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埼スタリニューアル初戦に浦和レッズが4発大勝

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第8節。浦和レッズは、北海道コンサドーレ札幌を埼玉スタジアムに迎えての一戦となった。ピッチの改修が終わり、リニューアルオープンした埼玉スタジアムで今季初の試合となった。

試合は前半からお互いにチャンスを作り出すもゴールを決めることがなかなか出来ない展開に。しかし34分にはFW興梠慎三が裏に抜け出たプレーを、札幌DF中村桐耶が後ろから倒して一発レッドで退場になり、札幌は10人での試合を強いられる。これで試合はレッズペースに。41分にはロングボールを受けた大久保智明がシュートを放つもGKがセーブ。そのこぼれ球を伊藤敦樹がシュートを放つもこれはゴールを大きく外れた。前半はスコアレスで折り返した。

後半、10人の札幌が耐える展開が続くが、後半23分に試合が動く。DFアレクサンダー・ショルツがボールを奪ってそのままオーバーラップで前線に上がると、右サイドからのクロスにあわせて浦和レッズが先制した。

さらに25分、ロングボールで興梠慎三が潰れたこぼれ球を関根貴大が受けると、GKをかわしてゴールに流し込み立て続けの追加点かと思われたが、VARでオフサイド判定となり、ノーゴールとなった。ここからVARが度々入る荒れた展開に。

後半28分に、途中出場のFWホセ・カンテのGKへのチャージに対してVAR判定が入り、悪質なプレーでホセ・カンテがレッドカードで退場となって、10人対10人になった。

さらに36分も興梠慎三のシュートに対して、札幌の青木がVAR判定でハンドとなり、浦和レッズがPK獲得。このPKを興梠慎三が決めて2-0とした。42分には札幌も反撃。DF菅大輝がカットインからゴールを決めて2-1とした。

しかし50分にはダヴィド・モーベルグの突破からのクロスに対して、札幌DF田中がクリアしきれずにオウンゴール。これで浦和レッズが3-1とした。さらに53分には馬渡和彰のFKをマリウス・ホイブラーテンがヘッドで決めて来日初ゴール。これで浦和レッズが4-1とした。このまま試合終了。4-1で浦和レッズが埼スタリニューアルの試合を勝利した。

試合後、浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は「我々にとって非常に良い結果になった。このスタジアムでサポーターに4つのゴールを届けられたのはうれしい。そうしたいと願っていた。他の試合と比べて今日は決定力が高かった。フィニッシュが上手くいき、セットプレーから取れたのも大きかった。選手たちは非常にいい仕事をしてくれた。メンタルの部分でもトップレベルだった」と、埼スタでの初指揮の勝利を喜んだ。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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