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昌平が選手権初戦を3得点で勝利 次戦はインハイ王者前橋育英と対戦

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

第101回全国高校サッカー選手権大会が29日に開幕。埼玉県代表の昌平高校は2回戦からの登場で、NACK5スタジアム大宮で、滋賀県代表の近江高校との対戦となった。

試合は5バック気味でブロックを敷く近江のディフェンスに昌平も手を焼く。19分、MF篠田翼が低い位置からドリブル突破を図り、MF荒井悠汰にボールが渡ると、荒井が左足を振り抜きシュート。このボールはわずかに枠を外れた。近江も個の強さを生かしてシュートまで持ち込むシーンを作るも主将のDF津久井圭祐を中心とした昌平ディフェンスがシュートブロックで事なきを得た。前半はスコアレスで折り返した。

後半に入ってすぐの2分、FW小田晄平が中央をドリブル突破でゴール前に侵入すると、MF大谷にボールが渡り、放ったシュートはバーに当たりゴールならず。これでリズムに乗ると54分にもMF篠田がカウンターで突破すると、左足を振り抜くもシュートはわずかに枠外へと外れた。

試合が動いたのは55分。昌平のパスワークからCKを奪うと、そのこぼれ球をMF篠田が左足を振り抜いたミドルシュートがゴールに突き刺さり、待望の先制点を奪った。しかし近江もギアをあげて反撃に出ると61分にMF鵜戸瑛士がGK上林真斗が弾いたボールを押し込んで1-1の同点とした。勢いに乗る近江がここから攻勢に出るも昌平がなんとか耐えしのぐ時間が続いた。

その中で決勝点が決まったのは74分。近江のMF川島優人が痛めてピッチ外に出て10人になった隙をつくと、MF篠田が中央突破でチャンスメイク。途中投入のFW伊藤風河にボールが渡ると、右足を振り抜いて勝ち越しゴールが決まった。アディショナルタイムの84分にもFW伊藤がボールを収めて左サイドの篠田に展開。篠田がそのままゴール前に侵入すると、左足を振り抜いて、今日2点目のゴール。試合はこのまま終了して3-1で昌平が勝利をして、3回戦に駒を進めた。3回戦の相手は今年のインターハイ王者の前橋育英との対戦が決まった。3回戦は2日12時5分に浦和駒場スタジアムにてキックオフされる。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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