レッズだが、15日からはタイに乗り込んで、アジアチャンピオンズリーグのグループステージを中2日の日程で6試合をこなさなければいけないハードな日程が待ち受けている。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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