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浦和レッズが下位相手に痛いドローゲームに終わる

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第29節。浦和レッズはホーム埼玉スタジアムに、17位の横浜FCを迎えての一戦となった。前節、G大阪に退場者を出しながらも3-1と競り勝って首位・神戸との勝ち点差は6。神戸と2位の横浜FMの直接対決が裏で行われており、この試合に勝利して首位追走の流れを作りたい一戦となった。

試合は、前半の立ち上がりから、残留争いで勝ち点が欲しい横浜FCが積極的に仕掛けてくる。その流れの中で15分に試合が動く。横浜FCのFWマルセロ・ヒアンが中央でボールを受けると、トラップでレッズディフェンスをかわして、そのまま左足を振り抜いて、横浜FCが先制点を挙げる。さらに好調だったFWブライアン・リンセンが左もも裏を抑えて交代を志願。FW興梠慎三との交代となってしまうアクシデント。重苦しい展開で、前半は0-1で横浜FCがリードして折り返すこととなった。

後半からマチェイ監督は、FW髙橋利樹、MF関根貴大、DF大畑歩夢の3人を投入。流れを変えに行く。しかし5バックで退いて守る横浜FCをなかなか攻略することができない。しかし71分、興梠慎三がペナルティーエリアで倒されて、PKを獲得。これをPK職人のDFアレクサンダー・ショルツがきっちりを決めて1-1の同点とする。

お互いが勝ち越しを狙う一進一退の展開となり、ラストプレーでレッズに決定機が訪れ、MF安居海渡が前線の混戦からシュートを放つも惜しくもシュートは枠外に。試合は1-1の引き分けで終わった。首位神戸が横浜FCに勝利して、神戸との勝ち点差は8に広がり、優勝争いに黄色信号が灯る厳しい試合となった。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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